めんどくせぇことばかり 『バカの国』 百田尚樹
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『バカの国』 百田尚樹

まったく、バカだね~。

土曜日に毎週やってる《男はつらいよ》のシリーズを撮りためてあって、何かの折りに見てるんだ。ったく、寅さんはバカだね~。なんて思ってるうちに、いつも間にか気持ちが元気になって、明日も何とかなりそうな気がしてくる。不思議なもんだな。

だけど、この本の著者、百田さんの基準から言えば、きっと寅さんは、“バカ”の枠から外れちゃうだろうな。だって、人を元気にして、明日を生きていく活力を与えてくれるんだもの。

これは百田さんが言ってることだけど、武漢発感染症に関して言えば、1番のバカが政府。政府は当初、まるで、これを対岸の火事であるかのように無策だった。たしかにそうなんだよね。今は“無策”とまでは言わないが、なんだか思考が停止してしまっているかのよう。GO TOトラベル止めたとき、菅首相は二階さんに呼び出されていた。なにしろ二階さんは、全国旅行業協会の会長だかんな。

2番目が野党。当初は、「桜を見る会」に夢中で、それは今も同じ。この人たちのこの1年は、それしかないまま終わりそう。1番、2番は、次の選挙で全部落とそう。レベルが低すぎる。給料下げよう。人数減らそう。

その後は、3番メディア、4番地方自治体の首長、5番マスクの転売に熱を上げた輩、6番国民と続く。ただし、5番は、バカというよりも《卑劣》、《クズ》と言っている。

3番のメディアは、叩くんなら、二階を叩けば良いのにね。

この本には、《怒りの長い長いまえがき》というのがある。上記も、そこに書かれていたことだ。そして、百田さんがこれを書いていたのは3月の半ばだという。この本の出版は4月下旬の予定で、「4月下旬にはすっかり収束しているかもしれません。その時は皆さん、大いに私を嗤って下さい。いや、私はそうなることを願っています」と書いている。

残念ながら、百田さんを嗤うわけには行かなかったし、その後の事態は、どんどん悪くなってしまった。

そこには6番目のバカである国民も、強く関与している。

「どうせ大したことにはならないだろう」と考えるのは、“正常化バイアス”と呼ばれる心理で、災害心理学で使われる言葉だそうだ。予測される悪い事態を、勝手にいい方に補正しようとする意識が働いて、必要な対策をないがしろにしてしまう。

そこには日本人特有の、言霊信仰も関与していて、悪い事態を口に出すと、その言葉が込められた魂が勢いを得て、本当のことになってしまうと考えるんだな。

事実、百田さんのところには、「大げさに煽るな」とか、「新型肺炎について何も知らないくせに」という声が寄せられているという。まずは最悪の事態を想定して、そこへの対処から、ことを始めなきゃいけないのにね。

そうそう、再度の緊急事態宣言が4都県に出された翌日、どっかのニュース見てたら、街頭インタビューで人出はどうか聞かれた人が、「まったく減ってないと思います」と憤る様子を見せていた。・・・よく分からない。


『バカの国』  百田尚樹

新潮新書  ¥ 880

ベストセラー作家がツッコミながらも警鐘を鳴らす、笑いと怒りの123篇!
第1章 クレーマー・バカ
第2章 やっぱりSNSはバカ発見器
第3章 世にバカの種は尽きまじ
第4章 血税を食べるバカ
第5章 公務員の楽園


「お祭りはうるさいからやめろ」と言う人がいるんだそうだ。

秩父でそんなことを言ったら、とんでもないことになるだろうな。1年が、いや、人生がお祭りを中心に廻っているような人は、掃いて捨てるほどいるからな。さらには祭の数が、300とも、400とも。

お祭りを全部やめたら、やることが無くなって、秩父の人は何をして良いのか分からなくなる。

花火がうるさい?盆踊りがうるさい?

必要があるから花火が上がるし、必要があるから盆踊りを踊るんだよ。

「除夜の鐘がうるさい」とか、「学校の運動会がうるさい」って、電話してくる奴もいるらしい。バカだね~。

昨年、自治会長をやって、地域の盆踊りを主催する側になった。あれは準備が大変でね。商工会や婦人会、地域にある小中学校のPTA とか、安全協会、母の会、もういろいろなところと連携して、準備をする。なかでも30人くらいの自治会長は、ほとんど人足になって、櫓を建て、花を飾り、杭を打ち、綱を張るんだ。

それもこれも、楽しみにしている人たちがいるから。それに、地域を離れた若い人たちも帰ってきて、同級生に会いに盆踊りに来るんだ。踊らなくてもさ。

そんなところにね。「訴えるぞ」とか、「騒音は人権侵害だ」とか言ってくる奴がいると、みんなのために苦労しているのが嫌んなっちゃうんだよね。

かつて勤めていた学校にも、いろいろな匿名の電話がかかってきたな~。中には、救急車を呼んだことに対する苦情もあった。

お祭りや行事は、意味があって行なわれてきて、もちろん時代に合わないものが淘汰されることはあっても、残っているものは意味があって残っている。家族や地域の絆を深めることになるし、お互いの安全や健康にも寄与するものでもある。その役割は、とても大きい。

そうやって地域のつながりが果たしてきた大きな役割を、すべて行政に肩代わりさせたら、どれだけ高くつくことになると思ってるんだろう。

“差別”と“区別”の違いって、難しい。特に、男と女に関わることが問題になることもある。あんまり細かいところをつつき始めると、スムーズに世の中が廻らなくなる。

どうなんかな~。会社のショールームの受付に男を座らせる。テレビのニュース番組のメインのキャスターを、女にしてみる。実際にあるけどね。ただ、メインを壮年の男性キャスター、サブを若くてきれいで、賢そうな女性キャスターにした方が、視聴率が上がるんだそうだ。男と女には、違いがある。その違いを無視すると、帰って不自然なことになるからな。

もう、いろいろなバカが、次から次へと登場する。本当に、よくこれだけのバカを集めたもんだって感心してしまう。

いや、ちゃんと見るべきものを見れば、バカが浮かび上がってくるに違いない。頑張って、見るべきものを見てみよう。

・・・浮かび上がるのが、自分だったりして。

さて、百田さんのサイトから出た本は、前が《偽善者》、今度が《バカ》と言うことになった。次はなにかな。《クズ》あたりかな。



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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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バカを装う百田さん

お疲れ様です。百田尚樹さんの著作は幾つか拝読し、見方はとも角 率直な姿勢
には好感してます。特に「カエルの楽園」は、是非児童向け絵本にして欲しいと思う
一篇です。

今回作も 乱暴な様に見える一方で、標的の順序を間違えていないのは流石だと
心得ます。今、BC級戦犯裁判についての長編を読んでいる所で もう少し後になる
かとは思いますが、是非拝読したく思いますね。新型感染症禍が続きます。引き続
きのご健勝を祈念致しております。

HAKASE(jnkt32) さま

昨年の11月にブログでも紹介した本なんだけど、『夏の騎士』って本も、とても面白かった。子どもの頃に手に入れた、“小さな勇気”があるなら、厳しい時代も何とかやっていける。菅さんも、気張って欲しいところ。

ウシガエルが広めた病気のせいで、世界中が大迷惑。

コメントありがとうございます。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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