日韓漁業協定『日本の海が盗まれる』 山田吉彦
“中国”に朝鮮っていうのは、反日で成立した国だからね。
それ以前の清王朝と“中国”っていうのは、実際、何の関係もないんだよ。清王朝を倒しちゃったあと順調に中華民国が成立してはいるけど、そこに近代国家の国民意識なんて、これっぽっちもなかった。まがりなりにもそういう意識が出てきたのが五四運動でしょ。パリ講和会議の行われた1919年だな。
背景には第一次大戦中の対価21箇条の要求があって、あれは袁世凱との間に色々な取引があってのことだった。ともあれ、それが背景にあって、強い反日意識が醸成され、五四運動という国民運動に発展した。欧米はともかく、下に見ていた日本にまでやられたって気持ちもあって、反日意識によって、はじめて国民が一つになったわけだ。
迷惑な話なんだけど、朝鮮もそうだった。三・一独立運動という反日運動で、はじめて国民が一つになった。この二つの国は、反日で、はじめて一つになれた国なんだ。
日本には四季があって、自然環境に恵まれている。自然災害の多い国ではあるけど、みんなで力を合わせて乗り越えていこうという気持ちを持っている。それもあって、ちょっとくらい足りないものはあっても、うまいこと行く国を作っている。
ただ、周辺の国家には恵まれなかった。“中国”、朝鮮が二つになって韓国と北朝鮮、北にはロシア、東にアメリカ。・・・最悪じゃ。しかも、核保有国に包囲されている。なんてこった。
《汚水の垂れ流し、ゴミの海洋投棄、魚の乱獲、赤潮の原因となった安易な魚類洋食の拡大ー。高度経済成長期の日本は海を殺しかけた》
そうなんだよね。日本人っていうのは、他の国の人たちと同じで、良いところもあれば悪いところもある。その悪いところの一つが、一つの方向に向かって大きな動きが始まると、なかなか制動が効かなくなる。ずいぶん悪いところまで言ってしまった。ちょうど私の成長期だった。
中学校のとき、サッカー部で県大会に勝ち進んだ。秩父の武甲山山麓から大都会である県都浦和の競技場に行った私たちは、はじめて経験した光化学スモッグに、まったく足が動かなかった。
水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病、・・・考えれば恐ろしい時代だな。
でも、そのときは二度に渡るオイルショックというカンフル剤もあって、この時の日本は自分を取り戻した。もともと海洋民族だしね。海の民が海を汚してちゃ、しょうがないよね。
でも、日本周辺で、今、海を汚してるのは、日本じゃない。“中国”であり韓国だ。北朝鮮には海に流すゴミもない。“中国”や韓国は海洋民族じゃないから海を汚していることに良心の呵責を感じない。領土と違って領海ってのが理解できてないから、平気でズケズケ入ってくる。


日韓漁業協定っていうのは、日本側から韓国側への一方的なサービスだったんですね。
1998年に小渕恵三首相と金大中大統領が会談し、日韓共同宣言が発表された。小渕大統領の改めての謝罪と、金大中大統領の和解と善隣友好に基づいた関係構築を目指す意思表明が行われた。日韓漁業協定は、この日韓共同宣言の引き出物だったそうです。韓国に広範な漁場をプレゼントしたんだとか。
韓国漁船は、日本から認められた漁場で、強引な漁法で、しかも日本よりも長い6ヶ月もの漁期を設定して資源をやせ細らせてしまった。また、韓国漁船の違法操業が絶えないことを理由に、その海域での規制強化や、違法操業の監視を要請した。ところが韓国は、それらの話題を避け、タチウオの漁獲高の倍増を要求してきた。
そんな事があったため、話し合いは進展せず、日本側は交渉のテーブルに付くのを見送った。それで2016年以降、協定は更新されていないんだそうだ。それで、韓国の漁船は日本側の漁場に入ることができなくなった。とたんに密猟が増えたという。
本来、韓国海域での乱獲でも、日本海全域に影響を与える。その乱獲が、日本が協定を更新しない理由の一つでもあるのだが、さらに密猟漁船が横行している。要請を繰り返しても取り締まりの強化が行われる様子がない。それも、日本が協定を更新しない理由の一つである。
韓国の体質と言っていいだろう。
だいたい、海を汚しすぎるんだ。それで近海漁業だけでやっていけなくなっている。“中国”船の密猟もあるらしいけど・・・。だから、竹島周辺も、韓国にしてみると重要な漁場なんだろう。でも、すでにその周辺まで汚染は広がっているらしいけど。
朴槿恵の時の日韓合意に基づいて日本は10億円を拠出した。韓国は、慰安婦問題を最終的かつ不可逆的な解決とすべく努力する立場にあった。しかし、韓国は自らの義務は一切放棄して10億円だけをタダ取りした。あまつさえ韓国人は、女衒に売り飛ばされた少女の像を名古屋に持ち込んだ。あれは表現の自由とは明らかに違う問題だ。
付き合わないでいられれば、それに越したことはないんだけど、残念ながらそういうわけにもいかない。付き合う以上、そういう国だと思って付き合うんだね。
