めんどくせぇことばかり 私の場合『天才と発達障害』 岩波明
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私の場合『天才と発達障害』 岩波明

私の場合、天才ではないが、発達障害であったことは、どうやら間違いないようです。

三月二九日のブログに、以下のようなことを書いていました。
子供の頃に、あんまり落ち着きが無いので、学校の先生から「医者に見てもらった方がいい」って言われちゃったんです。もちろん、母がですよ。母は、またなにを言われるかわからないから、祖父母には内緒で、こっそり私を医者に連れていきました。

症状としては、《人の話をまったく聞かない》、《指示に従わない》、《忘れ物の王様》ってところなんですが、何か一つのことに心が囚われると、他のことがまったくお留守になっちゃうんです。

今ならADHDなんでしょうが、当時、もし病名をつけられるようなことがあったら精神薄弱か、知恵遅れですかね。でも、「そのうち落ち着きますよ。高学年になっても変わらなかったら、また来てください。あんまり思いつめないように」って医者は言ったみたい。

“そんな子を生んだ”とか、“親の躾がなってない”なんてことになったら、母は大変です。母からよく、言い諭されて、父や兄たちにも協力してもらったみたいで、一生懸命いい子にするように努力して、ずいぶん良くなったんです。でも、なにかに夢中になっちゃうと、それを中断するのは、なかなか難しかったですね。

天才と呼ばれるような偉業を達成した人たちは、落ち着きがなくて、言うことを聞いてなくて、他の人と同じ行動を取ることができないことに加えて、《過剰集中》と著者が言うような、異常な集中力を持っていることが多いんです。それが、天才的な偉業をなさしめるんでしょうね。

そういった特性は、マインド・ワンダリングという現象と、関連が大きいそうです。



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超天才たちの精神病理を解析すると、発達障害の存在が独創のファクターだったことが見えてくる
はじめに 天才と狂気
第1章 独創と多動のADHD
第2章 「空気が読めない」ASDの天才たち
第3章 創造の謎と「トリックスター」
第4章 うつに愛された才能
第5章 統合失調症の創造と破壊
第6章 誰が才能を殺すのか?


私の場合は、家族のおかげで、だいぶ矯正されました。矯正によってなんとかなったのか、それとも精神科の先生が言ったように、もともと年令とともに収まる傾向のものだったのかは分かりませんが。

でも、《人の話をまったく聞かない》、《指示に従わない》、《忘れ物の王様》っていうのは、なくなったわけじゃなくて、だいぶマシになったってことなんですけどね。人に歩調を合わせるのは今でも苦手です。始めるころはみんなと一緒だったはずなのに、気がついたら一人だったってことは、よくあることです。山を歩くのも、一人がいいです。人に合わせていると、疲れてしまいます。・・・合わせようとしてるんだから、やっぱり天才と言われるような人とは違います。

だけど、マインド・ワンダリングという現象には、よくおちいります。これもずいぶん意識して直したんですが、最近、歳のせいか、それがぶり返しているように思えます。

マインド・ワンダリングというのは、その時、本来自分が置かれている状況とは全く関係のない別なことを考えているような状況、現在行っている課題や活動から注意がそれて無関係な事柄についての思考が生起する現象だそうです。

子供の頃は、これがひどかったんだと思います。子供の頃に私を受け持った先生は、あまりにも頻繁にマインド・ワンダリングにおちいる私に、《人の話をまったく聞かない》、《指示に従わない》子供という評価を下したんだと思います。この状態になっている時には、見ているようでも見えてませんし、聞いているようでも聞こえていませんからね。

マインド・ワンダリングは、とりわけADHDと関連が深いんだそうです。「注意集中ができない」、「注意の持続に問題がある」、「外部からの刺激により注意がそらされる」っていうのは、本当にそのまま子供の頃の自分のことを言われているようです。実際、ADHDの子供は忘れ物や物をなくすことが多いんだそうです。私は本当に、《忘れ物の王様》でしたからね。

でも、そういう子供の中には創造性を成す拡散的思考を促進することから、芸術家や新しい事業の創出に力を発揮することがあるらしいです。

・・・ふーむ? 私の場合は、いずれの傾向も中途半端というか、穏やかだったんでしょうね。否定的な傾向を抑えることができたし、天才的偉業につながるほどの過剰な集中力もありませんでした。

でも、やはり、その方が幸せだったのは、間違いないところでしょう。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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