『∞小鍋』 SHIORI
立冬は11月8日だったのか。
柏木山に登った日だ。意識すらせずに過ごしてしまった。だけど、時候の挨拶で言うと、晩秋、暮秋、深秋とならんで、秋の範疇。先日は、奥武蔵の山々で見事は紅葉を楽しんだ。あれから一週間、木々はもう葉を落としたろうか。
標高の低い奥武蔵では、山頂と言っても展望の効かない山もある。しかし、木々が葉を落としたあとは、周囲の山々が見えるのだ。低山は、これからが旬。
秋の範疇と入っても、先日から寒気が入って、ひときわ寒くなってきた。身体が冬の準備に入ってる感じだな。ということなら冬晴れを期待したいところだけど、なぜか先日から雨の混じったはっきりしない天気。こういうのを“さざんか梅雨”というんだそうだ。
それにしてもこの寒さ、ちょっと高い山なら雪かな。
こんだけ寒けりゃ、やっぱり鍋。ということで、鍋の本。“∞”っていう8が横になってるのは何だろう。具合が悪くなって入院でもしたんだろうか。なんて8の心配をするのは、暇を持て余した私くらいのもんだな。これは“無限”を表すマークだ。
「小鍋」が無限だってことなんだけど、なにが無限かって言うと、バリエーションが無限ってことだそうだ。バリエーションが無限ということは、どんなスープ、又はだし汁で、どんな具材を、どんな工夫で入れて食ってもいいってことになってしまう。
・・・でも、「なんでもいい」ってことになると、この手の本は成立しなくなっちゃうよね。そこには、天地創造以前の混沌があるばかりで光すらない。つまりはすべてが闇鍋になる。巨人の星の青雲学園野球部の闇鍋はひどかった。カエルやスリッパ、下駄まで入っていて、箸に架けたら絶対に食わなきゃいけないっていう恐るべき闇鍋。・・・そんなものが食えるか!
だから、本当の意味合いで“無限”ではない。この本に紹介されているのは、下の目次にあるようなテーマに沿った73種の鍋だけど、著者SHIORIさんの言いたいところは、さらにこれらのレシピにも縛られてほしくない。さらにどんどん工夫してみてねってところでしょう。

寒くなってきて、もちろんのことながら、朝食には温かいみそ汁が欠かせない。朝食なので、あくまでみそ汁なんだけど、それを除けば、なんだかこの本に紹介されている“小鍋”たちにきわめて近いように思うところがある。
食事は連れ合いと二人だから、六人家族のときと違って、一番小さい両手鍋で作る。ほんの少し残してしまうのが嫌なので、塗のお椀で二杯分の水を計って入れる。水の出やすい具を使うときは、水の量を最初から加減する。
心がけているのは、できるだけ動物性タンパク質を入れるようにしていること。肉の場合、豚肉・鶏肉が中心で、あまり牛肉は入れませんね。これは個人的に牛肉はなんでだか食べつけてないってだけのこと。肉団子、鳥のつくね、イワシのつくねもいいね。お手軽なのは練り物で、ちくわ、かまぼこ、カニカマ入れても美味しいです。魚も入れます。鮭やたら、塩サバ入れてもうまいです。
例えば、昨日買い物に行ったらロシア産の塩たらを一切れ100円で売ってたのを買ってきた。それを4つに切り分けで味噌汁に入れました。塩気が出るので味噌はほんの少しにした。合わせたのは豆腐と春菊。味噌味の湯豆腐って感じだったな。
例えば、少し分量を増やした両手鍋をそのままテーブルに出して、中の具を食べた跡、その出汁で素麺でも食ったら、さぞうまかろうと常々思っていた。・・・でも、そんな事をしたら、朝ごはんと言うよりも、朝鍋になってしまう。何か間違って一杯飲んでしまったら、それで一日が終わってしまう。
それはそれでいいかも知れないが・・・。
各種類の肉や魚、それからそれらの加工品って、冷凍庫に入れて保存することが多い。朝使う量ってほんの少しなので、それらを買ってきたら、かなり小さな小分けにして保存している。そうするとね。本当に、その時々の思いつきで、思いの外美味しい味噌汁になるんです。
シメにうどん、ラーメン、素麺、そば、それとも雑炊にしましょうか。とりあえず、明日の朝のみそ汁は、さつま揚げかな。さつま揚げにはキャベツが合うかな。
柏木山に登った日だ。意識すらせずに過ごしてしまった。だけど、時候の挨拶で言うと、晩秋、暮秋、深秋とならんで、秋の範疇。先日は、奥武蔵の山々で見事は紅葉を楽しんだ。あれから一週間、木々はもう葉を落としたろうか。
