めんどくせぇことばかり 『14歳から知る 影響と連鎖の全世界史』 大角修
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『14歳から知る 影響と連鎖の全世界史』 大角修

歴史好きの子であっても、まとまりのある《世界史》ならば、それに触れるのは高校に入ってからだから、一五歳以降。なぜ、一四歳なんだ?

一四歳。かつてと違って、今では年端もいかない年少者って印象の歳だけど、そんな年端もいかない年少者でも分かるくらい優しく書かれているから、「私でも分かるかなあ」って私の連れ合いが言ったように、そういう効果を狙ったもんだろうか。

ペラペラめくっていたら、カバーの折返しのところに、太田出版の他の本が紹介されている。それらを見ると、・・・『14歳からのお金の説明書』『14歳から知っておきたいAI』『14歳からの天皇と皇室』『14歳から知っておきたい中国』『14歳から知る日本戦後政治史』。何だ?何だ?一四歳っていうのは、いったい何だ?

どこにも書いてないや。

それをパソコンで調べていて気がついたんだけど、この本の著者は、《インフォビジュアル研究所/大角修・著》ってなってる。どうやら、“インフォビジュアル研究所”っていうのが肝のようだ。
インフォビジュアル研究所
2007年より代表の大嶋賢洋を中心に、編集、デザイン、CGスタッフにより活動を開始。これまで多数のビジュアル・コンテンツを編集・制作・出版。
と、著者紹介欄にある。

“インフォビジュアル”という言葉自体、私にとっては新しいものなので、分かってて言うわけではないんだけど、「情報や知識を目で見て分かるようにしてしまった」ということのよう。・・・多分ね。



太田出版  ¥ 1,296

「西洋/東洋」の枠を越えて体感する、「世界史」のダイナミズムをこの1冊で!
はじめに ユーラシア大陸で展開する民族と文明の興亡
第1部  世界史の見取り図
第2部  もっと知る世界史
おわりに 地球の限界は超えられるのか


私はこれでも、ついこの間まで、高校の社会の教員。しかも世界史が専門。そうなると、こういう本を見ると、そのまま素通りする訳にはいかない。さて、見ただけで、“影響と連鎖”の世界史が理解できるんでしょうか。それも、一四歳。年端もいかない中学真っ只中の年少者に・・・。

結果から言うと、そううまい具合には行かないということですね。いくらなんでも、所見でビジュアルだけ見て世界史が分かったら、そりゃ苦労はいらないということだ。

でも、この本。見開き一テーマになってるけど、どの見開きでも、ビジュアルは非常に上手にまとめられてる。ビジュアルに割いているのが三分の二、文章が三分の一。二分の一、二分の一という場合もあるけど、多くは三分の二をビジュアルに割いている。

ビジュアル重視とはいえ、やはり文章で補っている。そりゃそうだ、いくらなんだって、説明なしに分かるはずがない。それをあざ笑うわけではなくて、基本的に三分の一の説明で、しっかりビジュアルと相対させていけば、だいたいわかったような気に慣れるように作られてるのがすごい。

そこまででも、上場ということ。だから、私の連れ合いが、「私でも分かるかなあ」って思ったところで、太田出版としては、まずまず成功というところですね。

ただ、歴史の解釈からいうと、新しいものは特にない。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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