めんどくせぇことばかり 『カエルの楽園2020』 百田尚樹
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『カエルの楽園2020』 百田尚樹

前の『カエルの楽園』を紹介したとき、登場カエルの名前に意味があるなんて思わずに、「日本を壊すデイブレイクは、さながら筑紫哲也あたりか」なんて恥をさらしてしまった。

“デイブレイク”は夜明け、つまり朝日新聞のことだったんだな。また一つ、恥を増やしてしまった。・・・まあ、今更いくつか増えたところで、“恥ずかしきことのかずかず”で一括りに変わりは無いが。

ナパージュが、NAPAJで、日本を表すことに気づいたときに、ほかの名前もよく検討するべきだった。だけど、検討しても分からない。北の山に住むワシのスチームボードが米軍、あるいはアメリカのことだってのは分かるんだけど、どうしてスチームボードなんだろう。

ハンニバル兄弟は自衛隊でしょ。長男のハンニバルはカルタゴのハンニバル・バルカ、次男のワグルラはスー族クレイジー・ホース、三男のゴヤスレイは、アパッチ族のジェロニモ。まあ、戦う存在ってことでいいんだろうか。

プロメテウスはナパージュの元老の中でもっともタカ派で、ナパージュを「三戒」(カエルを信じろ、カエルと争うな、争うための力を持つな)にとらわれない国に変えていくとしている。この三戒、もとはスチームボードがナパージュのカエルに押しつけたものと言うことだから、マッカーサーに押しつけられた憲法だな。これを変えるって言うんだから、プロメテウスは安倍首相でしょう。ギリシャの神様がなんの関係があるのかな。

プロメテウスにことごとく反対し国政をかき乱す元老の一人カルディアン、その先祖はヌマガエルらしい。何でも、カルディっていう韓国食材の店があるとか。今回もプロメテウスの“チェリー広場のパーティ”をしつこく追求して、武漢ウイルス問題を放置してしまった。“チェリー広場のパーティ”は桜を見る会・・・カルディアンは福島瑞穂か。

ウシガエルの沼で新しい病気が流行ってることに、早くから注意喚起をし、「ウシガエルをナパージュに入れるな」と主張していたイエストールは分かりやすい。メスガエルの顔を美しく整え、若いオスガエルのちんちんも整えると言えば、「イエス高須クリニック」の先生だな。

“ハエの評論家”を自称するエコノミン。もとは貧しかったウシガエルは、ナパージュからハエの幼虫を送ってもらったことで、今ではとても力をつけたなんて話があるくらいだから、どうやらハエというのは経済のことのよう。その評論家、経済評論家だな。

西の林のリーダーのノツボさん。ウシガエルに水仙の花を100個送ってるんだけど、香川県や兵庫県の知事が、“中国”にマスクを送ってる。香川が2万7千枚で兵庫が100万枚だから、西の林のリーダーのノツボさんは兵庫県知事の井戸敏三さんか。

じゃあ、弱った身体に効くニラの葉を300枚もウシガエルの国に送った東の池のリーダーであるスモールグリーンさんは誰?東の池はナパージュで一番大きな池で、たくさんのツチガエルが住んでると言うんだから東京か。東京都知事だから小池百合子さんか。たしかに最初の知事選の時に、イメージカラーとして緑色を使ってたけど。ニラ300枚は、防護服33万着か。





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悪夢の翌朝、パラレルワールドに迷い込んだ二人は、新しい病気の流行する世界にいた
ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続ける。しかし、やがて楽園でも病気が広がり始め......。国難を前に迷走する政治やメディアの愚かさを浮き彫りにし、三通りの結末を提示する、警告と希望の書。


スモールグリーンさんにそれを促したのは、元老の一人でもあるツーステップさんだとか。うおっ、これは分かりやすい。二階幹事長。二階幹事長は2月の初めに、自民党として200万円の支援金を“中国”に送ろうとしてたからな。

外務副大臣の鈴木馨祐さんに、「敵対的な行動を行っている国そのものに支援を行うということになる」って強く反対されて、結局、有志による寄付に落ち着いた。いったい誰が寄付したかは、明らかにしなかった。名前がばれるとまずいのかな。

思わぬ側面から名前をつけられたバードテイクって人もいた。バードテイクはプロメテウスの仲間だけど、ライバルでもある。バードテイクは元老トップの座を争ってプロメテウスに負けた。その時プロメテウスが勝てたのは、ツーステップのおかげだと言われている。バードテイクはゆっくり話す。バードテイクは素晴らしそうな発言をするが、実際には何を言っているのか分からない。

あの人だよね。それがなんでバードテイクなのか。分からなかった。・・・簡単なことでした。鳥取1区選出だった。

そして最後に、何でも汚らしく食い散らかして、とにかく口が悪いハンドレット。プロメテウスのことは買っているが、そのプロメテウスであっても是々非々で、気に入らないところがあれば、切って捨てるのも厭わない。なにせ、最近のプロメテウスには、覇気が感じられないという。

このハンドレットが誰か。・・・ハンドレットだからねぇ。他にあるわけないよねぇ。それでも分かんなきゃ、答えは本書の最後のページに。

ハンドレットは、いや、この本の著者の百田さんは、この間、読んだ『危うい国・日本』の中でも、安倍首相のことを、さんざんこき下ろしていた。

「一国のリーダーの価値は、危機の時にこそ表れる」

その観点から言えば、この武漢発感染症に各国のリーダーたちがどう立ち向かったかってところに、リーダーとしての価値が表れていると言うことになる。たとえば、台湾総統の蔡英文は、すぐれたリーダーということになる。安倍首相はどうか。今年の、1月から4月にかけての対応を考えれば、その時点においては、少なくとも、優れたリーダーシップを発揮したとは言えない。

実際に、百田さんは、食事を一緒にする機会があって、それをはっきり安倍首相に伝えたそうだ。

その安倍首相が、8月28日に辞意を表明した。持病の潰瘍性大腸炎が悪化してきていると言うことだった。辞意を表明した会見において、首相の表情には飄々としたものが感じられて、会見そのものに潔さを漂わせた。立憲民主党の石垣のりこ参院議員が「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と安倍首相を攻撃すると、逆にそれに批判が殺到した。石垣議員は悪あがきしたようだが、悪あがきの果てに、最後は謝罪に追い込まれた。

ああ言う、気持ちのない謝罪に接するのは、不愉快だな。

安倍首相は、首相という地位にこだわる人だ。それは、自分が首相という地位でなければ、成し遂げられないことがあると考えているからだ。改憲だ。その地位を降りるという決断には、苦渋のものがあったに違いない。それを飲み込んでの、あの潔さだったろう。「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」などと、よく言えたもんだ。政治における敵味方の立場を越えて、人間を見る眼を養って欲しいもんだ。

もしかしたら、百田さんが「覇気がない」って感じた頃、すでに病状が進んでたのかな。

すぐに自民党総裁選に関しては、ツーステップが菅さん支持を表明した段階で、勝負は決まってたね。テイクバードにしてみれば、面白くないだろうけどね。


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本




















































































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