VANK『日本VS韓国』 池上彰
韓国にはVANKという民間団体があるそうだ。
《サイバー外交使節団》を自称しているという。大韓民国の正しい姿を世界中に広めるため、インターネット等を介して情報工作宣伝活動を行なう民間団体であるという。民間団体と言いながら、韓国政府から公金が支出されている。
公金の支出が始まったのはずいぶん前からのようだ。李明博が大統領だった時代、大統領がそれを打ち切るという噂が流れて、大統領は慌てて支出の増大を決めたそうだ。その時は、5000万ウォンの予算を配分されたそうだ。日本円で500万弱ってところろ。
“韓国の正しい姿”というのは、“反日”ということ。世界を反日に導くのが、VANKの目標と言うことだ。ディスカウントジャパン、つまり、国際社会における日本の価値や評判を引き下げて、日本の地位失墜を目ざす運動を続けていくことを、VANKは宣言している。「日本の嫌がることは何でもやる」と、そういう団体だな。
ドイツはベルリンのミッテ区というところに、韓国系市民団体が中心となって慰安婦像が設置されたんだそうだ。日本側の抗議により一旦は撤去が決定されたものの、その後、韓国やドイツ国内から撤去に対する抗議の声があがり、現在は保留状態。行政裁判所の判断が待たれているという。
こういうのも、VANKのお仕事。やり方は巧妙で、慰安婦像として反日を煽ることを当面の目的とせず、“平和の少女像”として、戦時下における女性の人権を前面に押し立てた。
反日感情を元にする歴史の歪曲。本質的に慰安婦問題というのはそういう問題なんだけど、「親日か、反日か」という基準で、ドイツ人に理解してもらうのは難しい。ドイツ人にとって、慰安婦像が“平和の少女像として、女性の人権問題としてとらえられてしまっているようだ。
だいたい、ドイツの地元当局の発表では、この像は「戦時下の女性への性暴力に抗議の意思を示す芸術作品」という説明があり、設置を許可したとのことだ。該当地区の区長は、問題かして以降の説明の最後に、「ミッテ区役所は時代、場所、行為者を問わず、女性への性暴力、特に戦時下における性的暴力を非難します」とコメントしている。
こういう動きの背景にも、VANKが関わっている。
これはVANKの作った、撤去に反対するポスターで、慰安婦像の隣に座るのは、湯代や人慰霊塔の前にひざまずいてドイツの反省を表明したブランド首相だ。


