『ごはんにかけておいしい。材料2つで炒めもの』 ワタナベマキ
スイミングに通ってる連れ合いが言う。
まあ、おばさん同士の会話だな。ご亭主が定年退職して家にいる。・・・うちもそうだ。連れ合いは10時頃でかけて昼過ぎに帰ってくるんだけど、おばさんたちが、これから帰ってご亭主のお昼を作るという話だ。「ああ、まったく何作ろう。夜も考えなくちゃ行けないんだよ」とか言って、プンプン帰って行くんだそうだ。
ごはんを作るって、義務化すると苦痛になるらしい。
しかも、子どもなら自分の好きで作ったんだから仕方がないが、これがその子どもを一緒に作ったご亭主のためとなると、“仕方がない”と自分を納得させるのも難しいようだ。長年連れ添うと、そうなるんだな。うちのだって、きっとそうだ。ただ違うのは、私の方がお昼ごはんを作って、スイミングから帰ってくる連れ合いを待っているということだ。
・・・自分が料理好きで良かった。
今、連れ合いが、朝ごはんを食べている。起きてくるのが遅いから、私は先に食べてしまった。今朝は、もちろんご飯にみそ汁。みそ汁は菜の花と豆腐。おかずは、ネギ入りの炒り卵、キノコの酢醤油煮、納豆、焼き海苔、漬物。
めんどくさいなんて思わない。私に有り余るもの、それは暇だ。
今日のお昼は、昨日、連れ合いが安売りで買ってきた生ラーメン。図書館に行くついでに、もやしでも買ってこよう。
さてこの本、材料二つで作った炒め物を、ごはんにかけて食べる。そういう料理の本。簡単でおいしいってことだな。それは良いことだ。
まったく、家というものがぶっ壊されて、家族というのが夫婦と親子だけになってしまった。その中で一日三度、どんな形にせよ、人間はご飯を食べる。その大半を“母”なり“妻”なりの役割をになう者が賄うことになれば、これは大変だ。今の世の中、“母”であろうが、“妻”であろうが、大半が働いているんだからね。


私も昨年度までは働いていて、昼ごはんは準備室で調理して食べた。時間があれば、米も炊いた。なければ、アルファー化米だ。これは災害時用の50人前のやつ。必ず期限切れになるから、勤務先で期限切れになったやつをもらってた。
おかずは、実はこの本の考え方と同じ。鍋に何かしら作って、ごはんにかけて食べる。麻婆豆腐であったり、肉もやし炒めだったり、鶏肉の卵とじであったり。私は、“材料2つでごはんにかける”ってのに近いことをやってたんだな。
味付けも変えてた。準備室にはいつも、塩、醤油、味噌と、それからコンソメ、オイスターソース、マヨネーズとかを置いてた。鶏肉とブロッコリーのマヨネーズ炒めなんてうまかった。
ボンカレーかけて食べるとか、そういうレトルトものを温めてかけて食べるとか、ラーメンライスとか、・・・そういう手もよく使ったけどね。
目次見てもらって分かると思うけど、「肉と野菜を炒める」というのが多い。でも、それで飽きないように、さまざまに組み合わせを変えている。かつ、味付けをいろいろに工夫しているところが、大きな特徴だな。さらに、そこに味のアクセントになるものが加わってくる。香辛料や、紫蘇とかね。あと、漬物を加えて炒めたりしている。ザーサイ炒めとか、高菜炒めとか。
作り方・・・というか、考え方だね。基本的にみんな同じ。何と何をあわせて炒めるか。それにどう味をつけるか。それだけ。その味つけってところが気になると思うので、そこだけ、一部、書き出してみよう。
高菜炒め、甘辛炒め、豆板醤炒め、八角炒め、ゆず胡椒あんかけ、ザーサイ炒め、青じそ炒め、マスタードクリーム炒め、ガーリック炒め、明太子炒め、チーズ炒め、実山椒炒め、バター炒め、カレー炒め、・・・
そう、ある程度、その味つけの部分を舌に覚えさせれば、もう完全に冷蔵庫にあるものだけで、どんな事態にも対応できそうだ。
さて、もやし買いに、図書館に出かけよう。
