『変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べ』 髙山正之
まったく、またやってしまいました。
なんというのか。子供の頃に、あんまり落ち着きが無いので、学校の先生から「医者に見てもらった方がいい」って言われちゃったんです。もちろん、母がですよ。母は、またなにを言われるかわからないから、祖父母には内緒で、こっそり私を医者に連れていきました。
症状としては、《人の話をまったく聞かない》、《指示に従わない》、《忘れ物の王様》ってところなんですが、何か一つのことに心が囚われると、他のことがまったくお留守になっちゃうんです。
今ならアスペルガーなんでしょうが、当時、もし病名をつけられるようなことがあったら精神薄弱か、知恵遅れですかね。でも、「そのうち落ち着きますよ。高学年になっても変わらなかったら、また来てください。あんまり思いつめないように」って医者は言ったみたい。
“そんな子を生んだ”とか、“親の躾がなってない”なんてことになったら、母は大変です。母からよく、言い諭されて、父や兄たちにも協力してもらったみたいで、一生懸命いい子にするように努力して、ずいぶん良くなったんです。でも、なにかに夢中になっちゃうと、それを中断するのは、なかなか難しかったですね。
この間、本屋さんに行って、この本を見つけました。「あっ、髙山さんの本だ」。その題名から、「まだ読んでない」って思ったら、そのまま買っちゃいました。ちょっと、ペラペラしてみれば、すぐ分かったはずなのに。
この本は、二〇一四年に出された『プーチンよ、悪は米国に学べ』を改題しただけのものでした。それも、加筆修正とかのない、純粋な改題みたいです。私って、・・・
二〇一四年、この本を読んで、どんなブログを書いていたのかというと、・・・。
ということで、使いまわしです。・・・あっ、本そのものは今のものにしておきました。文庫になって、五〇〇円ちょっとで、お安いですからね。


題名にもなっている『プーチンよ、悪は米国に学べ』は第五章に含まれてます。ウクライナがEUにすり寄るなかで、黒海の要衝クリミアが住民投票でウクライナからの分離独立を求め、希望するロシアに併合されちゃいました。
スターリン時代にいじめ抜かれたウクライナへの、クリミアはフルシチョフからのプレゼントであったという。ウクライナがEUにくっつきたいなら、クリミアは置いて行けと、その程度の話。アメリカが、メキシコからテキサスをかすめ取ったやり方に比べれば、プーチンが聖人にさえ思えるくらいですね。
この後、米国はハワイを盗みとっていくわけです。んで、《リメンバー・アラモ》は、《リメンバー・メイン》になって、メキシコからキューバやフィリピンをもぎ取っていくわけです。そんでもって《リメンバー・パールハーバー》っとね。・・・んんん、やっぱりプーチンは聖人かもしれませんね。・・・もちろん、アメリカに比べればね。そう思えるくらいに、アメリカは汚いことをやってきたってことです。
支那人を犠牲にアヘンで稼いだデラノ家の血を引くF・D・ルーズベルトがいい人ぶって蒋介石に香港を返還させようと英植民地相のオリバー・スタンレーに掛け合ったという話が本書のなかに出てきます。
「香港は中国から対価を払ってお買いになったわけではないですね」と返還をほのめかしたルーズベルトに、スタンレーはこう答えたという話。「はい、米国がメキシコの領土半分を奪った頃でしたか」・・・、ちょうど上記の話ですね。
そうそう、たまげたよ~❢❢ こんなにたまげることもめったにないくらいにね。それは、以下の記事。
チェイニーはモノ知らずらしから教えてやりましょう。日本軍はそういう真似はいたしません。そうに違いないと思うのは、米軍にこそそういう体質があるから。バターン死の行軍? 女の子のハイキングでもこのくらいは歩きます。ちょっと長い目の遠足程度。“死の行軍”?ちょっとみんなで行ってみましょうか。多分恥ずかしくなるはずです。これで、“死の行軍”とはね。あっ、私はダメだけどね。足がいかれているから、十分歩くと壊れちゃう。
そうか、二〇一四年の私は、まだ手術前で、股関節の痛みを抱えていたでした。今の私なら、“バターン死の行軍”なんて朝飯前ですね。
それから、チェイニー米前副大統領のほら話の新聞記事は、もう消えちゃいました。
一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
なんというのか。子供の頃に、あんまり落ち着きが無いので、学校の先生から「医者に見てもらった方がいい」って言われちゃったんです。もちろん、母がですよ。母は、またなにを言われるかわからないから、祖父母には内緒で、こっそり私を医者に連れていきました。
症状としては、《人の話をまったく聞かない》、《指示に従わない》、《忘れ物の王様》ってところなんですが、何か一つのことに心が囚われると、他のことがまったくお留守になっちゃうんです。
今ならアスペルガーなんでしょうが、当時、もし病名をつけられるようなことがあったら精神薄弱か、知恵遅れですかね。でも、「そのうち落ち着きますよ。高学年になっても変わらなかったら、また来てください。あんまり思いつめないように」って医者は言ったみたい。
