めんどくせぇことばかり 五常の滝『逆説の日本史24 明治躍進編』 井沢元彦
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五常の滝『逆説の日本史24 明治躍進編』 井沢元彦

仕事を辞めるって、とってもいいですね。

出かけるなら平日に限ります。それに公務員でしたので、しかも“先生”などの呼ばれる立場でしたので、なにはなくても人の目は気にしておりました。晴れて民間人になることができました。

自分に厳しいことを課すのは、バッサバッサとめった切り。最低限のものを残してやめてしまいましょう。最低限のことは残しておかないと、・・・実は私、際限のない方なもんですから。

本を読んで、その内容から思いついたことをブログに書いたり、本の内容を紹介したり、時には《覚書》として内容をばらしてしまったりしてきました。できる限り、毎日更新できるよう努力してきました。足の手術を受けて、山歩きができるようになってからは、その様子を書かせてもらったりもしてます。

読んでる本の内容も、かつては政治色の強いものが多かったんですが、だいぶ様変わりしてきましたね。政治ブログってのも変えなきゃいけませんね。・・・変えました。《日々の出来事》にしました。どうでしょう。

ブログを見てくれる人を増やそうと、こちらからもいろいろな方のブログを訪問しました。本当に色々なブログがあるんですね。ビックリしました。

それも、今は、時間のあるときに、以前から見せていただいていたブログを、じっくり楽しませてもらうようにしています。訪問履歴を残さないようにしていますので、見てくれる人は減りました。でも、私のブログは日記みたいなもんで、自分の考えを、あるいは思いを確認したり、まとめたりする場であるんですね。

書いた段階で十分、目的は達しています。訪問していただければ、坊主丸儲けみたいなもんで、嬉しいばかりの話です。



小学館  ¥ 1,674

日本はなぜ“眠れる獅子”に勝てたのか?
第一章 大日本帝国の構築Ⅲ 
帝国憲法と教育勅語ー知られざる「陰のプランナー」
第二章 大日本帝国の試練Ⅰ
条約改正と日清戦争への道ー「文明と野蛮の対決」のリアル
第三章 大日本帝国の試練Ⅱ
台湾および朝鮮統治ー「同化政策」の成功と誤算


この本、途中まで読んで、しばらくしまい込んでしまってました。

三月、四月と、奥武蔵の五常の滝というのがありまして、そこに行ってきました。西武線の武蔵横手の駅から歩いて三〇分位だったでしょうか。昔はどうだったのか知りませんが、今は、《一般財団法人 五常の滝》というところが管理をしています。

この五常の滝のあるところは“日高”というところで、今は市になって日高市と呼ばれます。その日高の中でも“楠”という場所にあることから、もとは《楠の滝》と呼ばれていたようです。

南北朝の頃、楠の滝に来訪した雲水が“五常”と名乗っていたんだそうです。そこから五常の滝と呼ばれるようになったと言うんですが、どうもあと付け臭いです。

ホームページがあって、「南北朝時代の武士たちが戦勝を祈願して、この滝で身を清めたという言い伝えが残っており、地域に根付いた必勝祈願の滝として知られます。滝の麓には石造りの不動明王が鎮座し、滝の守り神として地域の人々から親しまれています」ということなんですが、どうやらこちらが本当のところではないでしょうか。

そしてこれを朱子学の五常、仁、義、礼、智、信と結びつけたのは、・・・どうなんでしょうねえ。朱子学が官学となって幅をきかせた江戸時代あたりなんじゃないでしょうか。

「朱子学は、亡国の哲学」 井沢元彦さんが主張するところです。

明治以来の歴史教育では、《神功皇后の三韓征伐》を歴史上の事実と教え、一方で《白村江の戦い》で日本が唐・新羅連合軍に大敗したことは教えなかったそうです。さらに、元寇大勝利が強調されて、「金甌無欠の大日本帝国」不敗神話が形成されていきます。突っ走っていきますね、・・・亡国に。清王朝、朝鮮王朝がそうであったように、大日本帝国も。

それでも、帝国憲法、教育勅語、軍人勅諭によって、日本はかなりの度合いで朱子学の旧弊を破壊したんだそうです。それでも大日本帝国は滅びましたからね。恐ろしいまでの破壊力です。

朱子学は遊牧民族に圧迫された南宋で生まれた哲学です。しかも中華思想を背景に持ちますから、井澤さんの言う通り、「野蛮な外国に屈してなるものか」という熱狂的な愛国心を生むというのは、たしかにそのとおりですね。西洋列強の跋扈する時代に、独立を守り抜いた日本の力の背景には、朱子学の影響もあったわけです。だけど朱子学の持つ排他的独善性は、日本を極度に過信させ、合理的判断を麻痺させてしまうことになったんですね。

五常の滝は、通常では滝に近づくことはできません。仕切りが作らていて、許可を得て入場するようになっています。事前に許可を取ればいいようですが、毎月、第一火曜日は無料で(一部に有料化の話を聞いたけど)で滝の下まで行くことができます。その途中に、二宮金次郎、中江藤樹、熊沢蕃山、鄭夢周、李退渓、顔回、孟子、董仲舒、朱熹、王陽明、李斉賢、孔子の聖廟が並びます。・・・記念品をもらっておいてなんですが、ちょっとゾクッとします。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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