標高の低い奥武蔵では、山頂と言っても展望の効かない山もある。しかし、木々が葉を落としたあとは、周囲の山々が見えるのだ。低山は、これからが旬。
秋の範疇と入っても、先日から寒気が入って、ひときわ寒くなってきた。身体が冬の準備に入ってる感じだな。ということなら冬晴れを期待したいところだけど、なぜか先日から雨の混じったはっきりしない天気。こういうのを“さざんか梅雨”というんだそうだ。
それにしてもこの寒さ、ちょっと高い山なら雪かな。
こんだけ寒けりゃ、やっぱり鍋。ということで、鍋の本。“∞”っていう8が横になってるのは何だろう。具合が悪くなって入院でもしたんだろうか。なんて8の心配をするのは、暇を持て余した私くらいのもんだな。これは“無限”を表すマークだ。
「小鍋」が無限だってことなんだけど、なにが無限かって言うと、バリエーションが無限ってことだそうだ。バリエーションが無限ということは、どんなスープ、又はだし汁で、どんな具材を、どんな工夫で入れて食ってもいいってことになってしまう。
・・・でも、「なんでもいい」ってことになると、この手の本は成立しなくなっちゃうよね。そこには、天地創造以前の混沌があるばかりで光すらない。つまりはすべてが闇鍋になる。巨人の星の青雲学園野球部の闇鍋はひどかった。カエルやスリッパ、下駄まで入っていて、箸に架けたら絶対に食わなきゃいけないっていう恐るべき闇鍋。・・・そんなものが食えるか!
だから、本当の意味合いで“無限”ではない。この本に紹介されているのは、下の目次にあるようなテーマに沿った73種の鍋だけど、著者SHIORIさんの言いたいところは、さらにこれらのレシピにも縛られてほしくない。さらにどんどん工夫してみてねってところでしょう。
『∞小鍋』 SHIORI 講談社 ¥ 1,210 好きなものを好きなだけ!だって、ひとりから楽しめる小鍋だから! とにかく気楽に♪ |
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寒くなってきて、もちろんのことながら、朝食には温かいみそ汁が欠かせない。朝食なので、あくまでみそ汁なんだけど、それを除けば、なんだかこの本に紹介されている“小鍋”たちにきわめて近いように思うところがある。
食事は連れ合いと二人だから、六人家族のときと違って、一番小さい両手鍋で作る。ほんの少し残してしまうのが嫌なので、塗のお椀で二杯分の水を計って入れる。水の出やすい具を使うときは、水の量を最初から加減する。
心がけているのは、できるだけ動物性タンパク質を入れるようにしていること。肉の場合、豚肉・鶏肉が中心で、あまり牛肉は入れませんね。これは個人的に牛肉はなんでだか食べつけてないってだけのこと。肉団子、鳥のつくね、イワシのつくねもいいね。お手軽なのは練り物で、ちくわ、かまぼこ、カニカマ入れても美味しいです。魚も入れます。鮭やたら、塩サバ入れてもうまいです。
例えば、昨日買い物に行ったらロシア産の塩たらを一切れ100円で売ってたのを買ってきた。それを4つに切り分けで味噌汁に入れました。塩気が出るので味噌はほんの少しにした。合わせたのは豆腐と春菊。味噌味の湯豆腐って感じだったな。
例えば、少し分量を増やした両手鍋をそのままテーブルに出して、中の具を食べた跡、その出汁で素麺でも食ったら、さぞうまかろうと常々思っていた。・・・でも、そんな事をしたら、朝ごはんと言うよりも、朝鍋になってしまう。何か間違って一杯飲んでしまったら、それで一日が終わってしまう。
それはそれでいいかも知れないが・・・。
各種類の肉や魚、それからそれらの加工品って、冷凍庫に入れて保存することが多い。朝使う量ってほんの少しなので、それらを買ってきたら、かなり小さな小分けにして保存している。そうするとね。本当に、その時々の思いつきで、思いの外美味しい味噌汁になるんです。
シメにうどん、ラーメン、素麺、そば、それとも雑炊にしましょうか。とりあえず、明日の朝のみそ汁は、さつま揚げかな。さつま揚げにはキャベツが合うかな。

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