“そんな子を生んだ”とか、“親の躾がなってない”なんてことになったら、母は大変です。母からよく、言い諭されて、父や兄たちにも協力してもらったみたいで、一生懸命いい子にするように努力して、ずいぶん良くなったんです。でも、なにかに夢中になっちゃうと、それを中断するのは、なかなか難しかったですね。
この間、本屋さんに行って、この本を見つけました。「あっ、髙山さんの本だ」。その題名から、「まだ読んでない」って思ったら、そのまま買っちゃいました。ちょっと、ペラペラしてみれば、すぐ分かったはずなのに。
この本は、二〇一四年に出された『プーチンよ、悪は米国に学べ』を改題しただけのものでした。それも、加筆修正とかのない、純粋な改題みたいです。私って、・・・
二〇一四年、この本を読んで、どんなブログを書いていたのかというと、・・・。
ということで、使いまわしです。・・・あっ、本そのものは今のものにしておきました。文庫になって、五〇〇円ちょっとで、お安いですからね。
『ロシアとアメリカどちらが本当の悪か』 髙山正之 新潮文庫 ¥ 529 ウソが蔓延る世の真実を明かす人気コラム。『プーチンよ、悪は米国に学べ』改題 |
はじめに 平気でウソを書く新聞に騙されるな 第一章 世間は今日もウソばかり 第二章 米国人はどこまで下劣か 第三章 新聞では正しいことは学べない 第四章 米中が接近するのも頷ける 第五章 日本人は世界一 |
題名にもなっている『プーチンよ、悪は米国に学べ』は第五章に含まれてます。ウクライナがEUにすり寄るなかで、黒海の要衝クリミアが住民投票でウクライナからの分離独立を求め、希望するロシアに併合されちゃいました。
スターリン時代にいじめ抜かれたウクライナへの、クリミアはフルシチョフからのプレゼントであったという。ウクライナがEUにくっつきたいなら、クリミアは置いて行けと、その程度の話。アメリカが、メキシコからテキサスをかすめ取ったやり方に比べれば、プーチンが聖人にさえ思えるくらいですね。
一八二〇年代、メキシコ領テキサスははコマンチやアパッチの土地で、緑豊かでバイソンが群れていた。 メキシコ系住民は一万にもみたず、メキシコは米人の移民受け入れに積極的だった。条件は順法と反奴隷制。十年後、米系入植者は三万を越え、おまけに五千の奴隷を持ち込み、税も払おうとしない。 サンタアナ将軍は約束を守るよう軍を送ったが、待ち伏せされ兵士を殺された。 米系入植者は住民投票を行って独立を宣言した。サンタアナ将軍は自ら兵を率いて最前線のアラモ砦を攻めた。二週間の包囲戦で立てこもる三百人の米人を殺害した。アラモ全滅を待って、米国は正規軍からなる義勇軍を派遣した。めでたくテキサスはメキシコから分離独立して、すぐに米国に併合された。 |
この後、米国はハワイを盗みとっていくわけです。んで、《リメンバー・アラモ》は、《リメンバー・メイン》になって、メキシコからキューバやフィリピンをもぎ取っていくわけです。そんでもって《リメンバー・パールハーバー》っとね。・・・んんん、やっぱりプーチンは聖人かもしれませんね。・・・もちろん、アメリカに比べればね。そう思えるくらいに、アメリカは汚いことをやってきたってことです。
支那人を犠牲にアヘンで稼いだデラノ家の血を引くF・D・ルーズベルトがいい人ぶって蒋介石に香港を返還させようと英植民地相のオリバー・スタンレーに掛け合ったという話が本書のなかに出てきます。
「香港は中国から対価を払ってお買いになったわけではないですね」と返還をほのめかしたルーズベルトに、スタンレーはこう答えたという話。「はい、米国がメキシコの領土半分を奪った頃でしたか」・・・、ちょうど上記の話ですね。
そうそう、たまげたよ~❢❢ こんなにたまげることもめったにないくらいにね。それは、以下の記事。
時事通信 2014/12/15 過酷な尋問「ちゅうちょせず」=日本の戦犯と比較は侮辱―米前副大統領 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014121500457 (抜粋) 司会者はこの中で、米国はかつて第2次大戦中に水責めを用いた旧日本軍の将兵を戦犯として裁いたと指摘。チェイニー氏は「彼ら(旧日本軍)は水責めだけでなく多くのことに手を染めた。司法省が拷問には当たらないと判断した(CIAの)水責めと、(米兵多数が死亡した)『バターン死の行進』や南京略奪(南京事件)などを道徳的に同じ地平で論じるのは侮辱だ」と反発した。 |
チェイニーはモノ知らずらしから教えてやりましょう。日本軍はそういう真似はいたしません。そうに違いないと思うのは、米軍にこそそういう体質があるから。バターン死の行軍? 女の子のハイキングでもこのくらいは歩きます。ちょっと長い目の遠足程度。“死の行軍”?ちょっとみんなで行ってみましょうか。多分恥ずかしくなるはずです。これで、“死の行軍”とはね。あっ、私はダメだけどね。足がいかれているから、十分歩くと壊れちゃう。
そうか、二〇一四年の私は、まだ手術前で、股関節の痛みを抱えていたでした。今の私なら、“バターン死の行軍”なんて朝飯前ですね。
それから、チェイニー米前副大統領のほら話の新聞記事は、もう消えちゃいました。

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