高水山から棒の嶺、小沢峠に戻るコース
腰を痛めておじゃんになってたコース。あらためて、歩いてきた。
このコースで楽しみにしてたことがいくつかある。
一つは、初めてのコースで高水山を目指せること。
一つは、人気のある棒の嶺に、人気の白谷沢ではないルートで行ってみたかったこと。
一つは、岩茸石山と権次入峠の間を、はじめて歩けること。
ついでに、登山詳細図《奥多摩東編》の黒山・小沢峠間の、長久保山東側の巻き道に“急斜面トラバース”というのがどういう状態なのか確認したかった。大したことがなければ、白谷沢から棒の嶺に登って、帰りは小沢峠から小沢バス停に下りるコースも作れる。
これまで高水山に登ったのは、全部、軍畑からだった。悪い道ではなかったが、どうやら本来の高水不動尊の参道は成木からの道だったようだ。大木が衛兵のように立つ道も立派なものだった。ただ、上まで電気を通すために道に沿って電信柱がずっと続いているのは、ちょっと残念。
(ここが登山口。車はすぐ前の路肩に5台くらいおける。写真撮ったんだけど、ぼけちゃった)
(広々としていて、よく踏まれた参道)
高水不動尊の手前まで来ると、キツツキが木をつついている音が聞こえてくる。一羽じゃない。何羽もいる。ああ、このところ、時々痛くなる私の首。くちばしを思い切り木に打ち付ける、彼らの強靱な首が、私も欲しい。
( 高水不動に到着)
境内に上がると、まだ不動尊は朝の静寂の中にある。本堂に向かって静かに手を合わせ、裏に回って山頂はすぐそこ。
( キリッとした朝の静寂)
山頂手前の尾根に上がると、まず目に飛び込むのが大岳山。いつも隣に見える富士山は、ここまで近づいちゃうと見えないみたい。山頂に進む途中で樹木が切れて、大岳山と御前山のツーショット。御前山の右には三頭山も見えている。
(大岳山)
(大岳山と御前山)
休憩は岩茸石山で取ることにして先に進む。山頂からの急坂を下りると、もう、そこに岩茸石山が見えている。ただ、近くに見えてもお山は遠い。それを忘れてはいけない。
岩茸石山山頂。北側180度の絶景だ。・・・おかしいんだ。取ったはずの写真が消えてる。筑波も男体山も、アップで撮ったのに。・・・ないの。だけど、静かでね。たまに頭の上を飛ぶ航空機が空気を切り裂く音が聞こえてくるだけ。この静けさの中、独り身をおいているのが心地良い。
(岩茸石山山頂 向こうにはうっすら筑波山)
(高水山 あそこから歩いてきたって思えるのがいい)
ああ、でも今日はまだ先がある。まずは急坂を下る。下の状況にもよるが、場合によっては軽アイゼンをつけることをためらわない。ここでは着けた。とても良い。黒山までは、特に前半、急な登り下りが連続する、結構厳しい道。終始、左側にはずっと川苔山がついてくる。
(途中から見えた御前山と三頭山 いつの間にか、南側から雲が)
(黒山に向かう。左手にはずっと川苔山)
(黒山山頂 向こうは棒の嶺) 黒山から棒の嶺をピストンする。ああ、違う道を通ってもここにこれることが分かった。・・・当たり前だけど。ここに来て、日光白根が美しい。ただし、山頂は霜柱が溶けてぐちゃぐちゃ。
(棒の嶺山頂 北側はずっと晴れている)
(右から女峰山 男体山 太郎山 日光白根に左は皇海山かな)
(日光白根がかっこいい)
黒山に戻って小沢峠を目指す。巻き道のトラバース、暗くて写真がぼけちゃった。でも、恥を忍んでぼけた写真付きで報告しておく。結論だけいうと、「気をつければ問題ない」ということだね。
(ここから巻き道 前半は何でもない)
(途中岩が露出して・・・)
(回り込んだところが急斜面のよく分からない細い道 その場に立つと道は分かる たしかに“急斜面の巻き道”だけど、道の斜面側に木があって、怖さはない)
それから、黒山と小沢峠の間は、全体として道がはっきりしていない。道はある。尾根にしても、林の中にしても、道以外にも歩けるところがあって、そちらを歩いていると、いつかルートを外れることがあるかもしれない。
(例えばこんな道、真ん中が踏まれているのが分かると思うけど、その右手も左手も歩くことは可能)
(例えばこんな道 先を見れば、まっすぐ行って左手に弧を書いていくんだろうと思うけど、あまりにも踏み跡が薄い)
小沢峠から上成木に下りてきた。台風19号で成木川が暴れたらしく、庭先の土手が崩れているお宅もあった。怖い思いをなさっただろう。
あー、初めての道もあり、とても楽しかった。
(向こうに見える赤い橋の下をくぐって下りてきた)
( 今日の山の友 すっごく昔のオスプレー)
(AKUの登山靴 1年ちょっとでビブラムがずいぶん減ってしまった)
この日歩いたのは、以下のようなコース。
このコースで楽しみにしてたことがいくつかある。
一つは、初めてのコースで高水山を目指せること。
一つは、人気のある棒の嶺に、人気の白谷沢ではないルートで行ってみたかったこと。
一つは、岩茸石山と権次入峠の間を、はじめて歩けること。
ついでに、登山詳細図《奥多摩東編》の黒山・小沢峠間の、長久保山東側の巻き道に“急斜面トラバース”というのがどういう状態なのか確認したかった。大したことがなければ、白谷沢から棒の嶺に登って、帰りは小沢峠から小沢バス停に下りるコースも作れる。
これまで高水山に登ったのは、全部、軍畑からだった。悪い道ではなかったが、どうやら本来の高水不動尊の参道は成木からの道だったようだ。大木が衛兵のように立つ道も立派なものだった。ただ、上まで電気を通すために道に沿って電信柱がずっと続いているのは、ちょっと残念。


