めんどくせぇことばかり 『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』 エダジュン
FC2ブログ

『野菜たっぷり具だくさんの主役サンド150』 エダジュン

昔、ある登山家が、ヨーロッパ人のパン食について書いているのを読んだ。

ヨーロッパアルプスの絶壁に、早朝から取り付こうと言うとき、ヨーロッパ人はお湯だけ沸かして紅茶をいれ、パンにジャムを塗って食べて、紅茶で流し込んで出かける。お湯を沸けば、すぐに食事になる。こっちはごはんを食べないと力が出ない。おかずは梅干しだけでもいいが、ご飯とみそ汁は欠かせないと来ている。どうしたって、スタートダッシュを相手に譲ることになる。

そんな話だった。私も純然たる和食派で、そこには疑いの余地など、これっぽっちもない。それでも上記の登山家のように、頑なではない。スタートダッシュで相手に譲ってしまうことが分かりきってて、ごはんを炊いて、味噌汁を作ろうという気が知れない。鍋に冷やご飯と水と味噌を入れて、一煮立ちさせればおいしい雑炊ができるじゃないか。

じつは、私も山にパンを持っていく。ジャムをつけて重ねた食パンを二つに切って、ラップで包んで取り出しやすいところに入れていく。これは便利で、ちょっと小腹が空いたら、すぐに取りだして食べられる。安全な道なら、歩きながらでも食べられる。その手軽さがいい。半分がいい。ちょっとしたスナックといった感覚だな。ジャムで甘みが取れるのもいい。

以前は“むすび”に頼っていたが、“むすび”だと手軽さに欠ける。半分食べたら、包み直して、ポケットに入れるようなことが何度もあった。

山にサンドイッチを持っていくようになって、パンに対する認識が少し変わった。洋食ではあるが、粉ものと考えれば、うどんやそば、それにラーメンのような身軽さがある。

身軽さはいいが、上記の登山家と同じように、パンだとどうしても腹持ちが悪い。言わば、重さに欠けるのだ。だから、行動食ならいいが、メインの食事にパンでは、どうしても物足りない。

ラーメンやうどん、スパゲッティを昼ごはんにすることが多いんだけど、身軽ではあるが、パンよりは腹持ちがいい。それでもご飯には負けるので、ラーメンやうどんなら餅、スパゲッティならハンバーグをつけ加える。

最近、日帰りならバーナー、ボンベなしで、ポットにお湯だけで出かけることを憶えた。食器の底にネギ味噌をたっぷり入れて、その上にご飯を詰め込んで持っていく。お昼に、それにお湯を注いで、しばらく待って、ネギ味噌雑炊で食べる。これは、なかなかうまい。次回は、ネギ味噌を、肉味噌に代えたらどうだろうと考えている。



誠文堂新光社  ¥ 1,760

野菜や肉、魚をふんだんに使った、具だくさんで栄養満点のサンドレシピを紹介
1章 洋風サンド
2章 和風サンド
3章 エスニックサンド
4章 中華、韓国サンド
5章 フルーツサンド


この本のサンドイッチは、山に持っていくことが出来るものは、多くない。ただ、この本で、また認識をあらためなければならなくなりそうだ。なにしろ、パンが“主役”なのだ。パンに挟まれているのは、“具”と言うだけでは、もう収まりがつかない。あれは、おかずだ。おかずを食パンで挟んだサンドイッチだ。

さらには、しっかり野菜も挟んでいる。その量も多い。食パンサンドが、パンパンに膨れ上がるくらい。しかも、焼き目がついている。どうやって焼いているのかは、誰にでもできるように書かれている。

すでに私もやってみた。ポテトサラダが残っていたので、それを挟んだ。挟み方にもコツがあるんだけど、割と上手にできた。焼きたては、とてもうまい。

“焼きキャベツとコンビーフサンド”、“ハッシュドポテトとコンソメキャベツのサンド”、ちゃんと野菜が挟まっている。だけど、これらは想像の範囲と言っていいだろう。

じゃあ、これはどうだ。

“塩こうじ鶏胸肉とわかめのわさびサンド”、“納豆ときゅうりのたくあんチーズサンド”、“しらすとキャベツの塩昆布クリームサンド”。

ちょっと奇異に聞こえるが、ごく普通の、和食のおかずだな。

朝ごはんのおかずを考えてみる。今朝は、白菜の甘酢漬けを食べた。あれとしらす、あるいはハムを刻んだものを混ぜてもいいかもしれない。卵かけごはんを食べることがあるが、パンに生卵をかけるわけにはいかない。目玉焼きを使ったサンドイッチは、この本にもあった。

卵焼きはいろいろなものと合わせて、パンに挟めるな。そうそう、タルタルソースなんかにしたら、絶品サンドだな。納豆好きの私なら、シンプルに納豆サンドでもいい。もちろん、私はネギを入れる方。納豆のオムレツを挟むのも、かなりいいだろう。

ししゃもを使ったサンドイッチは、この本にもあった。鮭や、鯖をほぐして挟んでも、間違いはない。漬物はどうだろう。刻んで挟めば、いけるだろう。

これらは結局、パンをご飯代わりに考えているわけだ。そう考えれば、あとは、どう、おかずを上手に挟むかという問題になる。

ああ、そう考えていたら、ごはんが食べたくなってきた。




関連記事

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


火山の噴火、土石流に土砂崩れといった災害は、人々の目を山の高見に向けさせた。
それ故に山は、恵みと共に、畏怖の対象でもあった。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


























































































検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事