スカリ山から見た大崩落
熱発による10日間の静養の影響は大きく、先日、軽くときがわ町を歩いたら、いつになく疲れてしまった。もうしばらく、あまり長くならないコースを選んで、身体を慣らしたい。
今日は、鎌北湖に車を置いて、歩き慣れた周辺の山々を歩く。
鎌北湖からエビガ坂に上がろうとそちらに進んだが、少し距離が短すぎる気がして、獅子ヶ滝をへて、阿諏訪までロードを歩いて、距離を伸ばすことにした。
(獅子ヶ滝 お化けが出るという噂もあったが、出ません。信仰の滝です)
小一時間ほど歩いて八坂神社で湧き水をいただき、登り口目指して坂を登る。登り口についてビックリ、通行禁止。理由は書いてない。滝の入方面に向かう道もあるにはあるが、そちらに行くと、車を置いた鎌北湖に戻るのがつらい。とりあえず、無視して進む。
(悪いことが起こりませんように)
取り付きの山から、愛宕山の山域に入る。ここまで異常なし。沢筋でもないし、「大きな崩落は考えづらいけど」などと思いつつ進む。すると前方、樹林越しに黄土色の地肌がむき出しになっている場所が見える。崩落だ。大きい。「ええ、苔地蔵も流されたのか」
(ひっそりと、・・・苔地蔵)
良かった。苔地蔵は無事。しかし、崩落までは、その先20mもないと思う。行ってみると、ものすごい大きな崩落。傘杉峠下の崩落は、私は越えた。この崩落は、越えるなんて思いもよらない。大きく、そして深い。いい道だったのに、・・・消えた。
(大崩落。これはとても越えられない。傘杉峠下の崩落はなんとか越えたけど、これを越えるなんてとても考えられない。それほど大きく、しかも深い)
苔地蔵の裏手から、尾根筋に上がる道があり、尾根筋には、それなりに道がついている。知らなきゃ戻るしかないところだった。尾根に上がると、崩落の影響は、尾根までは及んでいなかった。
(尾根上の道)
ただ、愛宕山への登りは、ものすごい急坂。以前、ワンゲルの子を連れて行ったときは、先に行って、ザイルを垂らした。あの崩落に道をつけることはできないだろうから、これをルートにするしかない。登りはなんとかなっても、ザイルなしに下るのは怖い。毛呂山町に頑張ってもらいたい。
(急坂を登り切って振り返る。赤いテープの向こうはガクンと落ちている)
(杉の衛兵)
(お定まりの鉄塔だけど、 真下に入るために、どんだけ苦労したことか。でも、その代わりにタラッぺの木を見つけた)
貝立場までくると、鼻曲山経由で越生梅林に下りるという人たち、二組にあう。崩落の情報を流そうとしたが、マイナーな道、そちらに向かう人はいなそうだ。
一本杉峠を過ぎると、奥武蔵縦走路のメインルート、人が多い。週末に歩くのは久し振りだけど、やはり週末歩くと人に会うんだな。
(一本杉峠。ここからは奥武蔵主要縦走路)
やっぱり、息が上がるのが早い。蟹穴山、スカリ山と、しっかり休憩して食べる。蟹穴ラーメンに、スカリバーガー。天気予報は曇りだったが、雲は薄い。霞んでいるが、周囲の山々は見えている。
(大好きな蟹穴山で休憩。いいところなのに、行き過ぎる人が多い)
(あいつらが、山を越えて攻めてきた)
(蟹穴山からの越上山)
(スカリ山から、武甲山と越上山を一枚の写真に)
スカリ山で、今日歩いた行程を確認しようとしたら、あるものを見つけた。阿諏訪の山と思われる方角に、黄土色の地肌。・・・愛宕山の大きな崩落だ。スカリ山からもはっきり見えた。
(地肌がむき出しの場所がある。・・・あれは?)
(山が崩れたんだ)
北向地蔵からは、東三角山を経て、鎌北湖の反対側に下りる。途中の東屋からは、おそらく蟹穴山と思われる土のむき出しになった山頂が見えた。
(今日、二つ目の愛宕山、北向地蔵の上から。たたなづく青垣山ごもれる)
(鎌北湖を見下ろす東屋から。
水のない湖畔に下りて、ヤマップを閉じる。11キロしか歩いてないのか。ずいぶん疲れた。
最後になるが、今、鎌北湖には水がない。堤の改修のために抜かれているんだそうだ。工期は長く、令和3年3月まで。花の時期になっても、今年はいつもの花筏は見られない。
《つけ加えます》
本日、人のうんこの二度見ました。奥武蔵の主要縦走路です。まったく道から外れずにやってある人のうんこを、私ははじめて、しかも今日だけで二回も見ました。
一つは茶之嶽山から一度ロードに下りて、次に山道に入るところ。一つは観音ヶ岳から下りて、愛宕山の登りに入るところです。どちらも軟便のうえにティッシュパーパーを乗っけてある状態でした。
最初、ティッシュが落ちてるので回収しようと思ったのですが、うんこを見て、怖じ気づき、放置しました。
私は自分用に、小さいシャベルを携帯しています。だけど、私のものを片付けるもので人のものを片付けるのは嫌だ。それに、私は人が通るところで、お尻は出しません。痕跡も残しません。
よほどのことだとは思うんだけど、人が通るところです。とても驚きました。
この日歩いたのは、以下のようなコース。
今日は、鎌北湖に車を置いて、歩き慣れた周辺の山々を歩く。
鎌北湖からエビガ坂に上がろうとそちらに進んだが、少し距離が短すぎる気がして、獅子ヶ滝をへて、阿諏訪までロードを歩いて、距離を伸ばすことにした。

