慈光寺から堂平山、笠山へ
少しずつ、ほんとに少しずつだけど、日常が取り戻されつつある。
それは山も同じで、おそらくそれぞれの人が、それなりの制限を設けて、山を再開している。あるいは、再開する気になれずにいる。
私も自分の設けた制限に制約されて、コース選びに不自由している。短いコースしか思いつかずに、“それなら”と、そのうちテントを背負って歩けるようにと、わざわざザックの重量を増やしたりしてみた。
でも、「もしかしたら、週後半には関東も梅雨入りかも」なんて聞いて、その前に長めのコースを歩いておきたくなって、東秩父に出かけた。皆谷のヤマメの里観光駐車場に車を置いて笠山に登り、馬蹄形の尾根をぐるっと回って大霧山へ。そこから皆谷に下りる、私にはお決まりのコース。
ところが朝6時に着いてみると、駐車場は相変わらず閉鎖されたままだった。東秩父は昨年の台風で、あちこちの道路の崩落があり、それを理由に「ハイキングはしばらく控えて欲しい」って立場を取ってたんだな。そう書いてあった。
感染症対策での“来村お断り”が終わったので、駐車場の閉鎖も終わったと思ってきたんだけど、残念。一つ手前の、橋場のトイレ脇駐車場は閉鎖が解除になってたのに、なぜかな。重機が何台か止まってたので、道路復旧工事のために重機置き場になってるのかも。橋場に置けないこともないけど、ここは狭いしね。
予定変更。ときがわトレッキングコース駐車場は、閉鎖が解除になってるので、そこから堂平山、笠山に登って、駐車場に戻る。ピストンになっちゃうけど、それなりの距離はありそう。
このコースは、とにかく堂平山が登りでがある。慈光寺の一番奥、観音堂の脇から山に入る。都幾山、金嶽を経て、いったん舗装道路を横切り、堂平山に続く尾根に入る。この部分、トレッキングコース自体は、舗装道路の方になってるので、ここからは道が薄い。
(ここに車を置かせてもらうこともできるけど、ここまで来る道も、なかなかいい)
(一番奥の観音堂。脇に登山口がある)
( 金嶽の登り。若い緑が気持ちいい)
急な登りを登り切ったところで、また舗装道路を横切る。ここが七重峠。トレッキングコースはここから未舗装の林道を奥へ進み、その先から堂平への山道を登る。そちらには行かずに、ここもそのまま、山頂に続く尾根を進む。
(急登を前に腹ごしらえ。半分食べて、口を閉じて、残りは山頂で。それができるからいい)
道は、心細いながら、ある。赤テープがついているんだけど、七重峠からすぐのところでは、赤テープは尾根から右側にはずれて、急斜面の巻き道になる。そちらには行かず、まっすぐ尾根を行く。最初にちょっと薮があるが、これは藪こぎで越える。すると、薮を越えたところから、尾根筋にも赤いテープがついている。こっちの方がはるかに安心な道。以前、下山したときに気がついた。
(急登の登りはじめで見えた笠山)
安心な道だけど、登れば登るほど、道が急になる。本当に、嫌になるほど。急登が三度の飯より好きと言う人がいたら、是非。
(到着するのは、キャンプ場の一番下。奥武蔵の中でも、笠山を除けば越上山が分かりやすい)
山頂は眺めのいい場所なんだけど、この日、天気は晴れているんだけど、霞がかって、離れた山は見えない。武甲山は見えるけど、両神山は見えないって感じ。
(このドーム、晴れていれば、うちの近所から見える)
(東秩父村。白石の集落かな)
それにしても、人がいない。ご婦人二人連れがひと組だけ。やがて、私一人に。この人たちをあわせても、今日あったのは、他にソロの人が二人。
(ポコッと武甲山。この方角は長沢背稜まで見える・・・ような、見えないような)
篭山のタルまで下りて、あらかじめ、七重峠に向けてショートカットできるはずの道を探す。ある。・・・いや、ない。あるような気もするが、急な下りのはず。途中で登り返すのは辛そうだから、4倍ほどになるけど、舗装道路を歩こう。
それを先に決めて、笠山へ。やはり山頂に立っても、ちょっと離れた山は見えない。山頂でラーメンを食べて、下山にかかる。
(静かな笠山山頂。あまりにも、人が少ない)
笠山峠からは、七重峠まで舗装道路。この日、日差しは強いが、山の中では、熱中症になりそうなほどの暑さは感じなかった。厳しい登りで汗はかいたけど、気持ちのいい風も吹いてくれた。だけど、林道は暑かった。地面や舗装道路の照り返しが厳しいのは嫌だな。
(林道歩きから見えた堂平山。なんか、でかいな)
( 飛行機雲が雲に突っ込む。いや、飛行機のほうがはるかに高いか)
七重峠からは、がれた急な下りがあるので、そこを通過するときはチェーンスパイクを履いた。安心感が違う。
そうそう、もう一つ楽しみがある。行きは、金嶽の上るコースを取ったが、この間、高低差のない、ほぼ平坦な林の中の道を選ぶこともできる。その途中に、奴がいる。いつも思うんだけど、こいつの食い意地には呆れてしまう。
( いつものことながら、こいつの食欲にはあきれる)
この日歩いたのは、以下のようなコース。
それは山も同じで、おそらくそれぞれの人が、それなりの制限を設けて、山を再開している。あるいは、再開する気になれずにいる。
私も自分の設けた制限に制約されて、コース選びに不自由している。短いコースしか思いつかずに、“それなら”と、そのうちテントを背負って歩けるようにと、わざわざザックの重量を増やしたりしてみた。
でも、「もしかしたら、週後半には関東も梅雨入りかも」なんて聞いて、その前に長めのコースを歩いておきたくなって、東秩父に出かけた。皆谷のヤマメの里観光駐車場に車を置いて笠山に登り、馬蹄形の尾根をぐるっと回って大霧山へ。そこから皆谷に下りる、私にはお決まりのコース。
ところが朝6時に着いてみると、駐車場は相変わらず閉鎖されたままだった。東秩父は昨年の台風で、あちこちの道路の崩落があり、それを理由に「ハイキングはしばらく控えて欲しい」って立場を取ってたんだな。そう書いてあった。
感染症対策での“来村お断り”が終わったので、駐車場の閉鎖も終わったと思ってきたんだけど、残念。一つ手前の、橋場のトイレ脇駐車場は閉鎖が解除になってたのに、なぜかな。重機が何台か止まってたので、道路復旧工事のために重機置き場になってるのかも。橋場に置けないこともないけど、ここは狭いしね。
予定変更。ときがわトレッキングコース駐車場は、閉鎖が解除になってるので、そこから堂平山、笠山に登って、駐車場に戻る。ピストンになっちゃうけど、それなりの距離はありそう。
このコースは、とにかく堂平山が登りでがある。慈光寺の一番奥、観音堂の脇から山に入る。都幾山、金嶽を経て、いったん舗装道路を横切り、堂平山に続く尾根に入る。この部分、トレッキングコース自体は、舗装道路の方になってるので、ここからは道が薄い。



