めんどくせぇことばかり 好天の谷川は夢のまた夢
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好天の谷川は夢のまた夢

6日、火曜日は、どうやら広く晴れた空が広がるらしい。

そんな予報に浮き足だって、即決で谷川岳を選択したのは、ひと月ほど前から最高の天気を求めて、何度か谷川岳を見送っていたから。しかも、紅葉シーズンがはじめっているはず。30年ぶりの谷川は、最高の山行であってほしい。

何日か前から、水上や土合を起点にした天気を調べたけど、大丈夫。せっかくだから、余裕のある登山にしたいということで、前日の夜、道の駅水上で車中泊した。満天の星、翌日のしあわせを確信し、酔っ払いは寝る。

6日、4時半頃目覚めると、薄い雲が星を隠している。月はおぼろに東山。・・・どうも様子がおかしい。天気予報を確認すると、水上は晴れになってるけど、土合は12時まで曇り。

実は、こうなることは頭のどこかにあった。谷川岳の天気を調べると、水上の天気をもとにしているようだが、念のため調べた湯沢の天気が曇りだった。この情報は、見ていないことにしておいた。・・・大日本帝国陸軍と同じ、自分に都合の悪い情報は、無かったことにしてしまった。

曇りでも仕方がないかと、予定通り西黒尾根の登山口から登り始める。30年ぶりの谷川だけど、西黒尾根は登るたびに、二度と登りたくないと思うんだ。でも30年ぶりの谷川も、西黒尾根。ロープウェイが9月の豪雨で破損したらしく、10月31日まで運休を決めていることもあるんだけどね。紅葉シーズンに、お気の毒な。

長袖の下着に長袖シャツ、それにヤッケを着て樹林の中の道を登り始める。しばらくすると、だいぶ汗ばんでくる。「ヤッケを脱ごうかな。面倒くさいな」なんでうだうだしている間に、いつの間にか汗が収まっている。斜度はますます急だというのに、どうやら気温が下がっている。鎖場手前の、展望の広がる岩場に出たときには、完全にガスってしまって何も見えない。このコースを歩き慣れているらしい人が一人休んでいて、上に行っても何にも見えないだろうから、ここから引き返すという。

挨拶を交わして上に向かうが、さらにガスが濃くなってくる。天気としては、雨混じりの濃霧って感じになってしまった。しかも風がけっこう強い。これから蛇紋岩の岩場を越えていくのに、ちょっと“ヤなかんじー”。案の定、足場は滑りやすい状態。気温も下がって、自分の吐く息が白い。どうせ何にも見えないし、慎重に行くことだけを考える。
IMG_7040.jpg (蛇紋岩も鎖も濡れていて、よく滑る)

我慢すること1時間あまり、ようやく山頂直下に出るが、ますます霧が濃くなってあまり視界も効かない。背の高い道標が、おぼろげながらうかがえる程度。人も少ない。トマノ耳で一人、オキノ耳で一人あっただけ。オキノ耳でアルファー化米にカレーをかけて食べる。視界は10mくらいかな。時々、霧が動くと、新潟側の斜面が紅葉しているのがうかがえる。・・・ああ、晴れてればなぁ。
IMG_7046.jpg (これ以上霧が濃くなると、ちょっと怖いくらい)

2020106_201006_5.jpg (トマノ耳。実際には、写真よりも、もっとガスっていた印象)

2020106_201006_2.jpg (オキノ耳。山頂であった人は、「寒すぎる」と言って下山にかかった)

トマノ耳に戻って周囲を見渡すも、状況は変わらず、カレー効果も長続きせず、風が強く、寒さが増すばかり。天気予報では昼過ぎに晴れるようだけど、そこまで待てないので天神平に向けて下山する。

下山を開始してまもなく、霧が動き出した。ときどき、谷川岳大きな斜面が見える。霧は下から消えていって、天神平までの道が見えてくる。天狗の留まり場からは、上を見ても下を見ても、とてもきれい。でも、このあともしばらくの間、山頂付近は雲の中という状態。空まで突き抜けたのは、土合もまもなくと言うこところまで降りてからのこと。
IMG_7054.jpg (下りてきた天神尾根を振り返る)

IMG_7056.jpg (天狗の留まり場から上)

IMG_7057.jpg (天狗の留まり場から下)

IMG_7058.jpg (熊穴沢の避難小屋から先の巻き道)

田尻尾根に入ってからが酷かった。濡れている場所は、全部滑る。滑らないように気をつけていても、見事に滑る。石も、木の根も、土も滑る。2度、尻餅をついた時点で、チェーンスパイクを履く。田尻尾根を下山中、獣が薮を走り去るのを感じた。
IMG_7059.jpg (土合近くまで下りてきた。白毛門が青空にそそり立つ)

天気の上では残念な登山だったけど、谷川には天気に関わらない風格があるな。来年は、ロープウェイを使って、天神平らから往復しよう。

この日歩いたのは、以下のようなコース。
地図


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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






























































































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