めんどくせぇことばかり 『おかずがいらない炊き込みご飯』 検見﨑聡美
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『おかずがいらない炊き込みご飯』 検見﨑聡美

自治会長なんかやってると、地域の内外の、色々な人との交流があります。めんどくさいけど、それを嫌がっているわけにもいきません。

自治会の方々からも、いろいろな情報が寄せられます。「公園の脇の電線が切れてます」とか、「ゴミ集積場の土台が今にも外れそうです」とか。

「そりゃ、困った。んじゃあ、どうしたもんだろう」って思っても、思い浮かぶまで考えてるわけにもいきません。とりあえず、関連しそうなところに話を入れて、なんとか解決の糸口を探り出していきます。最後は人ってことが多いですね。でも、その最後のところを、“金”に代えても話は足り立ちます。“金”がないから人ってだけのこと。

私の住んでいるところは農村地帯です。でも、ここは団地で、住民は地元の人間じゃありません。この土地の縁者というのは、基本的にはありません。団地ができて五〇年。初期の入居者は七〇代後半から八〇代です。私は移り住んで三二年、次の誕生日で還暦です。

半分くらいのケースでは、子どもは巣立ってこの団地には住んでおりません。家もそうですが・・・。高齢の夫婦二人暮らし、あるいは、連れ合いを亡くした高齢のひとり暮らしが少なくありません。家も、どちらかが死ねば、そうなります。連れ合いは、一人だと食べる意欲がわかないと言います。だから、私があとに残ったほうがいいと思っています。

なんでこんな事を書いているかというと、それがこの本と関連しているからなんです。

驚きました。この本、基本的に一人分を前提にしたレシピです。ちょっと前まで、料理の本って言うと、通常、四人家族を前提にした、四人分のレシピでした。「最近は二人分のレシピが、だいぶ多く出されるようになってきたな~」なんて思っていたら、米を一合しか焚いていません。

おっと、今、横にいる連れ合いからクレームが入りました。今どき、一人で一合食べようとする年寄は私ぐらいのものだというのです。なんてことでしょう。さらに、「じゃあ、あなた一人だったら、いったい何合炊くの?」って聞いたら、「ご飯なんか炊かない」ですって。

これはいよいよ、私があとに残ったほうが良さそうです。



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忙しくても、料理が苦手でも、簡単で、おいしくて、栄養のとれる「炊き込みごはん」
季節を味わう炊き込みごはん
肉が食べたい日の炊き込みごはん
魚が食べたい日の炊き込みごはん
世界をめぐる炊き込みごはん
話題の魚缶で炊き込みごはん
便利食材の炊き込みごはん
お惣菜使いの炊き込みごはん


一般の炊き込みご飯とはちょっと違うところがあって、この炊き込みご飯の中に全部入っちゃってる炊き込みご飯なんです。著者の方は、それを“オールインワン”と言ってます。ちょっと説明しますね。

普通、ご飯を食べるなら、ご飯があって、肉や魚や卵みたいな主菜があって、野菜たっぷりの副菜があってって感じですね。そのご飯と主菜と副菜が、炊飯器に“オールインワン”ってことです。

そうですね。あとご飯食べる時って、汁ものと漬物があれば、立派な、バランスの取れた定食ものって感じですよね。その定食の、汁ものと漬物以外は全部入っちゃってるんです。おかずはいらない炊き込みご飯です。

まあ、組み合わせには相性ってものがありますね。

《ごぼうに牛肉》、《鮭にとうもろこし》、《タコにアスパラ》、《豚バラにはなんでも》、《イカに大根》・・・。あの、勘違いしないで下さい。今書いたのは、全部、私の思いつき。この本には、もっともっと冒険的な、斬新な組み合わせが載ってます。「相性がある」なんてうそぶいて、縛られているのは、私の方でした。料理はもっと自由であるべきですね。

そんな事を考えながらページをめくると、・・・駄目だ、料理の本の記事は、夕方書くべきじゃない。腹が減ってしまった。昨日はタコとアスパラの炊き込みご飯。この本にはのってないレシピです。「今日はなに?」って聞いたら、鳥と野菜の冷たい鍋にするって。

どうやら二人で食べるなら、少しはやる気が出るみたい。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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