比企三山、残りの大霧山
11月30日、堂平山と笠山を定峰峠から入るルートで歩いた。比企三山のうち大霧山は、そのうち、また、あらためて登って、爽快な景色を楽しもうと思っていた。
頑張れば、1日でも行ける比企三山を、二回に分けたのはなぜだろう。
なぜか、その方が、心が躍ったんだな。それとも、1日で廻る、長い距離のコースを避けたい気持ちが強かったのか。その両方か。どちらかというと、・・・“たまたま”だな。
残りの大霧山は、ヤマメの里公園駐車場に車を置かせてもらって、皆谷からバスで白石車庫まで行き、白石峠から廻っていくことにした。
冬型の気圧配置が緩んだそうだ。上越の雪は、ほとんど災害レベルのようだが、今日は雪にはなっていないらしい。すでに白石峠に登る途中から、ときどき、葉を落とした森をすかして、日光から上越方面の白い山が見えた。大霧山での景色も期待できそうだ。
白石峠まで上がって、はじめてカメラを取りだした。・・・バッテリーの充電が切れていた。なんてことだろう。ヘナヘナヘナ~。力が抜けた。
気を取り直して、山歩きを楽しむことにしよう。
川木沢ノ頭への階段を上がり、その上の落ち葉に埋もれた急坂登ってたら、その向こうに逃げ道があったので、ついつい逃げてしまった。相変わらずの、負け犬だ。ずいぶん、回り込んで、南側から川木沢ノ頭にたどり着いた。
(この階段の上に、さらに急坂が続いて、川木沢ノ頭に至る)
定峰峠に向けては、下り基調の道になるが、ここにも枯葉の積もった急な下りがある。何カ所かは慎重に、枯葉を上から押さえつけるようにして、歩幅を縮めて歩く。
(こちらは旧定峰峠。じつは、この道を秩父側にずーっと行ったその先に、私の生まれた家がある)
(蔓の向こうにポコッと見える山頂が大霧山)
(東側が開けた場所からは筑波山が見えた)
槻川の流れる谷間を挟んで、向こう側に立ち上がる笠山と堂平山が、時々姿を表わす。私が一番好きなのは、定峰峠を過ぎ、旧定峰も過ぎて、大霧山の手前のピーク、高原牧場が管理している草地から見える両山の姿。まるで寝そべる裸婦のようで、ついつい足を止めてしまう。
(ほんの少し移動するだけで雰囲気が変わる。絶妙な位置を探して歩く)
大霧山への最後の登りは、登りなら良いが、下りは、やはり枯葉が積もっているところは厄介だろう。すれ違った年配の3人グループには、そう声をかけた。
山頂からの絶景は、やはり、堂平山よりも上だろう。使い物にならないカメラが重い。
(日光方面、男体山や白根山)
(真っ白いのが谷川で、左に谷川連峰が連なる。右は朝日岳)
(浅間山の右、鼻曲山の奥の白いのは、草津白根かな)
(でーんと和名倉山。左の方のピークは唐松尾山らしい)
(酉谷山から、その右手は雲取山)
粥仁田峠からは、皆谷に向かう道が昨年の台風で崩落した。一年前にそこを通り、大きく遠回りして下山した。いったん橋場に向かい、途中から皆谷につなげる道もあるが、あえて、そのまま皆谷に向かった。道がどうなったか、確認したかった。
大きな崩落は2カ所あって、最初に出てくる現場は、ほぼ手つかずの状態ながら、崩れたのは道の半分なので通過できる。問題は次の現場。ここも手つかず。全崩壊しているので、崩壊現場のすぐ山側を通過することになる。落ちると「痛い」では済まない。
(側溝を残して道路は全部崩れている。側溝の山側を歩いて通過)
さらにそこを通過しても、道は直後に360度回転し、崩落現場の直下を通る。つまり、崩落した土砂で、道が完全に埋まっている。それも、1年前のまま。今回は遠回りせず、地図を見て、道が続いているはずの方角を確認しつつ進み、ルートに復帰した。
メインのバスルートだって、この間、修復を終えたばかりだもんな。
この日歩いたのは、以下のようなコース。

頑張れば、1日でも行ける比企三山を、二回に分けたのはなぜだろう。
なぜか、その方が、心が躍ったんだな。それとも、1日で廻る、長い距離のコースを避けたい気持ちが強かったのか。その両方か。どちらかというと、・・・“たまたま”だな。
残りの大霧山は、ヤマメの里公園駐車場に車を置かせてもらって、皆谷からバスで白石車庫まで行き、白石峠から廻っていくことにした。
冬型の気圧配置が緩んだそうだ。上越の雪は、ほとんど災害レベルのようだが、今日は雪にはなっていないらしい。すでに白石峠に登る途中から、ときどき、葉を落とした森をすかして、日光から上越方面の白い山が見えた。大霧山での景色も期待できそうだ。
白石峠まで上がって、はじめてカメラを取りだした。・・・バッテリーの充電が切れていた。なんてことだろう。ヘナヘナヘナ~。力が抜けた。
気を取り直して、山歩きを楽しむことにしよう。
川木沢ノ頭への階段を上がり、その上の落ち葉に埋もれた急坂登ってたら、その向こうに逃げ道があったので、ついつい逃げてしまった。相変わらずの、負け犬だ。ずいぶん、回り込んで、南側から川木沢ノ頭にたどり着いた。

定峰峠に向けては、下り基調の道になるが、ここにも枯葉の積もった急な下りがある。何カ所かは慎重に、枯葉を上から押さえつけるようにして、歩幅を縮めて歩く。



槻川の流れる谷間を挟んで、向こう側に立ち上がる笠山と堂平山が、時々姿を表わす。私が一番好きなのは、定峰峠を過ぎ、旧定峰も過ぎて、大霧山の手前のピーク、高原牧場が管理している草地から見える両山の姿。まるで寝そべる裸婦のようで、ついつい足を止めてしまう。

大霧山への最後の登りは、登りなら良いが、下りは、やはり枯葉が積もっているところは厄介だろう。すれ違った年配の3人グループには、そう声をかけた。
山頂からの絶景は、やはり、堂平山よりも上だろう。使い物にならないカメラが重い。





粥仁田峠からは、皆谷に向かう道が昨年の台風で崩落した。一年前にそこを通り、大きく遠回りして下山した。いったん橋場に向かい、途中から皆谷につなげる道もあるが、あえて、そのまま皆谷に向かった。道がどうなったか、確認したかった。
大きな崩落は2カ所あって、最初に出てくる現場は、ほぼ手つかずの状態ながら、崩れたのは道の半分なので通過できる。問題は次の現場。ここも手つかず。全崩壊しているので、崩壊現場のすぐ山側を通過することになる。落ちると「痛い」では済まない。

さらにそこを通過しても、道は直後に360度回転し、崩落現場の直下を通る。つまり、崩落した土砂で、道が完全に埋まっている。それも、1年前のまま。今回は遠回りせず、地図を見て、道が続いているはずの方角を確認しつつ進み、ルートに復帰した。
メインのバスルートだって、この間、修復を終えたばかりだもんな。
この日歩いたのは、以下のようなコース。

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