めんどくせぇことばかり 『こういう写真ってどう撮るの?』 森下えみこ
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『こういう写真ってどう撮るの?』 森下えみこ

息子が少年野球をやってる頃、できるだけいい写真を撮って、思い出に残せるようにしておいてやろうとカメラを買った。

写真を撮るって事、そのものに興味があったわけじゃない。だから、中学の野球部までは写真を撮ったが、高校に入ってからは、そうそう親が顔を出すのもおかしいかと思って、すっかり遠のいてしまった。そのうち、棚の整理かなんかの折にカメラを落とし、レンズが割れて、それきりにしてしまった。

56歳の時に足の手術をして、山歩きができるようになって、そう言えばカメラがあったはずだと思いだした。引っ張り出したが、レンズが割れている。メルカリならあるんだな。一緒に見つけた充電器と共に、すぐに購入。

息子が野球をやってた数年間、カメラまかせの自動撮影で撮ってただけだから、絞りがどうの、シャッタースピードがどうのというのは、やはり煩わしい。

だけど、人の山登りの活動報告をパソコンで見ていても、玄人はだしの写真をよく見かける。「梵天丸もかくありたい」とは思うものの、そう簡単にうまく行くとも思えない。

料理の本に、“3行レシピ”というのを強調したものが、最近受けている。「簡単な料理」というわけではない。しかしm「簡単と思わせる料理」ではある。なにしろ三つの手順だけでできるように思わせてくれるわけですから。しかし、考えてもみて下さい。三つの手順だけでできる料理なんて、そうそうあるわけありません。

①キャベツを千切りにする。②マヨネーズをかけて食べる。

①ソーセージを5ミリの厚さに斜め切りする。②フライパンで焼き、焼き上がりにしょうゆを回しかける。

これじゃあ、“2行レシピ”か。このあたりが料理と呼べるかどうか分からないけど、この範疇を一歩抜け出ようとすると、手順を3行にまとめるのは難しい。それでも、“3行レシピ”というのが成立するのは、いくつかの手順を1行に凝縮してしまっているから。あるいは、いくつかの手順を、言わずもがなと省略してしまっているから。

それがただの“いかさま”であれば、じきに誰も見向きもしなくなる。だけど、3行でレシピを表すことには、「やる気を失わせない」という重要な意味がある。




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3行レシピみたいに、目的別撮影テクが満載!プロ写真家があなたの悩みを解決!
1章 撮影前の準備
2章 目的別撮影テクニック
3章 役に立つ実践的な構図7つ
4章 写真を形にしてみよう


料理を作ろうとするときに、そのたびに料理の本を引っ張り出す人は、そうはいない。一度、料理の本で作り方を覚えて、あとは、できることなら本に頼らないで作りたい。だけど、忘れちゃうこともある。仕方がないから本を見る。その時、最初から、長い手順を繰り返しては、やる気を削いでしまう。

その忘れた部分が、材料であり、手順であったとしても、もとがコンパクトにまとめられた手順であるから、ピンポイントで確認できる。それで思い出せれば、もう本に頼ることもなくなるだろう。・・・と、そういう効果がある。

「こういう写真を撮るなら、“ここをこう”・・・みたいな、とりあえず撮ってみる。簡単なレシピを教えてもらうとか、そういう本が良いんです」

そういう企画で作られたのが、この本ということ。著者の森下えみこさんはエッセイ漫画という分野で活躍する人で、身の回りで起きた出来事やその感想を漫画でつづっていく手法を得意にしているようだ。その手法を「写真を撮る」事に応用した本ということだな。

まさに、森下えみこさんが、カメラを買うところから、お話が始まるんだから。そこで買ったカメラが、私の持ってるものとはちょっと違うっていうのが、困ったところ。

さて、写真を撮ることについての肝は、この本の2章「目的別撮影テクニック」。カメラが違うから説明も違っちゃうんでけど、自分のカメラの説明書を十数年ぶりに引っ張り出して、カメラをカチャカチャやりながら、読み直してしまった。

この本は、私にやってみようかなって思わせるところまでは成功した。

それで新たに理解できたことは、一つあったか、二つあったか。三つか四つか。それは、山に行って写真を撮ってみないと分からない。・・・まあ、一つだろうな。めんどくさいことに労力を割こうという意思に欠けるからな。

だけど、その一つを試してみることは、今から楽しみ。・・・このブログで、山に行った記録を残してるんだった。・・・写真付きで。

人間というもの、人を評価するときは、長い目で見るという視点が大事だと、そう私は思う。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
























































































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