小一時間ほど歩いて八坂神社で湧き水をいただき、登り口目指して坂を登る。登り口についてビックリ、通行禁止。理由は書いてない。滝の入方面に向かう道もあるにはあるが、そちらに行くと、車を置いた鎌北湖に戻るのがつらい。とりあえず、無視して進む。

取り付きの山から、愛宕山の山域に入る。ここまで異常なし。沢筋でもないし、「大きな崩落は考えづらいけど」などと思いつつ進む。すると前方、樹林越しに黄土色の地肌がむき出しになっている場所が見える。崩落だ。大きい。「ええ、苔地蔵も流されたのか」

良かった。苔地蔵は無事。しかし、崩落までは、その先20mもないと思う。行ってみると、ものすごい大きな崩落。傘杉峠下の崩落は、私は越えた。この崩落は、越えるなんて思いもよらない。大きく、そして深い。いい道だったのに、・・・消えた。

苔地蔵の裏手から、尾根筋に上がる道があり、尾根筋には、それなりに道がついている。知らなきゃ戻るしかないところだった。尾根に上がると、崩落の影響は、尾根までは及んでいなかった。

ただ、愛宕山への登りは、ものすごい急坂。以前、ワンゲルの子を連れて行ったときは、先に行って、ザイルを垂らした。あの崩落に道をつけることはできないだろうから、これをルートにするしかない。登りはなんとかなっても、ザイルなしに下るのは怖い。毛呂山町に頑張ってもらいたい。



貝立場までくると、鼻曲山経由で越生梅林に下りるという人たち、二組にあう。崩落の情報を流そうとしたが、マイナーな道、そちらに向かう人はいなそうだ。
一本杉峠を過ぎると、奥武蔵縦走路のメインルート、人が多い。週末に歩くのは久し振りだけど、やはり週末歩くと人に会うんだな。

やっぱり、息が上がるのが早い。蟹穴山、スカリ山と、しっかり休憩して食べる。蟹穴ラーメンに、スカリバーガー。天気予報は曇りだったが、雲は薄い。霞んでいるが、周囲の山々は見えている。




スカリ山で、今日歩いた行程を確認しようとしたら、あるものを見つけた。阿諏訪の山と思われる方角に、黄土色の地肌。・・・愛宕山の大きな崩落だ。スカリ山からもはっきり見えた。


北向地蔵からは、東三角山を経て、鎌北湖の反対側に下りる。途中の東屋からは、おそらく蟹穴山と思われる土のむき出しになった山頂が見えた。


水のない湖畔に下りて、ヤマップを閉じる。11キロしか歩いてないのか。ずいぶん疲れた。
最後になるが、今、鎌北湖には水がない。堤の改修のために抜かれているんだそうだ。工期は長く、令和3年3月まで。花の時期になっても、今年はいつもの花筏は見られない。
《つけ加えます》
本日、人のうんこの二度見ました。奥武蔵の主要縦走路です。まったく道から外れずにやってある人のうんこを、私ははじめて、しかも今日だけで二回も見ました。
一つは茶之嶽山から一度ロードに下りて、次に山道に入るところ。一つは観音ヶ岳から下りて、愛宕山の登りに入るところです。どちらも軟便のうえにティッシュパーパーを乗っけてある状態でした。
最初、ティッシュが落ちてるので回収しようと思ったのですが、うんこを見て、怖じ気づき、放置しました。
私は自分用に、小さいシャベルを携帯しています。だけど、私のものを片付けるもので人のものを片付けるのは嫌だ。それに、私は人が通るところで、お尻は出しません。痕跡も残しません。
よほどのことだとは思うんだけど、人が通るところです。とても驚きました。
この日歩いたのは、以下のようなコース。

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