めんどくせぇことばかり コロナ『70歳からの世界征服』 中田考
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コロナ『70歳からの世界征服』 中田考

たしかに、感染症の感染者が1万人を超えたと言ったって、人口比からいうとたいした数字じゃない。

ほとんどの人にとっては、マスコミの発表する数字がすべてで、恐い病気だと言われてもリアリティがない。私の知り合いには一人もいないし、知り合いの知り合いくらいになると、場合によってはいるかも知れない。

中田さんにしたってそうだろう。ただし、中田さんの知り合いの知り合いは、ウサマ・ビン・ラディンやトルコのエルドアン大統領になるんだそうだ。ふつう、それらの人は、知り合いの知り合いくらいでは現れないはずなんだけどな。やっぱり、イスラム国に頼りにされるだけある。

グローバル化が、感染症頻発の原因になってるのはたしかだろう。SARS、MARS、新型インフルエンザ、それに武漢発の感染症。中でも恐いのが、新型インフルエンザだ。かなりの死者を出している。実はアメリカがすごいんだ。昨シーズンの死者数が、34,157人。日本だって3,571人死んでいる。アメリカの場合、その前のシーズンの死者数が61,000人。その前が38,000人。新型インフルエンザが登場した2009年以来、一番少ない2012年のシーズンでさえ、12,000千人が死んでいる。

日本は少なくて良かったという話ではない。2019年1月、インフルエンザで1,685人が死んだ。1日平均54人死んでいたことになる。今、“新型コロナウイルス”で、「1日に54人死んでいる」なんてニュースが流れたらどうなる。

要は、社会がそれをどう受け止めるか。新型インフルエンザに関しては、日本人はそういう受け止め方をしたわけだ。

2009年、高校生だった息子は、ソフトボール部の合宿先で発熱し、豚インフルエンザと診断された。連絡を受けて、合宿先の伊豆まで車で駆けつけた。周囲では感染者がいるなんて聞いたこともない段階だったので、けっこう心配した。次のシーズンには、私も感染した。症状のではじめの金曜日は、咳をしながら勤務した。土日と寝込んで、月曜日は勤務した。そしたら隣の席の方が、インフルエンザで休んでた。

たしかに、武漢発の感染症は、まだどういう病気であるか分からないことが多いので、不安は大きい。しかし、現に新型インフルエンザに関しては、季節性のインフルエンザとして受け入れた。症状が悪化すると、死に至ることもあることを承知の上で。

餅を喉に詰まらせるなど誤嚥による窒息死者数は年間8,000人だそうだ。



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老いを迎えるすべての人たちへ-中田考と仲間が贈る、身もふたもない人生の真実。
はじめに 人は死に、今生に意味はない(中田考)
第1章 死に方入門(中田考)
第2章 老人と新型コロナウィルス(中田考×田中真知)
第3章 姥捨山から蜂起せよ(矢内東紀)
第4章 70歳からの世界征服(中田考×矢内東紀)
おわりに 生きがいという荷物を下ろす(田中真知)


コロナウイルスとは、言わば風邪である。

風邪をこじらせて、ひどい肺炎を併発し、場合によっては死んでしまうことだってある。・・・そう自分で考えていて、今、気づいたことがある。武漢発感染症について、それに感染した患者に対して、「風邪ですね。薬飲んで温かくしていて下さい」と伝えることは、嘘をついているわけじゃない。風邪をこじらせて、肺炎で死ぬケースだってあるからね。

「そもそも、悪性の風邪で良いでしょ」と中田さんが言っている。だいたい、肺炎を併発して死ぬようだけど、肺炎は特別な病気ではなく、年間95,000人くらい死んでいる。誤嚥性肺炎の4万人をあわせれば13万人を超え、日本の死因の第3位だそうだ。

なんだ、そういう手があるのか。

武漢発の感染症の場合、重症化する人は、進行がとても早い。発症して2週間で死んでしまう。遺族が遺体に面会することもできず火葬され、遺骨だけ戻される様子に、「恐い」「悲惨だ」という思いが強まる。

だけど、人の死に方にはいろいろある。いろいろある死に方の、いずれかで、みんな間違いなく死ぬ。ひどい痛みが長く続く場合もある。それに対して武漢発の感染症は、重症化すると意識不明になって、早々に死んでしまう。

中田さんという人は、次のような言い方をする人だ。

「老人にとっては取ってもいい死に方です。惜しまれて死ねる。まわりから悲しむフリではなく、本当に悲しんでもらえて死ねる。ある意味、神の恵みです。老人がどんどん外出して感染して早々に死んでいけば、老人問題の解決にもつながります」

そりゃそうだ。もっと恐い、もっと悲惨な死に方なんか、世間を見ていればいくらでもある。

日本では、1日にだいたい3,300人くらい死んでいる。うち、自殺者が2万人ほど。1日あたりにすると60人。それも、死に方の一つ。“新型コロナウイルス”感染による死も、死に方の一つ。

今の世の中、死ぬってことが、自分にはまったく関係ないことのように考えて、生きていけるようになってるんだ。生きている人間に、ものを売ってこそ儲かるわけだからね。死を間近にとらえて生きられたんじゃ、売れるものも売れなくなる。

当然、ものを売りたい人たちは、人を死から遠ざけておきたい。それこそ、死ぬまで、死ぬことを考えさせないようにしている。今は、そんな世の中か。

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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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