VANKは、東京でオリンピックが開かれることが、嫌でたまらない。
とくかく、国際社会において日本が高い評価を受けることが嫌でならないのだ。だから、2013年のオリンピック招致活動の段階から、国際オリンピック委員会やアメリカの大手メディアに、「平和と博愛というオリンピックの精神に反する反韓国デモを黙認している日本に五輪を開催する資格はない」という内容の“告発文”を送りつけるなどの妨害工作を行っている。
さらに今年の1月6日、韓国の日本大使館工事現場に張り出された、VANKが作ったポスターが次のようなもの。
本当に悪辣だな。防護服の聖火ランナーを描いたポスター。東京オリンピックは放射能まみれというアピールだ。五輪のマークは勝手に使ってはいけないものなんだそうだけど、お構いなし。
韓国人ってそうなんだよね。自分の偏った正義を貫くことを妨害するものがあれば、それが秩序だった法や規則であったとしても、そっちが間違っていると考える。
従軍慰安婦やいわゆる徴用工問題、旭日旗、竹島領有権問題、日本海の呼称などで、日本に対する誹謗、中傷の限りを尽くし、日本を世界から孤立させようとする。
彼らにとっては、それこそが正義だからね。日本にしてみれば、隣に韓国があるってこと自体が身の不幸なわけだけど、あるんだから仕方がない。隣に韓国があることを前提に、物事を考えざるを得ないってことだな。
とっても嫌なことだけど、やらなければならない。だけど、そんなこと、国会ではまったく話し合われていない。
《サイバー外交使節団》を自称しているという。大韓民国の正しい姿を世界中に広めるため、インターネット等を介して情報工作宣伝活動を行なう民間団体であるという。民間団体と言いながら、韓国政府から公金が支出されている。
公金の支出が始まったのはずいぶん前からのようだ。李明博が大統領だった時代、大統領がそれを打ち切るという噂が流れて、大統領は慌てて支出の増大を決めたそうだ。その時は、5000万ウォンの予算を配分されたそうだ。日本円で500万弱ってところろ。
“韓国の正しい姿”というのは、“反日”ということ。世界を反日に導くのが、VANKの目標と言うことだ。ディスカウントジャパン、つまり、国際社会における日本の価値や評判を引き下げて、日本の地位失墜を目ざす運動を続けていくことを、VANKは宣言している。「日本の嫌がることは何でもやる」と、そういう団体だな。
ドイツはベルリンのミッテ区というところに、韓国系市民団体が中心となって慰安婦像が設置されたんだそうだ。日本側の抗議により一旦は撤去が決定されたものの、その後、韓国やドイツ国内から撤去に対する抗議の声があがり、現在は保留状態。行政裁判所の判断が待たれているという。
こういうのも、VANKのお仕事。やり方は巧妙で、慰安婦像として反日を煽ることを当面の目的とせず、“平和の少女像”として、戦時下における女性の人権を前面に押し立てた。
反日感情を元にする歴史の歪曲。本質的に慰安婦問題というのはそういう問題なんだけど、「親日か、反日か」という基準で、ドイツ人に理解してもらうのは難しい。ドイツ人にとって、慰安婦像が“平和の少女像として、女性の人権問題としてとらえられてしまっているようだ。
だいたい、ドイツの地元当局の発表では、この像は「戦時下の女性への性暴力に抗議の意思を示す芸術作品」という説明があり、設置を許可したとのことだ。該当地区の区長は、問題かして以降の説明の最後に、「ミッテ区役所は時代、場所、行為者を問わず、女性への性暴力、特に戦時下における性的暴力を非難します」とコメントしている。
こういう動きの背景にも、VANKが関わっている。

これはVANKの作った、撤去に反対するポスターで、慰安婦像の隣に座るのは、湯代や人慰霊塔の前にひざまずいてドイツの反省を表明したブランド首相だ。
『日本VS韓国』 池上彰 文藝春秋 ¥ 1,320 池上彰が緊急現地取材!「反日のなぜ?」を分かりやすく解説。 |
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VANKは、東京でオリンピックが開かれることが、嫌でたまらない。
とくかく、国際社会において日本が高い評価を受けることが嫌でならないのだ。だから、2013年のオリンピック招致活動の段階から、国際オリンピック委員会やアメリカの大手メディアに、「平和と博愛というオリンピックの精神に反する反韓国デモを黙認している日本に五輪を開催する資格はない」という内容の“告発文”を送りつけるなどの妨害工作を行っている。
さらに今年の1月6日、韓国の日本大使館工事現場に張り出された、VANKが作ったポスターが次のようなもの。

本当に悪辣だな。防護服の聖火ランナーを描いたポスター。東京オリンピックは放射能まみれというアピールだ。五輪のマークは勝手に使ってはいけないものなんだそうだけど、お構いなし。
韓国人ってそうなんだよね。自分の偏った正義を貫くことを妨害するものがあれば、それが秩序だった法や規則であったとしても、そっちが間違っていると考える。
従軍慰安婦やいわゆる徴用工問題、旭日旗、竹島領有権問題、日本海の呼称などで、日本に対する誹謗、中傷の限りを尽くし、日本を世界から孤立させようとする。
彼らにとっては、それこそが正義だからね。日本にしてみれば、隣に韓国があるってこと自体が身の不幸なわけだけど、あるんだから仕方がない。隣に韓国があることを前提に、物事を考えざるを得ないってことだな。
とっても嫌なことだけど、やらなければならない。だけど、そんなこと、国会ではまったく話し合われていない。
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