めんどくせぇことばかり 『恨の法廷』 井沢元彦
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『恨の法廷』 井沢元彦

韓国の花子像に向かって安倍首相が土下座をしている像を作った奴がいるんだってね。・・・韓国人らしいね。

なんだか植物園のなかにあるらしい。園長の仕業のようだ。「安倍首相が植民地支配と慰安婦問題について謝罪を避けていることを刻印し、反省を求める作品」だとして8 月に除幕式を行うと予告したという。騒ぎが大きくなって除幕式は中止したものの、植物園の中では公開されているということだから、責任は取るんだろうね。

・・・な~んていうのは日本人らしい考え方。日本人に対しての責任なんて、取る気なんてあるわけがない。まったく韓国人っていうのは、上から下まで。あっ、とりあえず、ここでの上は大統領で、下は植物園長さんね。

それでも、どんなもんなのかな~。韓国でも、この間読んだ『反日種族主義』なんて本がベストセラーになるご時世だからね。少しは変化が見えてくるかもね。期待はしてないけど。

韓国で、韓国人による犯罪行為をきっかけにして、韓国人と日本人を巻き込んだ大きな事故が発生する。巻き込まれた者たちが気がつくと、そこはこの世ではない。かと言って、あの世とも言い切れない。そこは神の主催する領域。どうやらそこで、事の糾明が行なわれるらしい。

しかし、それは入り口で躓いて、まるで事の糾明には入れない。事件の責任の前に、韓国人の日本人に対する偏見が立ち塞がっているからだ。韓国人は、それは偏見ではなく、真実だと主張する。

神は、まずそれを解決するための、法廷を開くことになる。中央奥に裁判官の席があり、その前に証言台、両側に法定代理人の関があり、その後ろには傍聴席がある。日韓双方の代表が、日本側、韓国側に別れて座った。双方の民族から立会人が呼び出された。韓国側が檀君。日本側が聖徳太子。


『恨の法廷』    井沢元彦


小学館  ¥ 1,320

「戦後最悪」と言われる現在の日韓関係を「予言」していたとも言える異色作、ついに復刊
「日韓に横たわる諸問題は、すべて日帝三十六年(大日本帝国による植民地支配)が原因であり、日本の文化も政治も全部韓国が教えてやったもので日本には文化など無いのだ!」そう非難する韓国側に対し、日本側は親鸞や道元、上杉鷹山などの証人を「参考人」として招致し、その主張をひとつづつ論破していくが……。


証人が呼び出されていく。

聖徳太子の師である高句麗人の慧慈。百済の王族の余自信。神代の時代に日本に帰化した新羅の王子と言われる天日槍。韓国史上最大の英雄の一人、新羅の金春秋。朱子の後継者と言われる李退渓。

日本からは、浄土真宗の祖、僧の親鸞。曹洞宗の祖、僧の道元。江戸時代の米沢藩主、財政難の再建に尽力した上杉鷹山。

挙げ句の果てに、東アジアを狂わせた、朱熹その人まで。

平成3年に出された本だそうだ。29年前か。井沢さんは、29年前で、もうここまで高い精度で韓国を描くことが出来たのか。29年前というと、私は31歳か。とてもここまでの認識はなかったな。

学生の頃、朝文研と付き合いがあって、在日の人に囲まれて過ごした時期もあったもんで、だいぶ吹き込まれていたからな。29年前というと、軌道修正もようやく後半に入ったって感じだな。

“はじめに”で井沢さんは、「書き直したいという欲望にかられるところが少しある」と告白した上で、「あえて、書き直さない」と言っている。その部分については、“あとがき”で触れると。

“あとがき”から先に呼んでしまいたい欲望を抑えて、本編を読んだ。読み始めていくらもページをめくらないうちに、気になる部分にさしかかった。

「たしかに日本は、韓国を三十六年間支配した。多くの韓国人を虐殺し、あるいは奴隷のように酷使した、それは事実である」

あの時代、韓国人を虐殺し、奴隷のように酷使した日本人がいたら、法に照らして厳しく罰せられたはず。井沢さんも、“あとがき”で、そのあたりを告白している。書き直したいと思ったのは、日本のマスコミが垂れ流したデマ、デマカセの影響を受けて、日本のことを悪く書きすぎた部分だそうだ。

それにしても、29年前にここまで書けたって言うのはさすがだ。29年前、まだ井沢ファンではなかった私は、この本を読まなかった。読んでればなあ。だいぶ違ったと思うな。

文在寅大統領に対しても、植物園長に対しても、あえてこの言葉を贈ろう。

「勇気を持って歴史を直視せよ」


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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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