めんどくせぇことばかり 『暮らしのなかのニセ科学』 左巻健夫
FC2ブログ

『暮らしのなかのニセ科学』 左巻健夫

先日、この本の冒頭で扱われている《ガンをめぐるニセ科学》を読んで、「そう言えば母がガンで死んだとき、もしもおかしな話を吹き込まれていたら」って思ったら腹が立ってきて、まだいくらも読んでいないのに、ついついこの本について書いてしまった。

まあ、私には、決して珍しいことじゃないけどね。

昨日、ニュースや最近の話題を検索していて、気になる話題を発見した。7月1日から始まった、レジ袋の有料化に関する話題である。
BLOGOS
レジ袋有料化がより環境負荷を高めている可能性も

https://blogos.com/article/474808/
(抜粋)
エコバッグの持参率が100%近くになればプラスチックごみ問題は解決だ!と思いたいところですが、プラスチックごみ問題はそこだけではありません。エコバッグ自体の問題もあるのです。問題はこの施策が本当に“エコ”に貢献しているのかどうか。

紙袋なら約11回、布のエコバッグだと約840回、オーガニックコットンのバッグだと約2400回使わないと、レジ袋よりエコだとは言えないという研究結果もあるのです。
ありゃ、レジ袋の有料化は無意味みたい。・・・でも、大丈夫。経済産業省はこの施策を始める理由を、次のように説明している。

プラスチックは、非常に便利な素材です。成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、製品の軽量化や食品ロスの削減など、あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。一方で、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあります。私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があります。

このような状況を踏まえ、令和2年7月1日より、全国でプラスチック製買物袋の有料化を行うこととなりました。これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。
ほらね。

この施策を始めるのは、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあるけれども、レジ袋の有料化でそれを解決していこうというわけではない。この施策で不自由な思いをすることを通して、無料配付のレジ袋が本当に必要かどうかを考え、ライフスタイルを見直すきっかけとすることが目的。環境問題を改善することが目的じゃないんだ。

「国民も、ちっとは考えろよな」って、偉そうに言ってるわけ。それだけのこと。

だいたい、環境問題が目的なら、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化は、それぞれ違う問題なんだから、個別に考えていく必要がある。

「国民も、ちっとは考えろよな」って言ったって、本当に考えなきゃいけないのは経産省の方。

だいたいレジ袋に関して言えば、レジ袋でゴミ出しをすれば、そのまま焼却されて、しかも、もとが石油なんだからよく燃える。わざわざ、レジ袋ではない指定のゴミ袋を買わせるのは、それこそゴミを増やすために行なわれている無駄としかいいようがない。国がやるべきことは、無料配付のレジ袋を有効活用するため、レジ袋によるゴミ出しを禁じている自治体に声をかけていくことだろう。

まあ、欧米が先行して有料化したことに追随しようってことなんだろうけど、欧米は再び無料化しつつあるみたいだぞ。

ともあれ、無意味な施策に国民を従わせようって言うのは、国民を愚民化しようってことでしかない。しかもそれを強いている役人が、国民以上に愚かでは、どうしようもない。





平凡社  ¥ 880

人はなぜニセ科学にだまされてしまうのか?怪しい健康・医療情報にはご用心。
第1章 ニセ科学をなぜ信じてしまうのか
第2章 がんをめぐるニセ科学
第3章 サプリメント・健康食品の効果は?
第4章 あのダイエット法、本当に効果的?
第5章 あの健康法に効果はある?
第6章 食品添加物は本当に危ないのか
第7章 ニセ科学はびこる水ビジネス
第8章 大手企業も次々に―マイナスイオン、抗菌商品
第9章 もっとも危険なニセ科学、EM
第10章 ニセ科学にだまされないために


もう20年になるかな。

2年の時に担任をしていた女の子が、3年の夏を過ぎた頃から球にやせ始めて、その年が終わる頃にはガリガリになってしまった。3学期はほとんど学校には来なかった。それでも卒業は出来たが、就職が決まっていた会社には、入社できなかった。

目立ってやせ始めた頃には、「お前、ダイエットなんかしてるんじゃないだろうな」なんて、軽い気持ちで声をかけていたが、おそらく、もうその時点でかなり悪い状況だったんだろう。2学期の後半には保健室が対応し始めたけど、完全に拒食症だった。

3学期には入院した。そのまま卒業式を越えて、入退院を繰り返し、長い拒食症との戦いになったようだ。学校も変わって、しばらくしてから、同じ学年で、同じく2年の時に担任していた別の女の子から聞かされた。

自殺が心配された時期もあったけど、なんとか日常生活に戻れた。好きな人が出来て妊娠したけど、流産しちゃった。拒食症の影響もあったみたい。

世の中の風潮というのは、正直なところ恐ろしい。サプリメントに健康食品。ダイエット。過剰な健康番組。健康が金になると思えば、大手企業まで平気で非科学的な発言を繰り返す。イメージだけで食品添加物を排除して、逆に人を食中毒の危険にさらし、本当は水道水の方がはるかに安全なのに、人は高い金を払ってミネラルウォーターを選ぶ。

なんだか、右を向いても左を見ても、嘘ばっかりだな。金になるなら、人の健康を害しても、人の命を縮めても、平気で嘘をつく。

EM? 有用微生物群?

世界救世教という新興宗教が関係した農業用微生物資材だそうだ。有名人、政治家につながって、その伝手をたどって教育の世界にも食い込んでいっているらしい。この本は2017年の本だから、今は下火になったのかと思いきや、まだまだ活動を続けている。

健康のためには、バランスのいい食事と適度な運動、それから疲れを取る快眠。これ以外の働きかけがあったら、それは嘘。まずはそう思うことが必要のようだ。

だからこそ、経産省がいい加減なことを言っていてはいけない。経産省がEM菌か?




関連記事

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


人生に必要なもの、一人の女性、一人の親友、一つの思い出、一冊の本。
その一冊。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事