『東京ウェストサイド 極楽!丘歩き30』 清野明
三十代でいったん山をやめたときまでは、「山に行く」というのは、テントを持って山に行くって言う意味だった。家族もそう思ってたはずだ。
だけど、今の私の登山は、ほぼ日帰り登山。三年前に山を再開できるようになって、おっかなびっくりやってる頃は仕方がないとして、だいぶ歩けるようになった今は、そろそろ本来の登山に戻っていい。本来の登山は、やっぱりテント泊登山だ。
だけど、山に泊まれば、その日は連れ合いを家に一人にすることになるからね。以前は家族がいたから。連れ合いの父親に母親、子どももいたからね。
・・・おかしいな。子どもが生まれる前、二人でアパート暮らしをしている頃は、飲みに行って平気で家を空けてた。怒った連れ合いが、私が大事にしていたライフの写真集をボロボロに引き裂いたこともあった。今更何をいい夫ぶってるんだろう、私は・・・。
まあ、そんなわけで、今年は自治会長をやってて、なかなか自由にならないところもあるんだけど、そればかりじゃない。テント泊登山となれば、それだけ準備も必要だし、体力もいる。歩けるようになったとはいえ、荷物は背負えるのか。・・・それはまだまだ未知数。
自治会長を降りる、来年春からの私の山は、どうなっていくんだろう。なんだかわくわくするな。還暦にして。
さて、この本は“丘歩き”のコースを紹介する本。《東京ウェストサイド》とある“東京”は、23区の東京と考えればいいかな。三浦半島の丘陵地帯を除けば、この本の丘陵地帯っていうのは、関東平野の終わりの、山の始まりの丘陵地帯だな。
場所によって様々だけど、ほぼ山歩きといってもいいような丘陵もあれば、ニュータウンや工場団地として開発されて、歩くのは大半が舗装道路みたいなところもある。日本人と自然の関わりの縮図のようで、そういう面でも興味深い。


丘歩きの領域の多くに里山がある。日本人は山の始まる間際まで田んぼを作って食糧を確保してきた。この里山というのが面白い。里と山の両方がそこにあるんだから。
だけど、今の私の登山は、ほぼ日帰り登山。三年前に山を再開できるようになって、おっかなびっくりやってる頃は仕方がないとして、だいぶ歩けるようになった今は、そろそろ本来の登山に戻っていい。本来の登山は、やっぱりテント泊登山だ。
だけど、山に泊まれば、その日は連れ合いを家に一人にすることになるからね。以前は家族がいたから。連れ合いの父親に母親、子どももいたからね。
・・・おかしいな。子どもが生まれる前、二人でアパート暮らしをしている頃は、飲みに行って平気で家を空けてた。怒った連れ合いが、私が大事にしていたライフの写真集をボロボロに引き裂いたこともあった。今更何をいい夫ぶってるんだろう、私は・・・。
まあ、そんなわけで、今年は自治会長をやってて、なかなか自由にならないところもあるんだけど、そればかりじゃない。テント泊登山となれば、それだけ準備も必要だし、体力もいる。歩けるようになったとはいえ、荷物は背負えるのか。・・・それはまだまだ未知数。
自治会長を降りる、来年春からの私の山は、どうなっていくんだろう。なんだかわくわくするな。還暦にして。
さて、この本は“丘歩き”のコースを紹介する本。《東京ウェストサイド》とある“東京”は、23区の東京と考えればいいかな。三浦半島の丘陵地帯を除けば、この本の丘陵地帯っていうのは、関東平野の終わりの、山の始まりの丘陵地帯だな。
場所によって様々だけど、ほぼ山歩きといってもいいような丘陵もあれば、ニュータウンや工場団地として開発されて、歩くのは大半が舗装道路みたいなところもある。日本人と自然の関わりの縮図のようで、そういう面でも興味深い。
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丘歩きの領域の多くに里山がある。日本人は山の始まる間際まで田んぼを作って食糧を確保してきた。この里山というのが面白い。里と山の両方がそこにあるんだから。

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