めんどくせぇことばかり 『自転車はここを走る』 疋田智 小林成基
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『自転車はここを走る』 疋田智 小林成基

古本屋をうろついていて見つけた本だから、時価は仕方がないですね。『自転車はここを走る!』っていう、なんだか“いまさら”な本ですが、馬鹿にできませんよ。

小学校四年生のときでした、担任から呼ばれて、嫌な予感ばっかりで職員室にいきました。でも、怒られたわけではありませんでした。市内の小学校の代表が集まる安全教室があるから、それに影森小学校を代表してでろいうことでした。当時、このようなことの場合、断るという選択肢はありませんでしたので、出ることになりました。

それがですね。自転車教室だったんですよ。先生から言われた時は、「なんで?」って思いました。

私、一歳から二歳にかけて、先天性の股関節脱臼でギブスをしていて、“直った”ってことになってるんですが、二人の兄たちに比べると、何でもかんでも出来るようになるのが遅かったんです。自転車に乗れるようになったのもそう。おまけに落ち着きがなくて、母親が学校に呼ばれたりしてたので、何かと自身のない子でね。

もちろん、四年生の頃には、当たり前に自転車に乗ってましたけど、とにかく人前に出るのは嫌だった。「なんで、僕?」って思ったら、ちょっとした勘違いだったんです。

担任の先生は、他の先生から強く私を推されたらしいんです。それで、おそらく、引っ込み思案な私には、いい機会になるかもしれないくらいに思ったんでしょう。じゃあ、なんで他の先生が強く私を推薦したのか。それが勘違いなんです。それは後に、その“他の先生”が私の担任になって、その理由を聞いて分かりました。

私の二人の兄、長男は頭が良くて、運動もできて、次男は勉強の方は熱心じゃないけど、とにかく運動神経がいいんです。その兄たちに何かと関わった先生だったんです。それで、あの子たちの弟なら絶対間違いないと勘違いしちゃったらしいんです。兄たちがそうだったから、そんな兄たちと比べられるのが、何よりも嫌だったっていうのに。

でも、当時の学校に、先生の言う、本来は喜ぶべきことを、断るなんて言う選択肢は、子どもにはありません。次に日から、私だけ自転車登校して、放課後学校に居残って練習です。徹底的に・・・。一週間もです。だから私、正しい自転車の乗り方が、完全に身についてしまいました。

日本の自転車運転事情は、世界最低だそうです。「自転車が左側通行だということを知らない人もいる」なんてことが、本当にありえるんでしょうか。私には、許せません。そういう人は、安全教室に出してやりましょう。


『自転車はここを走る』    疋田智 小林成基

エイ出版社  ¥ 時価

自転車で安全に走るためのガイドブック ケーススタディで学ぶ自転車はここを走る!
PHASE① ケーススタディで学ぶ 自転車はここを走る
PHASE② 知らないと損する 自転車の以外なルール
PHASE③ 自転車に乗る時のスタイル&テクニック
PHASE④ 自転車でも加害者に! 自転車保険加入ガイド


最後の転勤でやめてしまったんだけど、その前の職場では七km、さらに一つ前の職場では一三kmの距離を自転車で通っていました。最後の転勤をする頃から足の痛みがひどくなって、自転車も乗れなくなっちゃったんです。その後七年間、自転車は車庫に放置していました。退職に際して自転車を直しました。近所の自転車屋持っていって、タイヤ、チューブを変えてもらって、一万円。整備もしてもらったんで、だいぶ安くしてもらった感じです。

この本の著者の疋田さんが、トンネルを自転車で通る恐怖を語っていますが、私は橋が嫌いです。道幅に余裕のない橋、それも長い橋の場合、橋に入った時点で私より後ろにいた車は、橋を渡り終えるまで、ずっと私の自転車について走らなけりゃならないことになります。それじゃ、悪いじゃないですか。場合によっては、無理に抜きにかかって、幅寄せされたこともあります。だから、そういう時は歩道を行きます。ほとんど人が歩いていないし、人がいるようならこっちも降りて、押して歩けばいいんですから。

家の近所の道路は、歩道が無意味に広いんです。歩道を削って自転車道を整備すればいいのに。サイクルスポーツの人以外は、まず一〇〇%、歩道を走ってます。

家から大通りに出るところの信号が歩車分離信号なんですが、歩道を走ってきた自転車の人が、歩行者用信号を押して、青になると自転車に乗って、こいで渡っていきます。わけが分かりませんが、みんなそうです。

先進国中、日本の自転車事故数は、常にダントツのワーストワンだそうです。日本の自転車はクレイジーだと思われているそうです。自転車が当たり前の顔をして歩道を走っている国は、世界広しといえど日本だけだそうです。

歩道なんか、ヘラヘラしながら走ってるからでしょうね。自転車は車両なんですから、車道を緊張しながら走ればいいんですよ。そうすりゃ事故も減りますよ。同時にインフラ整備が欠かせません。

最後に一つ。歩道で歩行者にぶつけた自転車の大半は、逃げてしまうそうです。こりゃ、安全教室くらいじゃすみませんね。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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