それ以前の清王朝と“中国”っていうのは、実際、何の関係もないんだよ。清王朝を倒しちゃったあと順調に中華民国が成立してはいるけど、そこに近代国家の国民意識なんて、これっぽっちもなかった。まがりなりにもそういう意識が出てきたのが五四運動でしょ。パリ講和会議の行われた1919年だな。
背景には第一次大戦中の対価21箇条の要求があって、あれは袁世凱との間に色々な取引があってのことだった。ともあれ、それが背景にあって、強い反日意識が醸成され、五四運動という国民運動に発展した。欧米はともかく、下に見ていた日本にまでやられたって気持ちもあって、反日意識によって、はじめて国民が一つになったわけだ。
迷惑な話なんだけど、朝鮮もそうだった。三・一独立運動という反日運動で、はじめて国民が一つになった。この二つの国は、反日で、はじめて一つになれた国なんだ。
日本には四季があって、自然環境に恵まれている。自然災害の多い国ではあるけど、みんなで力を合わせて乗り越えていこうという気持ちを持っている。それもあって、ちょっとくらい足りないものはあっても、うまいこと行く国を作っている。
ただ、周辺の国家には恵まれなかった。“中国”、朝鮮が二つになって韓国と北朝鮮、北にはロシア、東にアメリカ。・・・最悪じゃ。しかも、核保有国に包囲されている。なんてこった。
《汚水の垂れ流し、ゴミの海洋投棄、魚の乱獲、赤潮の原因となった安易な魚類洋食の拡大ー。高度経済成長期の日本は海を殺しかけた》
そうなんだよね。日本人っていうのは、他の国の人たちと同じで、良いところもあれば悪いところもある。その悪いところの一つが、一つの方向に向かって大きな動きが始まると、なかなか制動が効かなくなる。ずいぶん悪いところまで言ってしまった。ちょうど私の成長期だった。
中学校のとき、サッカー部で県大会に勝ち進んだ。秩父の武甲山山麓から大都会である県都浦和の競技場に行った私たちは、はじめて経験した光化学スモッグに、まったく足が動かなかった。
水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病、・・・考えれば恐ろしい時代だな。
でも、そのときは二度に渡るオイルショックというカンフル剤もあって、この時の日本は自分を取り戻した。もともと海洋民族だしね。海の民が海を汚してちゃ、しょうがないよね。
でも、日本周辺で、今、海を汚してるのは、日本じゃない。“中国”であり韓国だ。北朝鮮には海に流すゴミもない。“中国”や韓国は海洋民族じゃないから海を汚していることに良心の呵責を感じない。領土と違って領海ってのが理解できてないから、平気でズケズケ入ってくる。
『日本の海が盗まれる』 山田吉彦 文春新書 ¥ 935 領土問題だけじゃない ”中国”・韓国が脅かす日本の海洋資源 北朝鮮模ね |
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日韓漁業協定っていうのは、日本側から韓国側への一方的なサービスだったんですね。
1998年に小渕恵三首相と金大中大統領が会談し、日韓共同宣言が発表された。小渕大統領の改めての謝罪と、金大中大統領の和解と善隣友好に基づいた関係構築を目指す意思表明が行われた。日韓漁業協定は、この日韓共同宣言の引き出物だったそうです。韓国に広範な漁場をプレゼントしたんだとか。
韓国漁船は、日本から認められた漁場で、強引な漁法で、しかも日本よりも長い6ヶ月もの漁期を設定して資源をやせ細らせてしまった。また、韓国漁船の違法操業が絶えないことを理由に、その海域での規制強化や、違法操業の監視を要請した。ところが韓国は、それらの話題を避け、タチウオの漁獲高の倍増を要求してきた。
そんな事があったため、話し合いは進展せず、日本側は交渉のテーブルに付くのを見送った。それで2016年以降、協定は更新されていないんだそうだ。それで、韓国の漁船は日本側の漁場に入ることができなくなった。とたんに密猟が増えたという。
本来、韓国海域での乱獲でも、日本海全域に影響を与える。その乱獲が、日本が協定を更新しない理由の一つでもあるのだが、さらに密猟漁船が横行している。要請を繰り返しても取り締まりの強化が行われる様子がない。それも、日本が協定を更新しない理由の一つである。
韓国の体質と言っていいだろう。
だいたい、海を汚しすぎるんだ。それで近海漁業だけでやっていけなくなっている。“中国”船の密猟もあるらしいけど・・・。だから、竹島周辺も、韓国にしてみると重要な漁場なんだろう。でも、すでにその周辺まで汚染は広がっているらしいけど。
朴槿恵の時の日韓合意に基づいて日本は10億円を拠出した。韓国は、慰安婦問題を最終的かつ不可逆的な解決とすべく努力する立場にあった。しかし、韓国は自らの義務は一切放棄して10億円だけをタダ取りした。あまつさえ韓国人は、女衒に売り飛ばされた少女の像を名古屋に持ち込んだ。あれは表現の自由とは明らかに違う問題だ。
付き合わないでいられれば、それに越したことはないんだけど、残念ながらそういうわけにもいかない。付き合う以上、そういう国だと思って付き合うんだね。

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