めんどくせぇことばかり 大築山から新柵山へ
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大築山から新柵山へ

大築山は、埼玉県の越生町とときがわ町の境界にある。山頂部には、かつて城が築かれていた。ときがわ町が設置した説明板よれば、築城したのは北条方につく松山城主上田朝直で、その理由は北方5kmほどの所にある天台宗慈光寺を攻略するためだという。

北条氏は、室町幕府に連なる旧勢力である鎌倉公方や関東管領を倒すことにより、関東に平定しようとしていた。その旧勢力に支えられて繁栄し、自身も多くの僧兵を要していた慈光寺を、北条方が倒そうとしたというのはつじつまが合う。

ただ、そこから5キロの山中、越生町、ときがわ町双方の、一番近い集落でも歩いて30分はかかる場所。その山頂に、これだけの縄張りが必要となると、相手方もかなりの力を持った勢力でなければならない。
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たとえば慈光寺が、世俗勢力と結んでここを攻めるなんてことも想定されたんだろうか。

慈光寺は、都幾山慈光寺という。都幾山の山頂から東へ300mほどのところにある。大築山との間には新柵山という山があり、山頂からは、その新柵山の右手にポコッと盛り上がる都幾山山頂が見える。
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柵は城柵のことであり、軍事拠点を意味する。大築城を下りてときがわ町椚平の集落から新柵山に至るのは、ゆっくり歩いて1時間20分ほどの1行程。新柵山を北東に下りれば、下りたところが慈光寺への登り口。

しかも、慈光寺の北側を見ると、小川町腰越にある、同じ上田氏傘下の腰越城跡と、挟み撃ちにできる形になる。

そう思うと、“慈光寺攻略のため”という大築城築城理由も、捨てがたい気がする。そんなことを考えつつ、大築山から新柵山を経て慈光寺登り口に至る道を歩いてみた。

ときがわ町トレッキングコース駐車場に車を置かせてもらって、2キロ少しロードを歩く。途中にある萩日吉神社は蘇我稲目創建と言われるそうで、入り口の鳥居脇にそびえる児持ち杉からして風格を感じさせられる。
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7時前だというのに、氏子の方が社務所を開けに来ていた。お話を伺うと、三年に一度の流鏑馬も、氏子が仕切らなきゃいけないので大変だと言っていた。だけどやらないと、県の指定を受けられないんだって。

ようやく山道に入り、しばらくすると広見越という分岐に至る。三面の馬頭観音が立っていて憤怒の表情が印象的。疫病封じだったのかもしれない。
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小築山を経て大築山への最後の登りにかかる。ここのところ、いくつかの城跡をめぐってきた。その経験を踏まえ、ここを城跡と捉えて山頂をめざすと、縄張りされた痕跡が色濃く残っていることが感じ取れる。

山頂を南側に下り、鞍部の猿岩峠から椚平に向かう。椚平は、新柵山が南西に向けて緩やかに高度を下げていく、その南東側の斜面にある集落で、猿岩峠から氷川まで下り、そこから登り返すことになる。

椚平の集落を歩き、段々畑で農作業するおじさんに挨拶する。目を右に転ずると、満開の桜が目に飛び込んでくる。おじさんに聞くと、河津桜だという。椚平にはこれがある。なにかしら、花が咲いているのだ。
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登り詰めたところが越沢稲荷の大杉で、猫バスのバス停があり、昼ごはんにする。この杉も大きいが、萩日吉神社の児持ち杉の方が太いんだそうだ。
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新柵山は船底のような形をしている。一般登山道は、途中から東側に下りるが、今日は船底の、竜骨の部分、尾根の先端まで下りてみた。

帰りに、建具会館により、釣り券を買った。

この日歩いたのは、以下のようなコース。

ちず

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なんて切実な響のある言葉だろう。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本




























































































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