めんどくせぇことばかり 『トランプウソつかない』 髙山正之
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『トランプウソつかない』 髙山正之

南北戦争で北軍は、奴隷解放、人道主義を北部20州の旗印にしながら、うちケンタッキー、ミズーリなど5州もが奴隷州のままだった。奴隷解放は口先だけで、南部に対するネガティブキャンペーンだった。

おまけに人道を言う北軍の戦い方は非人道の極みで、その代表がウィリアム・シャーマン将軍。彼はアトランタを陥落させると南軍の戦意を阻喪させるために邸宅も街も鉄道もすべてを破壊し、焼き尽くした。

アトランタが消滅すると彼はそこから400キロ東の大西洋岸まで50キロ幅ですべてを焼き払って行った。世にいうSherman‘s march to sea(海への進軍)だ。東京大空襲の雛形はこんなところにあった。

この狂気の焦土作戦で南軍の将軍ロバート・リーが降伏し、62万人を殺した南北戦争は終わるが、米国人のもう一つの本性、慈悲なき復讐心がむき出しになる。敗軍の将リーは足かせを嵌められて晒し者にされ、彼の広大な邸宅は北軍戦死者の墓地にして汚された。今に残るアーリントン墓地がそれだ。

本当にいやらしい連中だな。そのいやらしさは、今のアメリカ人にも、しっかり受け継がれている。

1999年、東芝相手に奇妙な訴訟が起こされた。東芝のパソコンでいくつもの作業を同時にやるとフロッピーディスクコントローラー(FDC)が故障する可能性がある。だから賠償しろと言う。不具合が起きたというクレームは一切なかった。相手はクリントンへの大口献金者でもあるウエイン・リオ弁護士。東芝はパソコンの欠陥を承知で売っている。だから1兆円払えと譲らない。

主張の根拠はNECが“今のFDCに過重負荷をかけると故障する恐れがある”と改良FDCを載せたのに、東芝はそれをしていないということ。

ばかばかしいがリオ弁護士にはクリントン大統領がついていた。東芝は結局、総額1100億円の和解案を飲んだ。和解金捻出のため有価証券を売り払ったものの、650億円の赤字を出した。

アメリカは弱った獲物は見逃さない。今回は東芝の子会社ウェスチングハウス社が汚い仕掛けをして、今度こそ東芝に1兆円の背負い込ませた。




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暴言大統領と思ったら大間違い 彼の言動にアメリカ人の黒い本音が潜んでいる
第一章  朝日の断末魔が聞こえる
第二章  世界が認める日本人の凄さ
第三章  正しい歴史を知れば怖いものなし
第四章  今日も朝日にウソが載る
第五章  「フェイクニュース」の元祖はどこか  


日本では、アメリカの歴史教科書が話題になることはほとんどない。しかし、これがけっこうすごい。アメリカで教科書を出版しているマグロウヒル社の高校歴史教科書に、ハワイ大准教授のハーバート・ジーグラーがこう書いている。

「日本は韓国女20万人を力づくで拉致、天皇の贈り物として日本軍兵士の性の奴隷にした。使用後は皆殺しにした」

おそらく韓国からなにがしかの働きかけがあったのか知らないが、この文章は最初から最後まですべて韓国人が書いたものとしか思われない。それをこの准教授は、丸呑みしたんだろう。

マッカーサーは厚木につくなり「吊るすべき戦犯を39人捕まえろと命じた」とブリタニカ百科事典にある。“39人”は、米国にインディアン殲滅史に「リンカーンが命じた処刑者数」としてこの数字が出てくる。

米国のインディアン処分は狡猾だ。最初は、ワンパノアグ族を手なづけ、別の部族と戦わせて滅ぼしていく。その繰り返しで最後に残った部族を白人が自ら片付ける。リンカーンの頃には大どころではミネソタ州に残ったスー族が残るだけになった。リンカーンはその領土をすべて取り上げ、代わりに十分な食料や衣料品を提供すると約束した。しかし、食糧もなにも届かない。抗議すると担当のアンドリュー・ミリックは「空腹なら草を食え」と言った。

スー族が彼を殺すと、リンカーンはそれを待ってスー族退治を命じ、降伏した頭目たちを「公平な裁判」にかけた結果、全員を処刑した。その数が39人だった。

マッカーサーには、こういう偏執狂的ないやらしさがある。

日本がマッカーサー案の憲法を受け入れ、日本語の翻訳のすり合わせが終わったのが3月5日。GHQスタッフがアメリカへ飛んでアメリカ時間3月6日にワシントンで開かれる極東委員会に提出と、やたらと急ぐ。マッカーサー憲法受け入れの見返りに、4月3日の極東委員会で天皇の不起訴が決まる。

ここからが偏執狂の真骨頂。4月29日の天皇誕生日に、東条英機以下28人のA級戦犯の起訴を行う。翌年5月3日の憲法記念日は、東京裁判を開廷した日。12月23日、今上天皇の誕生日は東条英機らを処刑した日。

米国で、リー将軍の像を廃棄しろという意見がある。「彼は南軍の将。奴隷制の擁護者」という言い分だ。それについてのトランプのコメントが問題だとメディアが騒いでいる。彼はこういった。「こんなことで歴史と文化が切り裂かれるのを見るのがつらい」と。クリントンの女房を選ばなかったのは、アメリカにも良心があることの証明か。


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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