めんどくせぇことばかり 『職場のざんねんな人図鑑』 石川幹人
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『職場のざんねんな人図鑑』 石川幹人

ああ、嫌なのがいたなぁ。

仕事は効率的にこなすタイプだった。自分は仕事が出来るという自覚があった。実際、仕事が出来る側面もあった。しかし、人が仕事を出来ないことに、あからさまにイライラした。いつも不機嫌そうな顔をして、人を不愉快にした。そのため、人の協力が得られず、仕事が独りよがりで、結果を出すことが出来ない。

結局、仕事は一人じゃ出来ないからな。一度、進路指導の仕事でおもしろい調査を、その人が始めたことがある。ただ、けっこう面倒な調査だったので、「手伝おうか」と声をかけたことがある。彼は私の申し出を断ったんだけど、なんて言って断わったと思う?

私なら、もし断わるとすれば、「ありがとうございます。でも、もう終わりそうですから」とかね。「きょうのところは私一人で進めてみます」とかね。そいつね、「ああ、一人でやった方が早いから」だって。なんかの時に、他の人との橋渡し役になってやろうかななんて思ったんだけど、その一言で、そんな気持ちもなくなった。

この本の中で言うと、ちょっと“むりやり”かも知れないが、怒りんぼ属かな。いや、ここにはないけど、独りよがり属だな。

結婚して夫がいるのに、職場の男に次々と手を出す女がいたな。たしかに可愛かった。魅力的だった。自分も浮気相手であるのに、さらに浮気をされて腹を立てた男がいた。私がたまたまその女と控え室にいたところ、怒った男が乱入してきて、もう大変。女に手を出さないように、私は男にしがみついたんだけど、怒りにかられたその力の強いこと。

あの女は、何属だ?この本には、淫乱属というのはない。

能力が高く、たいがいのことなら人に負けることはない。知識も豊かで話題も豊富。上に対してもものの言える人物で、上からも一目置かれている。人の面倒見も良く、頼れる人物。ただし、相手に対して常の優位に立とうとし、相手にも上下関係を受け入れさせようとする。

これは、マウント属か。私の兄貴分でもあるけれども。

頭脳明晰。理論明快。だけど、残念ながら行動がともなわない。理屈が強いだけに相手を不愉快な思いをさせているんだけど、自分はそんな人の感情の波にまったまったく気づかない。結果として、多少、理屈が雑であっても、行動する者に先を越される。女に対してもそうで、思いは強く、その女のためを図るが、最後の決定的な一押しが出来ない。結果、鳶に油揚をさらわれる。

これはなんだ?該当するものはないかな。口だけ属。



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同僚・部下・上司のちょっと厄介な振る舞いには、わけがあった
アピール属    言い訳属
浮気属      運命属
お金稼ぎ属    怒りんぼ属
おせっかい属   おたく属
共感先行属    議論属
後悔属      ゴシップ属
サイコ属     先延ばし属
嫉妬属      しらけ属
大樹の陰属    ちらかし属
ナルシ属     人みしり属
不安抱え属    変心属
マウント属    見栄はり属
妄想属




面倒な仕事をあっさり引き受けたと思ったら、なんと我田引水、自分ばかりが楽が出来て、人に大変な仕事を押しつけるような企画を作り上げた奴がいた。それが会議にそのまま出されたら手遅れになるので、裏で手を回して、人気のない部屋にそいつを呼び出して、上司と一緒に締め上げてやったことがある。

私一人でやったら、あとで何を言われるか分からないので、上司を同席させたのは上々だった。そういう変な仕事をする奴は、たいがい上司には弱い。ただ上司に同席を依頼したので、借りを作ってしまった。

あいつは何属かな。ヒラメ属姑息科かな。

私はどれにあたるかな。

この中にピッタリくるものはないな。属性としては、“しらけ属”と“人みしり属”の属性はあるが、それはあくまでも、私の本質を表さない。本質的な属性は、“めんどくさがり属”だな。

新しいことには手を出さない。同じチームが新しいことにてをだそうとしたときは、会議中も静かにしていて、他のメンバーに任す。他のメンガーが引き受けきれないで、私と同じように静かにしているとき、そういう会議に絶えきれない私は、仕方がないから引き受ける。引き受けた以上は、最大限の努力をする。

どうも、チームのメンバーにも、「最後には私が引き受ける」という腹があるような気がしたものだった。

『ざんねんな生き物事典』という本が話題になったことがある。あまりにも話題になったもんだから、『さらにざんねんな生き物事典』、『続ざんねんな生き物事典』、『続々ざんねんな生き物事典』、『もっとざんねんな生き物事典』と、悪のりは続いた。

今泉忠明さんが書いていたと思うけど、たしかにあの人の動物の話はおもしろい。なにしろ、動物に対するあふれんばかりの愛情がある。

この本も、著者の石川幹人さんの“ざんねんな人”に対する愛情を、読んだ皆さんが感じてくれれば、続きが出るかも知れない。『さらにざんねんな人図鑑』、『続ざんねんな人図鑑』、『続々ざんねんな人図鑑』、『もっとざんねんな人図鑑』。動物以上に、世の中には『ざんねんな人』があふれている。

悪のりは、いくらでも続くんじゃないだろうか。



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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