めんどくせぇことばかり 『山なんて嫌いだった』 市毛良枝
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『山なんて嫌いだった』 市毛良枝

この、ヤマケイ文庫の本だって二〇一二年に出されたもの。元の本が出たのは、・・・なんと一九九九年。今から二〇年も前だ。
私が読んだのは、後者。一九九九年に出された二〇年前の本。先日、古本屋で見つけた。ほら、この素朴な装丁がいいよね。

「何をいまさら」と思われるだろうけど、私にとっては、決して、“いまさら”じゃないんだな、これが。なにしろ私は、三年前までの二〇数年間、山に関しては、ほぼ冬眠状態にあったんだから。


三年前に目が覚めたから冬眠なんて言えるけど、手術したってまた山に登れるなんて思ってなかったからな。いや、そういう期待は、どっかでしていた。「そうなればいいなぁ」くらいなもんだけどね。だけど、痛かったからね。「痛みだけでもなんとかなれば」っていうのが本当のところかな。

山に登れなくなった時、山の本も捨てたし、道具もけっこう捨てたし、山に関するものをみんな周りから遠ざけた。だから、二〇年前にこの本が出たことも、二〇一二年にその文庫版が出たことも知らなかった。

市毛良枝さんは知ってたし、きれいで、落ち着いた雰囲気で、好きな女優さんだった。その市毛良枝さんが山登りが好きで、ずいぶん登ってらっしゃることは、最近の、山関連のTV番組で知った。

だから、この本は、私にすると、決して“いまさら”じゃないんだ。



山と渓谷社  ¥ 950

大の運動嫌いだった彼女が、山に登ることによって大きく変わってゆく
1 初めての山(運動嫌いの私が;エベレスト・ママさん ほか)
2 山に夢中(日本の山も甘くない;ある冒険家との出会い ほか)
3 遊びの名人(アウトドア留学;遊びの舞台は南の島 ほか)
4 自分探しの山旅(舜ちゃんデビュー;八ヶ岳で叱られて ほか)
5 女優と「私」(母も山登り;地味な女優 ほか)


二十年前に出された本のあとがきの冒頭に、市毛良枝さんは、「一〇年前に山に登っていなかったら・・・」と書いている。ということは、市毛さんが山を始めたのは、三〇年前。

その登山は、この本の第一章《初めての山》に書かれている。それは正確には、今らか二九年前の九月。燕岳から常念岳への縦走。今から二九年前って言うと、私は三〇歳。股関節が痛いのをごまかしながら、まだ山に登ってる。北アルプスは、毎年どこかしら登ってたけど、わりと近い時期に、同じような場所を歩いていたかもしれない。

女性の年齢を話題にするのは悪いけど、市毛さんは私より一〇歳年上。登山歴三〇年というと、途中に冬眠期間の長かった私を遥かに凌ぐ。もっと早く山を始めていたら、それこそ本当に、第二の田部井淳子になってたかもしれない。

・・・とは思うものの、それがめぐり合わせなんだよね。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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