めんどくせぇことばかり 『逆説の日本史 25明治風雲編』 井沢元彦
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『逆説の日本史 25明治風雲編』 井沢元彦

『逆説の日本史』も、この第25巻は〈明治風雲編〉と銘打って、“日英同盟と黄禍論の謎”という副題のもと、日露戦争前夜というところまでやってきた。

ここで語られている《大日本帝国陸海軍》、そして《国民》こそが、大東亜戦争で米・英・蘭・豪・中・露といった国々の軍と戦い、敗れ去った軍であり、日本国民であった。私たちはその経験を現代に、さらにはこれからに生かし、よりよい未来を切り開かなければいけないわけだ。

というわけで、もうすでに、現在の私たちが、直接参考にしなければならない具体的現象が、さまざまな形で顔を出すようになって来ている。

《この国ではつい最近と言える時代まで「北朝鮮は労働者の天国だ」「理想の国家だ」などというデタラメを声高に主張する人々が、知識人や大学教授あるいはジャーナリストの中にきわめて大勢いた、いや、それが多数はであったという事実である。2019年にNHKは戦後の「北朝鮮への帰国事業」に関する特集番組を放映したが、若い人にはぜひ「帰国事業」というものがどんなものであったか認識して欲しいと思う。一言で言えば、「左翼マスコミの陰謀」である。その残党がまだまだマスコミ界をはじめあらゆるところに巣くっているが、幸いにも日本人は彼らの悪影響から脱しつつある。もし彼らが国民を洗脳することに成功していたら、いったいどんなことになっていただろうか。》

こんな風に、場合によっては、戦後の日本社会の“危機”にまで言及しているのだ。これは、資本主義の欠陥を正すべく生まれ出た共産主義思想、その真の姿を言い表わす関連から言及されている。

それにしても、共産主義国家の人っていうのは、基本的にやせている。その中にあって、独裁者だけがでっぷり太っている。終戦直後の食糧メーデーで共産党員が《朕はタラフク食ってるぞ、ナンジ人民飢えて死ね》というプラカードを掲げたと言うけど、「タラフク食ってる」のは、共産主義国家の独裁者。

金正恩なんか、見ればいい。あの腹は、ちっとやそっとではない。

さて、「左翼マスコミの陰謀」により、国民がみんな洗脳されちゃったら、どんなことになっていたかというと、これは分かりやすい。そうなっちゃったのが、韓国だから、韓国を見ればいい。

韓国では、日本を評価するような言論は、反日政策で北朝鮮よりになったマスコミに、徹底的に叩かれる。日本の悪を誇張する反日政策を進めれば、その日本と戦って独立したという神話を持つ北朝鮮が、韓国人の間で理想化される。その北朝鮮が悪魔小用に忌み嫌うアメリカのもとに独立した韓国にすれば、どうしても道徳的優位を北朝鮮に譲ることになる。

独裁者がタラフク食って腹をふくらませ、国民を飢えて痩せこけさせている北朝鮮に、韓国がすり寄るという状況になっているようだ。



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明治の「文化大改革」と、大英帝国と同盟してロシアとの開戦へ傾いていった日本
第一章 日本語改造計画の悲喜劇
闇に葬られた「日本語廃止計画」
第二章 演劇そして芸術一般の変革
演劇改良運動と「女優」の復活
第三章 ロシア帝国の横暴と満洲
日英同盟に狂喜乱舞した日本国民
第四章 『逆説の日本史』は〈評論の必要はない〉
井沢元彦は〈推理小説家に戻る〉べきか?


だからこそ、《愛の不時着》なんだな。

《ある日、突風によるパラグライダーの事故で、北朝鮮に不時着した財閥の跡取り娘と、彼女を隠して守るうちに愛するようになる北朝鮮の将校の絶対極秘ラブストーリーを描いたドラマ。韓国の上位1%に当たる財閥の跡取り娘ユン・セリ役を女優ソン・イェジンが、完璧な業務遂行能力と優れた容姿を兼ね備えた北朝鮮の将校リ・ジョンヒョク役を俳優ヒョンビンが演じる。(ワウコリアより)》

ほらね、北朝鮮に道徳的優位を奪われている。左翼マスコミが勝利すると、こう言うような倒錯した事態が発生する。

日本も危なかった。朝日新聞は戦後、北朝鮮を「労働者の天国」として礼讃した。それにだまされた多くの人たちが「帰国」したころから北朝鮮の国民は飢えていた。あの頃は、金正恩のおじいさんの金日成の時代だったけど、彼も腹が前に突き出していた。タラフク食っていたんだろう。

北朝鮮では多くの国民が餓死しているという。どうも、兵士の間でも飢餓が進行していると言うから、けっこう深刻だ。

ちょっと、朝鮮に深入りしすぎた。まだ、この25巻では日露戦争にまで深入りしていないんだけど、日露戦争後の事にまで触れている。その結果として、《満洲は日本の生命線》という意識が生まれる。日本の生命線である満洲を守るために犠牲になった何十万という英霊の尊い犠牲を思えば、アメリカにせまられてそれを放棄するなんてことは出来ない。

そして、300万を超える死者を出して、日本は戦争に負けた。日本はアメリカ軍の占領を受け、その中で大日本帝国憲法を廃して、日本国憲法をアメリカに押しつけられた。

その憲法は、平和主義と立憲主義に基づくもので、中でも、戦争の放棄、戦力の不保持を大きな特徴とした。そしてアメリカの洗脳のもと、戦前の軍国主義を反省するところから成り立って憲法であると考えるに至った。

300万の犠牲の上に成り立った憲法は、何十万という犠牲の上に守られた満洲と同じ、決して放棄できないものだというなら、戦争を決断したのと同じ理由で、憲法9条を変えられないでいるようだ。

マスコミと学問の世界は、まだまだ「北朝鮮は労働者の天国」と言っていた人たちの残党が残っているらしい。



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


























































































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