めんどくせぇことばかり 越生の山に山本坊の痕跡を訪ねる
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越生の山に山本坊の痕跡を訪ねる

昨日の続きで、今日も越生の山を歩いてきた。

黒山三滝に山本坊を開いた栄円は、違う場所に根拠地を求めたという。なんとそれが、“嶽岩“という場所だったと知って驚いた。

三滝入り口にある熊野神社から、龍ヶ谷の龍穏寺を最短で結ぶ道のちょうど真ん中あたりから、これまた最短で関八州見晴台に向かう道がある。四寸道と呼ばれている。この四寸道を中において、周囲をのたうつように林道がグリーンラインまで上っていく。猿岩林道という。

四寸道は猿岩林道と二度交差する。二度目に交差したところから先、しばらくすると急な登りが始まり、そのピークが岳岩である。熊野ヶ嶽とも呼ばれたという。岳岩のピークを越えても、さらに登りが急になる。嫌というほどの坂を登り切ったところが関八州見晴台で、高山不動奥の院が祀られている。

そこから30分ほど下ったところが高山不動だが、そこからさらに高畑林道の側に下ると、大滝、白滝、不動の滝からなる“不動三滝”がある。

もしも栄円が岳岩に、修験の根拠地を求めようとしたなら、当然、その辺りまで視野に入っていたんじゃないだろうか。

今日は龍穏寺に車を置かせてもらい、龍ヶ谷川沿いの舗装された梅本林道から飯盛峠に向かい、関八州見晴台を経て岳岩を通るルートで周回してみる。最後に龍穏寺をお参りさせてもらって、帰る予定で出かけてみた。

梅本林道は、ずっと龍ヶ谷川に沿って登っていくが、この龍ヶ谷川がいい。夏場は、是非一度歩いてみたい。色々な形の巨石があって、あちこちの沢筋から滝が流れ落ちてくる。それらのいくつもの沢筋の先に、四寸道がある。
2021114_210114_3.jpg 2021114_210114_4.jpg (恋人岩と滝不動の滝。色々な巨石があって飽きない道。巨石をもっと撮っておけば良かった)

巨石を楽しみながら進んでいくと、道が塞がれている。遠くからでも、通行止めと分かる。歩きなら大丈夫だろうと思いつつ近づくと、〈歩行者も通れません〉とのこと。

がっかりして、戻りつつ、地図と格闘。北側の斜面の先には、戸神から羽賀山を経て野末張見晴台に向かう道がある。そこに通じる道が、一つだけある。今も通じている道がどうか不安もあるが、ダメなら龍穏寺に戻って、今日の山は中止にするつもりで行ってみた。・・・うまく行った。最後は藪こぎになったが、良く踏まれた登山道に出られて嬉しかった。

野末張見晴台に出たが、きれいな青空だが、地平は霞んで遠望はない。それでも、この見晴台は清々しい。
IMG_7555.jpg (野末張見晴台。「のずばり」と読む。地平が霞んで遠望はない)

IMG_7558.jpg (関東平野の側)

IMG_7557.jpg (堂平山と笠山)

コース変更で時間を使ったので、飯盛峠や飯盛山にこだわらず、関八州見晴台に向かった。誰もいなかった。この天気、11時頃、この場所で一人というのは、いくら平日でも珍しい。
IMG_7559.jpg (関八州見晴台より)

さて、気合いを入れて、岳岩に向かう。こっちから行くと、もの凄い下り。ゾッとするけど、だんだん慣れてくる。やがて、嶽岩。岩場を登って蟻の門渡りがあるが、そのすぐ脇を、木や根をつかみながら登った。山頂部分は全体に岩場になっていて、〈武巖琴宮〉と刻んだ石碑が建っている。やはり、修験が入っているのは間違いないんだろう。
IMG_7561.jpg (蟻の戸渡と呼ばれる岩場。向こうは関八州見晴台)

IMG_7563.jpg (岳岩の山頂部分)

それ以降、梅本林道に向けて、ショートカットできそうな道を探るが、残念ながら、下りで無理を押したくないので諦めた。

龍穏寺に戻って、お参りさせてもらった。やはり、山本坊の影響のもとにあったようで、道場では厳しい修行が行なわれていたそうだ。太田道真・道灌父子の墓も見学できた。
IMG_7567.jpg IMG_7570.jpg (立派な山門には四天王像、獅子や象の彫刻もいい)(本堂では、般若心経を唱えるお年寄りがいた)

IMG_7571.jpg IMG_7572.jpg(境内には太田道真・道灌父子の墓や熊野神社があり、何かと見どころが多い)

この日歩いたのは、以下のようなコース。
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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


























































































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