まあ、おばさん同士の会話だな。ご亭主が定年退職して家にいる。・・・うちもそうだ。連れ合いは10時頃でかけて昼過ぎに帰ってくるんだけど、おばさんたちが、これから帰ってご亭主のお昼を作るという話だ。「ああ、まったく何作ろう。夜も考えなくちゃ行けないんだよ」とか言って、プンプン帰って行くんだそうだ。
ごはんを作るって、義務化すると苦痛になるらしい。
しかも、子どもなら自分の好きで作ったんだから仕方がないが、これがその子どもを一緒に作ったご亭主のためとなると、“仕方がない”と自分を納得させるのも難しいようだ。長年連れ添うと、そうなるんだな。うちのだって、きっとそうだ。ただ違うのは、私の方がお昼ごはんを作って、スイミングから帰ってくる連れ合いを待っているということだ。
・・・自分が料理好きで良かった。
今、連れ合いが、朝ごはんを食べている。起きてくるのが遅いから、私は先に食べてしまった。今朝は、もちろんご飯にみそ汁。みそ汁は菜の花と豆腐。おかずは、ネギ入りの炒り卵、キノコの酢醤油煮、納豆、焼き海苔、漬物。
めんどくさいなんて思わない。私に有り余るもの、それは暇だ。
今日のお昼は、昨日、連れ合いが安売りで買ってきた生ラーメン。図書館に行くついでに、もやしでも買ってこよう。
さてこの本、材料二つで作った炒め物を、ごはんにかけて食べる。そういう料理の本。簡単でおいしいってことだな。それは良いことだ。
まったく、家というものがぶっ壊されて、家族というのが夫婦と親子だけになってしまった。その中で一日三度、どんな形にせよ、人間はご飯を食べる。その大半を“母”なり“妻”なりの役割をになう者が賄うことになれば、これは大変だ。今の世の中、“母”であろうが、“妻”であろうが、大半が働いているんだからね。
『ごはんにかけておいしい。材料2つで炒めもの』 ワタナベマキ 主婦と生活社 ¥ 1,485 フライパン1つでささっと作れる、ごはんにかけるシンプル&ボリュームおかず |
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私も昨年度までは働いていて、昼ごはんは準備室で調理して食べた。時間があれば、米も炊いた。なければ、アルファー化米だ。これは災害時用の50人前のやつ。必ず期限切れになるから、勤務先で期限切れになったやつをもらってた。
おかずは、実はこの本の考え方と同じ。鍋に何かしら作って、ごはんにかけて食べる。麻婆豆腐であったり、肉もやし炒めだったり、鶏肉の卵とじであったり。私は、“材料2つでごはんにかける”ってのに近いことをやってたんだな。
味付けも変えてた。準備室にはいつも、塩、醤油、味噌と、それからコンソメ、オイスターソース、マヨネーズとかを置いてた。鶏肉とブロッコリーのマヨネーズ炒めなんてうまかった。
ボンカレーかけて食べるとか、そういうレトルトものを温めてかけて食べるとか、ラーメンライスとか、・・・そういう手もよく使ったけどね。
目次見てもらって分かると思うけど、「肉と野菜を炒める」というのが多い。でも、それで飽きないように、さまざまに組み合わせを変えている。かつ、味付けをいろいろに工夫しているところが、大きな特徴だな。さらに、そこに味のアクセントになるものが加わってくる。香辛料や、紫蘇とかね。あと、漬物を加えて炒めたりしている。ザーサイ炒めとか、高菜炒めとか。
作り方・・・というか、考え方だね。基本的にみんな同じ。何と何をあわせて炒めるか。それにどう味をつけるか。それだけ。その味つけってところが気になると思うので、そこだけ、一部、書き出してみよう。
高菜炒め、甘辛炒め、豆板醤炒め、八角炒め、ゆず胡椒あんかけ、ザーサイ炒め、青じそ炒め、マスタードクリーム炒め、ガーリック炒め、明太子炒め、チーズ炒め、実山椒炒め、バター炒め、カレー炒め、・・・
そう、ある程度、その味つけの部分を舌に覚えさせれば、もう完全に冷蔵庫にあるものだけで、どんな事態にも対応できそうだ。
さて、もやし買いに、図書館に出かけよう。
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