急な登りを登り切ったところで、また舗装道路を横切る。ここが七重峠。トレッキングコースはここから未舗装の林道を奥へ進み、その先から堂平への山道を登る。そちらには行かずに、ここもそのまま、山頂に続く尾根を進む。

道は、心細いながら、ある。赤テープがついているんだけど、七重峠からすぐのところでは、赤テープは尾根から右側にはずれて、急斜面の巻き道になる。そちらには行かず、まっすぐ尾根を行く。最初にちょっと薮があるが、これは藪こぎで越える。すると、薮を越えたところから、尾根筋にも赤いテープがついている。こっちの方がはるかに安心な道。以前、下山したときに気がついた。

安心な道だけど、登れば登るほど、道が急になる。本当に、嫌になるほど。急登が三度の飯より好きと言う人がいたら、是非。

山頂は眺めのいい場所なんだけど、この日、天気は晴れているんだけど、霞がかって、離れた山は見えない。武甲山は見えるけど、両神山は見えないって感じ。


それにしても、人がいない。ご婦人二人連れがひと組だけ。やがて、私一人に。この人たちをあわせても、今日あったのは、他にソロの人が二人。

篭山のタルまで下りて、あらかじめ、七重峠に向けてショートカットできるはずの道を探す。ある。・・・いや、ない。あるような気もするが、急な下りのはず。途中で登り返すのは辛そうだから、4倍ほどになるけど、舗装道路を歩こう。
それを先に決めて、笠山へ。やはり山頂に立っても、ちょっと離れた山は見えない。山頂でラーメンを食べて、下山にかかる。

笠山峠からは、七重峠まで舗装道路。この日、日差しは強いが、山の中では、熱中症になりそうなほどの暑さは感じなかった。厳しい登りで汗はかいたけど、気持ちのいい風も吹いてくれた。だけど、林道は暑かった。地面や舗装道路の照り返しが厳しいのは嫌だな。


七重峠からは、がれた急な下りがあるので、そこを通過するときはチェーンスパイクを履いた。安心感が違う。
そうそう、もう一つ楽しみがある。行きは、金嶽の上るコースを取ったが、この間、高低差のない、ほぼ平坦な林の中の道を選ぶこともできる。その途中に、奴がいる。いつも思うんだけど、こいつの食い意地には呆れてしまう。

この日歩いたのは、以下のようなコース。

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