荒船山へ、この間のうっぷん晴らしに
おととい(9日)に続いて、昨日(10日)もいい天気だった。だけど、昨日もやっぱり区長さんのお仕事があって、山には行けなかった。
仕事は昼には終わって、帰って翌日の山行計画を立てる。一昨日の計画を実行するか、どうするか。天気を調べたら、埼玉を含めて関東南部は昼過ぎまで曇りの予報。えー、残念!
群馬は朝から晴れだけど、車がなぁ。道がどうかなぁ。前に、そのうち行こうと思って計画立てていた荒船山なんかどうかなぁって思って、冬タイヤはいてないので、道路状況も含めて調べてみた。・・・登山道のアイゼンは必要らしいけど、なんとか道はギリギリ大丈夫そう。
と言うことで、荒船山に登ってみることにした。
念のためチェーンを積んで、朝6時に出発。内山峠に向かう。下仁田を過ぎても、道はまったく大丈夫。内山トンネルに向かう道と分かれて峠の登っていく道に入ると、路肩の雪が目立ち始める。その先、凍結気味のところもあるけど、ノーマルタイヤで支障なし。
内山峠の駐車場についたのは7時45分頃、先客の車が一台あった。準備を整えて、駐車場の奥にある山道に入る。荒船山の頂稜に出るまでは、ほぼ日当たりの悪い北西側斜面となるため、広範にわたって凍結。歩き始めて15分ほどでチェーンスパイクを着ける。
(この日最初の艫岩 天気良くなってきた)
(階段状の急斜面 実は氷べったりで、ここでチェーンスパイクをつける)
(歯を下にして履くだけ)
実は、初めて。アイゼンに比べて、はるかに装着が簡単。凍結への効きも上々。急斜面でもゴムが伸びているような様子はない。アイゼンほど歯が丈夫そうじゃないので、メンテナンスはちゃんとした方がいいんだろうな。寿命も短いかも。
(凍結に歯がガシガシ効く感じが癖になる)
夜明けは曇っていたが、登り始めた時点で、すでに晴れている。ある程度高度を上げると、周囲の山が見える。八ヶ岳に違いない山々、南アルプスに違いない山々、さらには北アルプスに違いない山々が、樹林の向こうに見えてくる。艫岩からはいい写真が撮れそうだ。
鋏岩修験道場跡を過ぎると大きな崩落が二つ続いた場所があり、その上に道がつけられていて、新しい虎ロープが張ってあった。このあたりから、すでに気づいていた。艫岩方面がガスに巻かれている。そりゃないだろう。頂稜に上がる頃には、きっときれいに晴れてくれているに違いないと念じて先へ進む。
(修験僧の宿った岩室の上に)
一杯水からは岩場混じりの急登。ここでもチェーンスパイクは安心感のある効きを見せてくれた。頂稜に上がる。依然ガスの中。しばらく進むと、懐かしい無人小屋がガスの中から現れた。
(懐かしい無人小屋)
(真っ白 何にも見えない)
30年以上前、ココに山岳部の生徒を連れてきたことがある。雪の中、この小屋に泊まった。見晴台に行くと、・・・何にも見えない。ただ真っ白いだけの世界。小屋に戻り、ラーメンを作って食べる。そういや、写真取り忘れた。
ガスが晴れるまで待つつもりで、ゆっくりラーメンで暖まる。暖まって、あとから到着した人とお話をした。しばらくお話をしていると、青空が出てきている。見晴らしに出ると、さっきの真っ白とは違うものの、まだまだ。結局、ラーメンで暖まったからだが冷えて、我慢できなくなるまで待った。
(夏に来るとクリン草という花の群落が見られると教えていただいた)
成果はあった。北西の北アルプスは見ることが出来た。浅間山など北側の山はあきらめて経塚山に向かった。
(穂高から大キレットを経て槍がくっきり)
(真ん中は鹿島槍と五竜かな この二枚は大きくなる)
頂稜歩きは、こんな時期でも気持ちが良かった。経塚山の登りにかかる頃には、ガスが晴れて、再び周囲の山々が見えるようになったらしいことが、樹林越しに分かった。経塚山の上の方は、梢に霧氷がついていて、それが日に当たって落ちてくる。大きめのが頭に当たると痛い。三度ほど、痛い目に遭った。

