めんどくせぇことばかり 『70歳からの世界征服』 中田考
FC2ブログ

『70歳からの世界征服』 中田考

「はじめに確認しておきましょう。人は必ず死に、この宇宙の中には善悪も、意味も、目的も、ありません」

冒頭、そんな身もふたもない言葉で、この本は始まる。だけど、それは、誰もが心のどこかで意識していることなんじゃないかな。ただ、それと向き合うのが怖いから、意識していないように振る舞う。あるいは、知らんぷりをする。正反対のことを言ってみる、あるいは、行なってみる。そんなことを言ったり、行なったりしているうちに、本当は心の中で意識していたはずのことから、だんだんと離れてしまう。

善悪も、意味も、目的もなく、ただ死に向かって生きていることに向き合えず、勝手に善悪を設定し、無いはずの意味を無理やりつけて、目的がありそうに振る舞う。

ありもしないのに善を探そうとしても、なかなか見つからないからね。迷っていると、「こういうのが善だよ。こういうのが悪だよ」なんて、親切に教えてくれる人がいるかも知れない。いや、いるに違いない。ほら、毎日私たちは・・・。

ありもしない意味を探そうとしても、見つかるはずがない。それなのに、“意味のある人生を”って人から言われると、意味を見つけられない自分が、なんだかおかしいような気がしてくる。そんな人たちのために、“意味のある人生を”って言っている人たちが、意味を準備してくれていたりする。・・・ただ、ちょっとお高いんだけど。

それらのすべては、間違いなく行き詰まる。もともと勘違いなんだから、当たり前。行き詰まったあとは、人によりけり。非道な犯罪に走る者。無意味に自分を傷つけてしまう者。

「この世界の中で、人が生きることにも、死ぬことにも、意味はありません。生きなければならないことも、死ななければいけないこともありません。生きたから偉い、ということもなければ、死んだらダメだ、ということもありません。世の中で善いと言われていることも、悪いと言われていることも、すべてそう言っている人の好き嫌いの話でしかありません」

今、実際に生きているからね。安楽でありたいし、出来れば人にもそうであってほしい。

安楽であるために、自分のやりたいことをちゃんと言うこと。人が、・・・と言っても、あんまり遠くにいる人のことは私には見えないので、近くにいる人が安楽であるために、その人のやりたいことをちゃんと聞くこと。まずは、そこからだな。

中田さんは、その交友関係から過激に受け取られることが多いけど、言ってるのはごく当たり前のこと。人は必ず死ぬし、特に老人はその時が近い。それを前提に考えれば、・・・自分の思うように、やりたいことをやるだけ。



百万年書房  ¥ 1,650

老いを迎えるすべての人たちへ-中田考と仲間が贈る、身もふたもない人生の真実。
はじめに 人は死に、今生に意味はない(中田考)
第1章 死に方入門(中田考)
第2章 老人と新型コロナウィルス(中田考×田中真知)
第3章 姥捨山から蜂起せよ(矢内東紀)
第4章 70歳からの世界征服(中田考×矢内東紀)
おわりに 生きがいという荷物を下ろす(田中真知)


孫1号のクラスの女の子の家族が“新型コロナ”に感染していて、女の子も検査の結果、陽性と出た。

5日のことである。1号のクラスは、臨時休業となった。2号も保育園を休むことになった。1号は、検査キットをもらって帰って、唾液を採取して提出。結果は陰性ですんだ。1号のクラスは、女の子と担任の先生をのぞいて、2日間の臨時休業で登校が再開された。

ところが、2号の保育園が、1号の臨時休校の時点で、1週間、12日まで休んでほしいとのこと。10日の土曜日が運動会だったのに、かわいそうに。

そんなわけで、12日までの間、2号だけ爺婆で預かることになった。

陰性・陽性は、検査の精度によって変わったりすることもあるかも知れない。そうだとすれば、実は1号が陽性で、2号も感染している可能性も、ないではない。もしそうだったら、受け入れよう。もし死ぬんなら、惜しまれて死ねるだろう。

なんだかんだと、武漢発感染症は、私たちのところにも近づいてきている。

今、老人の関心は、圧倒的にお金のことと健康だそうだ。

貧乏性だから、お金がなくなったらどうしようと、思わないではない。だけど、今までずっとそう思ってきたし、どうせもう、子どもも独立したわけだし、そんな思いからは開放されよう。貧乏性が変わるわけではないから、思い切ってお金を使ったつもりでも、多分たかが知れている。

健康にも、もちろん関心がある。やりたいことをやるためだ。なんかの理由で健康が損なわれて、やりたいことが出来なくなることがあれば、その時点でやりたいことを見つけるまでだ。

中田さんは、老人は早く死んだ方がいいって言う。だけど、そうは言われても、求めて死のうと思っても、そう簡単じゃない。戦場で若者の楯になれと言われても、私の友達は、中田さんの友達とは違って戦場に出入りしているやつはいない。だから、そんな機会は周りにはない。

結局、出来ることと言えば、やりたいことをやるというだけ。

貧乏性で、早々お金を使えるわけでもなく、そこそこやりたいことをやって、後は野となれ山となれ。為すがままならきゅうりはパパだな。

関連記事

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。
誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事