めんどくせぇことばかり 『わが天幕焚き火人生』 椎名誠
FC2ブログ

『わが天幕焚き火人生』 椎名誠

なんだか、これまでの椎名誠さんの本と、装丁の感じが違うような気がします。

そんなことで、椎名誠さんの本であるということに加え、「いったい何だ、この本は」という思いにかられて買いました。発行は“株式会社産業編集センター”とあります。初耳です。

ちょっと調べてみました。はあ、主に企業の社内報を手がけてきた会社のようです。その会社が出版社として、もうすでに一九九八年から一般書籍の刊行もしているんですね。いい本も作っているらしいですよ。

その産業編集センターが、二〇一八年の春から手がけるようになったシリーズが、この椎名誠さんの『わが天幕焚き火人生』を八冊目とする“わたしの旅ブックス”ということにんるようです。

この“わたしの旅ブックス”というシリーズは、各分野で活躍する人たちに依頼してまとめた、旅をテーマに綴る読み物シリーズなんだそうです。人生を豊かに彩る旅の魅力と醍醐味を一人でも多くの方に伝えることを目的としたもので、ジャンルは紀行、エッセイ、ノンフィクションなどいろいろみたいです。

これまでに、このシリーズに書いてきた人は、椎名誠さんを除けば、旅行作家の蔵前 仁一さん、同じく下川 裕治さん、作家の林 望さん、エッセイストの国井 律子さん、ファッションモデルでエッセイストの木村 東吉さん、エッセイストで市民運動家の森 まゆみさん、旅する歴史家の河合敦さん、造形家で雑貨コレクターの森井 ユカさん、ルポライターの常見藤代さん、ノンフィクション作家の山口由美さん、雑貨店経営の久保 よしみさんといった方々。

残念、椎名誠さんを除けば、林望さんと河合敦さんのお二人しか知らないや。

まあ、旅の魅力を届ける本ということで、縁があれば、上記、二人の本あたりから手を付けてみることにしましょうか。



産業編集センター  ¥ 1,188

お正月、中国、人類、テレビ、ルンバ、映画、焚き火…なんでもありのハイブリッドエッセイ集
1 マゼラン海峡航海記
2 わが天幕焚き火人生
3 「なめんなよ!」とカニさんが言っている
4 さしたることもない日々に
巻末付録 交通事故顛末記


さて、“わたしの旅ブックス”はそういうことなんですが、この本、『わが天幕焚き火人生』ですよね。

この本の題名ともなっている、そして椎名誠さんの“テント人生”をふりかえった《わが天幕焚き火人生》の他に、一九八三年のパタゴニアへの旅のマゼラン海峡航行の様子を描いた紀行文《マゼラン海峡航海記》、さらには《「なめんなよ!」とカニさんが言っている》、《さしたることもない日々に》など、単行本未収録のエッセイを多数収載。・・・これは産業編集センター側の“売らんかな”のまんまですね。

やっぱり一番面白く読めたのは、その題名にもなっている《わが天幕焚き火人生》ですね。やっぱりね。放浪したい。テントで気ままに眠りたい。火つけたいです。

火をつけたいっていうのは、たしかに穏やかではありません。だけど、火をコントロールするすべは、やはりたくさん火をつけてみないと、身にはつきませんよね。家庭のゴミは、すべて週末に渡しが燃やしました。あれは、燃やせば燃やすほどうまくなります。

私の世代、しかも故郷の秩父の学校では、東京に比べるとだいぶ遅くまで石炭のだるまストーブを使っていました。小学生の頃からストーブ当番は人より早く登校し、ストーブを付けておきました。石炭に火をつけるのは、そう簡単ではありません。中学生になった頃には、ストーブの火を扱うのもお手の物で、嫌な授業の前には不完全燃焼を起こしておくこともありました。

大きな失敗は、冬枯れした河原の下草に火をつけたら燃え広がってしまったことです。消防車がやってきて、これは大変なことになりました。

私の天幕人生は、三〇年台で中断している状態なのですが、いよいよ再開することになります。冬場、河原の下草に火をつけるような真似は、絶対にしません。ごめんなさい。本当に申し訳ありませんでした。




一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。
誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事