めんどくせぇことばかり 『頑張らない台所』 村上祥子
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『頑張らない台所』 村上祥子

家で買っている猫のミィミィがご飯を食べなくなって、もうひと月になります。

食べる量が減ってきて、いつものご飯には見向きもしなくなって、ご飯を変えると最初は少し食べて見るんだけど、それも食べなくなりました。どれだけ種類があるんだってほど色々なご飯を試してみましたし、動物病院にもかかりました。

多少の延命はできるんでしょうが、経済的になんの心配もないというわけではありません。あとは最期まで見守ると、夫婦で決めました。
どんどん痩せていって、飲む水の量も減って、今では自発的には飲まなくなってしまいました。いつも二階にいたのに、もう階段を上がりません。階段どころではなく、後ろ足に力が入らないようで、歩くのにもよたよたしています。ここ二日ばかりは、私たちと一緒に居間にいます。昨日は、一五年間の間に撮りためたミィミィの写真を、懐かしく見てしまいました。DSCF1122_20190610065250cde.jpg
一五年前、私たち夫婦はまだ、四〇代の前半でした。


正式な題名は、『60歳からは楽しておいしい 頑張らない台所』といいます。でも、私、今、六〇歳を目前にしておりますが、この本に書かれていることは、“もう少し先”に想定しておいていいかなって思いました。

まあ、著者の村上祥子さんは還暦+一回り+αというお歳ですからね。その間に磨き上げられた、“頑張らない台所”なんだろうと思うんです。

だけど私は、もともとが、そんなに台所で頑張っていたわけではありません。つまり、頑張るレベルが、もともと村上さんの言う標準ラインにさえ達していないわけです。ですから、そこからだいぶ下りてきたくれた村上さんの頑張らないレベルが、実は今の私には非常に参考になるわけです。

かつ、この本に書かれていることは、たいへん実践的です。今日から始められることばかりです。今日のお昼ご飯は、これにしてみようと思うくらいです。

いくつかの例を紹介して、この本の貴重さを感じてもらおうと思います。



大和書房  ¥ 1,512

六〇歳を過ぎ、夫と二人きりになり、夫がなくなった今、私一人の台所
第1章 シンプルキッチンの作り方
第2章 簡単・おいしい料理のコツ
第3章 食べることから始まる体力作り
第4章 おいしく食べて楽しく生きる


もともと村上さんは、電子レンジ積極的活用派だったんですね。この本の中でも、色々な活用法が紹介されてます。《マグカップで一人分クッキング》なんて、とても興味深いですよ。でも、電子レンジ活用法は一括りにして、ここでは割愛しますね。

《冷凍食品は冷たい油から揚げる》というのがあります。頑張らずに冷凍食品を利用するわけです。小さめのフライパンで上げれば、油も少量ですみます。フライパンに冷凍食品、コロッケでも春巻きでもを入れて、かぶるくらいの油を入れて強火で加熱。揚げ物が浮き上がったら裏返し、いい色になったら出来上がり。

ね。早速やってみたいでしょ。

《スーパーのパックおでんに青菜をプラス》というのでも、スーパーのパックおでんを活用です。二人でもおでんは苦労しますし、一人おでんとなれば、なおさらです。出来合いを活用しましょう。ただし、野菜は別口で補いましょうということです。

《冷蔵庫の上は絶好の干し野菜スポット》っていうのは、もうはじめました。最初の結果すら、まだ出てないんだけどね。冷蔵庫の上は部屋の中でも格別暖かくて、よく乾くんですって。やっぱり家族が少なくなると、色々工夫しても、どうしても使い切れないものが出ます。そういう連中は、ザルに入れて、冷蔵庫の上です。

最後に、《食べることは生きること》、これで決まりです。

そうそう、家には食べなくなったやつがいるんでした。六人家族でしたね、ミィミィがこの家に来た時は。そこからの一五年間で義母が逝き、娘が嫁ぎ、息子が家を出て、義父が逝き、・・・私たち夫婦とミィミィだけになりました。そうかぁ、ミィミィが家にきてからの一五年間は、私たち夫婦にとって、夫婦の仕事の総仕上げの時期にあたってたんだ。

今、ミィミィは写真の籐の椅子で力なく横たわっています。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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