めんどくせぇことばかり 水ノ塔山・篭ノ登山から池ノ平湿原
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水ノ塔山・篭ノ登山から池ノ平湿原

ずいぶん山を歩いていない。こう暑いと遠出するのも面倒になるが、あまり間があくと、山の歩き方を忘れそう。暑いのでそこそこの標高の場所がいい。

連れ合いは標高にめっぽう弱い。子どもが小さいころ、池ノ平湿原を歩いていたら、木道で突然座り込んでしまった。吐き気がして頭が痛いという。まったく突然のことで、標高二〇〇〇mとはいえ、高山病以外思い当たるものがない。急いで車に戻り、鹿沢口まだ降りてしばらくしたら治った。やっぱり高山病だった。二〇〇〇でなるか?

あれ以来、湯ノ丸に行ってない。二〇数年ぶりだ。せっかく湯ノ丸まで行くなら、車中泊して近くの山に登ることにした。一日目は、車坂峠から池ノ平湿原を歩いてみた。

地図

高速の深夜割引に間に合うように家を出て、六時過ぎには車坂峠に着いた。高峰高原ビジターセンターに車を入れると、すでに一〇台ほど止まっている。平日だけど、すでにお盆休みで人が多いのかな。周囲はガスっていて、濃くなると視界は数十メートルほどになる。

それでも、準備をした人たちが、三々五々、浅間に向けて出発。ここから池ノ平に向かう人は、あまりいないみたい。高峰温泉に車を置いていくのかな。たしかに高峰温泉までは、未舗装の林道を歩く。浅間2000のゲレンデを突っ切る道で車も通れるが、今、ゲレンデにヤナギランがたくさん咲いていて、とてもきれい。

二〇分弱で高峰温泉前を通過し、ここからは水ノ塔山に向けて山道に入る。背の低い笹が、朝露で濡れている。今日は地下足袋できてしまった。お日さまが出るまでは、濡れるのを覚悟。

三〇分ほどで露岩帯にでる。無数のトンボに囲まれる。ガスは薄まりつつあり、日差しも届くが、視界は高峯山が見えるかどうか。トンボの原を過ぎると強い風が気になるようになる。吹き上げてくる風がやがてガスになって稜線を越えていく。

IMG_3837.jpg上空は晴れているのだが、左手南側の斜面を風が吹き上げるにつれてガスになって吹き付けている。
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露岩帯が次第に急になる。それにつれ、強風に煽られるようになる。キャップ型の帽子が持って行かれそうになる。山頂は近いのだが、その手前、数十メートル続く急斜面の露岩帯で風をさえぎるものはない。帽子の上から手ぬぐいを鉢巻きのように縛って固定し、慎重に山頂を目指した。山頂で振りかえると、高峰温泉は見えているが、浅間は半分くらいがガスの中。
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これから目指す篭ノ登山は、山頂までっくっきりと見えている。天候が良化途上であることは間違いない。若い登山者が、一人、あとからやってくる。半袖だ。すごいな。挨拶をして、そのまま先行していく。
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東篭ノ登山までの縦走路は稜線の南側が崩落した急斜面で、稜線のわずかに北側についている登山道が時々それに出くわすが、危険な場所はない。ただ、道がぬかるんでいて、地下足袋には辛い。

鞍部を過ぎて登りにかかる。水ノ塔山から見たときは、ずいぶんきつそうな登りに見えた。急斜面ではあったが、さほど長くは続かずに、気がつけば山頂は目の前。その向こうの青空は、なにより嬉しい。気持ちのいい山頂ながら、まだ、浅間は姿を現わしていない。依然、風は強い。

IMG_3857.jpg 東篭ノ登山の登りにかかったあたりで水ノ塔山を振りかえる。稜線南側の赤茶けた崩落斜面が痛々しい。
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西篭ノ登山をゆっくり往復。鞍部を少し西篭ノ登山に寄ったあたりの林がとてもきれいだった。
IMG_3872.jpg西篭ノ登山の山頂も、依然として風が強い。木々も草花も左からの風に晒され、右に傾いている。
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再度、東篭ノ登山に戻ると、一〇時半、人が増えている。池ノ平湿原の駐車場も見えていて、すでにかなりの車が入っている。あそこから登ってきた人たちらしい。年輩の人たちもいる。周囲の景色は五〇パーセントと言ったところかな。
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ツリガネニンジンソウコキンレイカ
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トンボの原のアキアカネヤマハハコの群生
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ヤマホタルブクロの群生イブキジャコウソウ
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マツムシソウにとまるクジャク蝶ミネウスユキソウ
IMG_3886.jpg東篭ノ登山から池ノ平湿原に下りていく途中、マルバダケブキの群生する谷間があった。

二〇数年ぶりの池ノ平湿原を歩く。人が多い。
IMG_3900.jpg 池ノ平湿原の木道まで降りてきた。広い。向こうの方に歩いている人たちがたくさんいる。
IMG_3905.jpg 湿原の向こうに見える稜線は雲上の丘というらしい。このあと、行ってみよう。
IMG_3923.jpg 雲上の丘から湿原を見下ろす。
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ハクサンフウロオオチャバネセセリというらしい
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ベニヒカゲ。湿原にたくさんいた。ジャノメチョウの仲間、クロヒカゲ
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タカネナデシコ岩に張り付くイブキジャコウソウ
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シロバナニガナウメバチソウ
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かろうじて咲き残るコマクサハナイカリ
池ノ平湿原からは、未舗装の林道を通って戻る。林道歩きは退屈だったが、左手に東篭ノ登山から水ノ塔山への稜線が見えた。稜線南側の崩落した赤茶けた斜面は、結構迫力があった。
IMG_3928.jpg高峰温泉から浅間2000のゲレンデを突っ切るように車坂峠に向かう。

ゲレンデにはヤナギランがたくさん咲いていた。

ここを散策する人もたくさんいた。


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ジャンル : 趣味・実用

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Author:イーグルス16

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よく生き、よく死ぬために。
3000の死体を観察してきた解剖学者と400人以上を看取ってきた訪問診療医。
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































































































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