高水不動尊の手前まで来ると、キツツキが木をつついている音が聞こえてくる。一羽じゃない。何羽もいる。ああ、このところ、時々痛くなる私の首。くちばしを思い切り木に打ち付ける、彼らの強靱な首が、私も欲しい。

境内に上がると、まだ不動尊は朝の静寂の中にある。本堂に向かって静かに手を合わせ、裏に回って山頂はすぐそこ。

山頂手前の尾根に上がると、まず目に飛び込むのが大岳山。いつも隣に見える富士山は、ここまで近づいちゃうと見えないみたい。山頂に進む途中で樹木が切れて、大岳山と御前山のツーショット。御前山の右には三頭山も見えている。


休憩は岩茸石山で取ることにして先に進む。山頂からの急坂を下りると、もう、そこに岩茸石山が見えている。ただ、近くに見えてもお山は遠い。それを忘れてはいけない。
岩茸石山山頂。北側180度の絶景だ。・・・おかしいんだ。取ったはずの写真が消えてる。筑波も男体山も、アップで撮ったのに。・・・ないの。だけど、静かでね。たまに頭の上を飛ぶ航空機が空気を切り裂く音が聞こえてくるだけ。この静けさの中、独り身をおいているのが心地良い。


ああ、でも今日はまだ先がある。まずは急坂を下る。下の状況にもよるが、場合によっては軽アイゼンをつけることをためらわない。ここでは着けた。とても良い。黒山までは、特に前半、急な登り下りが連続する、結構厳しい道。終始、左側にはずっと川苔山がついてくる。






黒山に戻って小沢峠を目指す。巻き道のトラバース、暗くて写真がぼけちゃった。でも、恥を忍んでぼけた写真付きで報告しておく。結論だけいうと、「気をつければ問題ない」ということだね。



それから、黒山と小沢峠の間は、全体として道がはっきりしていない。道はある。尾根にしても、林の中にしても、道以外にも歩けるところがあって、そちらを歩いていると、いつかルートを外れることがあるかもしれない。


小沢峠から上成木に下りてきた。台風19号で成木川が暴れたらしく、庭先の土手が崩れているお宅もあった。怖い思いをなさっただろう。
あー、初めての道もあり、とても楽しかった。



この日歩いたのは、以下のようなコース。


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