(さっきの林の中にも荒船山の板があったけど、この辺全部が荒船山なんだろう)
経塚山の下りで、ようやくきれいな浅間山を見ることが出来た。
(ようやく見えた)
(奥多摩の鷹の巣山でも見たけど、霧氷ってのはなんか神秘的だな)
ここの坂はとても急で、チェーンスパイクはよく効いたが、とても急なところで、少しゴムが伸びる感じたあった。・・・ような気がした。
星尾峠から荒船不動に下山した。途中、崩落があり、用心して通過した。荒船不動からはロードを歩いて内山峠に戻った。すっと兜岩山と御岳山の山容が付き合ってくれていた。
(荒船不動 ここからずいぶん舗装道路を歩いた)
(ずっと兜岩山や御岳山がついてくる)
(真ん中のポッコリが経塚山か)
(内山大橋から見えた南アルプス)
(ようやく駐車場 ずいぶん車が増えている)
(この日最後の艫岩 車から降りてパチリ)
この日歩いたのは、以下のようなコース
仕事は昼には終わって、帰って翌日の山行計画を立てる。一昨日の計画を実行するか、どうするか。天気を調べたら、埼玉を含めて関東南部は昼過ぎまで曇りの予報。えー、残念!
群馬は朝から晴れだけど、車がなぁ。道がどうかなぁ。前に、そのうち行こうと思って計画立てていた荒船山なんかどうかなぁって思って、冬タイヤはいてないので、道路状況も含めて調べてみた。・・・登山道のアイゼンは必要らしいけど、なんとか道はギリギリ大丈夫そう。
と言うことで、荒船山に登ってみることにした。
念のためチェーンを積んで、朝6時に出発。内山峠に向かう。下仁田を過ぎても、道はまったく大丈夫。内山トンネルに向かう道と分かれて峠の登っていく道に入ると、路肩の雪が目立ち始める。その先、凍結気味のところもあるけど、ノーマルタイヤで支障なし。
内山峠の駐車場についたのは7時45分頃、先客の車が一台あった。準備を整えて、駐車場の奥にある山道に入る。荒船山の頂稜に出るまでは、ほぼ日当たりの悪い北西側斜面となるため、広範にわたって凍結。歩き始めて15分ほどでチェーンスパイクを着ける。



実は、初めて。アイゼンに比べて、はるかに装着が簡単。凍結への効きも上々。急斜面でもゴムが伸びているような様子はない。アイゼンほど歯が丈夫そうじゃないので、メンテナンスはちゃんとした方がいいんだろうな。寿命も短いかも。


夜明けは曇っていたが、登り始めた時点で、すでに晴れている。ある程度高度を上げると、周囲の山が見える。八ヶ岳に違いない山々、南アルプスに違いない山々、さらには北アルプスに違いない山々が、樹林の向こうに見えてくる。艫岩からはいい写真が撮れそうだ。
鋏岩修験道場跡を過ぎると大きな崩落が二つ続いた場所があり、その上に道がつけられていて、新しい虎ロープが張ってあった。このあたりから、すでに気づいていた。艫岩方面がガスに巻かれている。そりゃないだろう。頂稜に上がる頃には、きっときれいに晴れてくれているに違いないと念じて先へ進む。

一杯水からは岩場混じりの急登。ここでもチェーンスパイクは安心感のある効きを見せてくれた。頂稜に上がる。依然ガスの中。しばらく進むと、懐かしい無人小屋がガスの中から現れた。


30年以上前、ココに山岳部の生徒を連れてきたことがある。雪の中、この小屋に泊まった。見晴台に行くと、・・・何にも見えない。ただ真っ白いだけの世界。小屋に戻り、ラーメンを作って食べる。そういや、写真取り忘れた。
ガスが晴れるまで待つつもりで、ゆっくりラーメンで暖まる。暖まって、あとから到着した人とお話をした。しばらくお話をしていると、青空が出てきている。見晴らしに出ると、さっきの真っ白とは違うものの、まだまだ。結局、ラーメンで暖まったからだが冷えて、我慢できなくなるまで待った。

成果はあった。北西の北アルプスは見ることが出来た。浅間山など北側の山はあきらめて経塚山に向かった。


頂稜歩きは、こんな時期でも気持ちが良かった。経塚山の登りにかかる頃には、ガスが晴れて、再び周囲の山々が見えるようになったらしいことが、樹林越しに分かった。経塚山の上の方は、梢に霧氷がついていて、それが日に当たって落ちてくる。大きめのが頭に当たると痛い。三度ほど、痛い目に遭った。


経塚山の下りで、ようやくきれいな浅間山を見ることが出来た。



ここの坂はとても急で、チェーンスパイクはよく効いたが、とても急なところで、少しゴムが伸びる感じたあった。・・・ような気がした。
星尾峠から荒船不動に下山した。途中、崩落があり、用心して通過した。荒船不動からはロードを歩いて内山峠に戻った。すっと兜岩山と御岳山の山容が付き合ってくれていた。






この日歩いたのは、以下のようなコース


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