めんどくせぇことばかり 『毎日おいしいサラダが食べたい』 浜内千波
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『毎日おいしいサラダが食べたい』 浜内千波

先日、スーパーでにんじんを買ってきた。

夕食の時に、毎日野菜ジュースをいただく。4日に1度くらいのペースで野菜スープを作って、それをジュースにして飲んでいる。内容は、多少変化はあるが、キャベツ、玉ねぎ、カボチャ、にんじんが基本。基本の野菜が常時ストックされていないと、なんだか不安になる。

最初、大きめのにんじん2本で150円くらいのものを買い物かごに入れたが、契約農家の棚を見ると、土突きのにんじんが、さっきのものよりも多少やせてはいるものの、5本で150円。さっきのにんじんをもとの棚に戻し、契約農家のものを買うことにした。

その契約農家のにんじんが、めずらしく立派な葉っぱ付きのにんじんだった。にんじんの葉も、若くて柔らかいうちは、芹に似たような香りで美味しいんだけど、立派に育つと固くなる。

だけど、せっかくの葉付きのにんじん。食べないわけにはいかない。とりあえず、すごい量だから、葉の部分だけ切り取り、よく洗って湯がいておいた。その中から3分の1ほどを、ごま油で炒めて塩を振ってみた。香りはいい。だけど、やはり固い。茎の部分もそうだけど、葉の部分の繊維が口に残る感じ。

残ったものから半分ほどを、細かく刻んでふりかけにしてみた。ごま油で炒めて、同じく細かく刻んだゆずの皮とごまを多めに入れ、醤油で味をつけた。これはいける。にんじんの葉、独特の香りは失われていないし、ゆずの皮、ごま、醤油の香りが加わって奥深い。茎、葉ともに、繊維が口に残るような感じは少しもない。なかなか良い食べ方を見つけた。

ずいぶん前の本なんだけど、もしかしたら、すでに紹介したことがあったかもしれない。浜内千波先生の、サラダの本。

浜内先生が、日頃、野菜を主にしたサラダを心がけているという。それは、腸の状態を整えておきたいからだそうだ。やさいに含まれる栄養素を摂取することも大切ではあるが、それ以上に腸の状態を整えることに重きを置いているという。

腸内の善玉菌は、野菜・果物・海藻類に多く含まれる食物繊維とオリゴ糖を食べて増えるんだそうだ。きっと先生のことだ。善玉菌の喜ぶ姿を想像しながら、サラダを食べているに違いない。




日本文芸社  ¥ 時価

サラダ=最も簡単な野菜料理と考えれば、バリエーションは無限にある
1 とっても簡単シンプルサラダ
2 体質改善サラダ
3 付け合わせサラダ
4 ごちそうサラダ
5 びっくりサラダ


それにしても、サラダってなんだ?

なかったからな、子どもの頃。最初にであったサラダってなんだろう。ポテトサラダかな。ポテトサラダが最初なら、母の作ったものだな。うちのジャガイモは、うまかった。いまだに、家で作ったジャガイモ以上にうまいジャガイモは食べたことがない。

生まれ育った秩父では、ポテトと言えば、それだけ完成した一つの料理だった。ポテトは畑で掘ったジャガイモとは違う一つの料理で、ゆでたジャガイモを一口大にして天ぷらに揚げたものを言う。最近は、秩父の名物《味噌ポテト》として有名だが、私はその甘味噌につけて食べるより、ソースをかけて食べる方が好き。

ポテトを作ってもらえるのは、母に時間的な余裕のあるときで、そうは行かないときもある。そうは行かないときでも、茶箪笥を開けると、ふかしただけのジャガイモが入っていることがあった。実は、それだけでもうまかった。ほんの少しだけ塩を付けるととてもうまいんだけど、そのまま食べてもうまい。

ポテトサラダがサラダなら、新は十分サラダじゃないか。

ちぎったレタスと薄く切ったきゅうりに、ドレッシングをかけて食べるというのは、いつ体験しただろうか。秩父ではない。東京に出てからだろう。

あれには抵抗があった。レタスを真っ当な野菜と捉えられるようになったのは、ずいぶん後の話だ。あんな栄養もなさそうな、水っぽいペラペラしたものに、油をかけて食べるなんて、なんて不健康なんだろうと思っていた。

そんなわけで、渡しにとって、サラダはとても取っつきにくい食べ物だった。

ある程度、年齢が行ってから、私も浜内さんと同じ理由で野菜をとろうと思うようになった。ただそれは、サラダを食べるというのとは、ちょっと違っていた。そのへんがサラダになじめなかった世代の弱みだったろう。

サラダを、「野菜をキーとして、食材・味付け・調理法の創意工夫で、進化発展させた“料理”」と捉えれば、野菜を食べようと思った時点で、私の食べているものはサラダだった。

さらにこの本を読んで、サラダの認識は、大きく広がった。

温めてもサラダ、茹でてもサラダ、鶏レバーを混ぜてもサラダ、マリネにしてもサラダ、なますにしてもサラダ、鮭と一緒にしてもサラダ、肉味噌ソースでもサラダ、蛸でもサラダ、揚げてもサラダ、ひじきもサラダ。

これなら、私は年がら年中、サラダを食べていると言ってもいい。


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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
























































































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