めんどくせぇことばかり 『マンガでめぐる考古遺跡・博物館』 今井しょうこ
fc2ブログ

『マンガでめぐる考古遺跡・博物館』 今井しょうこ

遺跡や博物館めぐりは、こんなにも面白い!

前著『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』で、発掘の現場と考古学の世界を存分に伝えた著者が、今度は全国の博物館や資料館を訪問し紹介。

国立歴史民俗博物館や吉野ケ里歴史公園など有名で大きな博物館から、千葉市加曽利貝塚博物館、板付遺跡、唐古・鍵考古学ミュージアム、橿原考古学研究所、國學院大學博物館、中津市歴史博物館などの個性的な資料館をロードムービータッチに描く、コミックエッセイ。資料も充実。
著者の今井しょうこさんは、この本の前に、『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』という本を出されているという。なんでも、ハローワークで見つけた遺跡発掘調査事務所の求人をきっかけに、遺跡発掘の仕事にはまっていったようだ。それが考古学に対する興味の始まりか。・・・普通は逆なんじゃないかと思うが。
そして自ら発掘に携わった、・・・なんだろう、線刻画が現れたそうだから弥生土器かな。それが市の博物館に年代別に展示され、解説されている様子に触れて感じてしまったようだ。それを創作していた人から自分まで、ずっと連続した時間が流れてきたことを。

日本は、歴史に断裂がない特別な国だからね。過去の遺物に対する思いが、より強くなるのはよく分かる。それを一番に感じることが出来るのが、遺跡そのものであったり、博物館だな。




創元社  ¥ 1,540

過去の人々が作り上げてきたものの中で、現代の私たちは生きている
プロローグ
はじめに
第1章 さあ、行こう博物館!~どこに、どう行く? 
第2章 大きな博物館に行こう!~歴史の流れがわかる~
第3章 縄文時代に行こう!~謎多き時代からわかること~
第4章 弥生時代に行こう!~ニューウェーブがやってきた~
第5章 古墳時代に行こう!~遺跡をめぐる人々~
第6章 奈良・平安時代に行こう!~都をめぐる~
第7章 中世に行こう!~庶民の暮らしを訪ねる~
第8章 近代に行こう!~街歩きと遺跡を楽しむ~
最終章 博物館、そこにあるもの
おわりに


この本は、著者の今井しょうこさんが、全国各地、いろいろな遺跡や博物館を回って、遺跡や遺物から、そこに生きていた人、それを使っていた人の存在を感じてきた記録。またそれらの遺跡や遺物を、さらに後世に残すべく、精一杯の知恵を絞ってくれている全国各地の学芸員、遺跡発掘の仕事に従事する人たちに思いを寄せてきた記録。

その博物館を見学するために時間をかけて訪れるというのは、普通であれば、なかなか難しい。せいぜい仕事等の都合で、たまたま訪れた場所に興味を持てる博物館があれば、そして時間が許せば見学をする程度だろう。

私の場合は、仕事が高校の教員だったこともあり、修学旅行でいろいろな遺跡、博物館等を見学することが出来た。広島や長崎の原爆資料館、佐賀の吉野ヶ里遺跡、雲仙普賢岳の災害記念館なんてのも思い出深い。あげれば切りがない。日本って、全国津々浦々に遺跡や博物館がある。

だからこそ、地元の遺跡や博物館を丹念に訪ねてみるのもいい。私の住んでいるのは元武蔵国の埼玉県。埼玉県立嵐山史跡の博物館は、「鎌倉殿の13人」の中でも重要な役割を果たした畠山重忠の館跡に作られている。さらに戦国末期に掘りや郭が作られて城館として使われていたらしい。

行田のさきたま古墳公園は大和朝廷に仕えたと思われる豪族たちの古墳が集中するところ。公園内の博物館には、稲荷山古墳から出土した金象嵌で文字の刻まれた鉄剣が展示されている。公園内にある「はにわの館」では、500円で埴輪を作ることが出来る。ほど近い吉見には、吉見の百穴というのがある。古墳時代後期の横穴墳墓だという。他にもたくさんあるぞ。

読んでいて大笑いしたのは、《「行ってみたら休みだった」は割りとよく聞く》という話。友人のYさんは、青森まで行ったのに休みだったとかで、滂沱の涙。「青森まで行ったのよ」と繰り返していた。青森というとあれか、・・・三内丸山か。

私もつい最近、せっかく倉敷の美観地区に行ったのに、大原美術館が休みだった。よく確認してから出かけよう。

博物館めぐりっていうのも、なかなかいい趣味だな。


関連記事

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください

スクリーンショット 2024-01-25 135720
腹を探れば世界の動きがよく分かる!
知れば、もう騙されない!
変化の激しい時代だからこそ、変わらぬ原理・原則を見抜け!
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本
スクリーンショット 2024-01-04 093839

この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。

スクリーンショット 2024-01-04 093904

中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。

スクリーンショット 2024-01-04 093932

高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。

スクリーンショット 2024-01-04 101026

今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
スクリーンショット 2024-01-05 142731

スクリーンショット 2024-01-06 021227

スクリーンショット 2024-01-06 032248

スクリーンショット 2024-01-18 143105

スクリーンショット 2024-01-18 143445

スクリーンショット 2024-01-18 143650

スクリーンショット 2024-01-25 134638

スクリーンショット 2024-01-25 135025

スクリーンショット 2024-01-25 135252

スクリーンショット 2024-01-25 135418

スクリーンショット 2024-01-25 135540

スクリーンショット 2024-01-29 090133

スクリーンショット 2024-01-29 090446

スクリーンショット 2024-01-29 090655

スクリーンショット 2024-02-15 131650

スクリーンショット 2024-02-15 131850

スクリーンショット 2024-02-15 132226

スクリーンショット 2024-02-15 132416

スクリーンショット 2024-02-15 132605

スクリーンショット 2024-02-15 132740

スクリーンショット 2024-02-15 132951

スクリーンショット 2024-02-22 120032

スクリーンショット 2024-02-22 120254

スクリーンショット 2024-02-22 120959

スクリーンショット 2024-02-22 121156

スクリーンショット 2024-02-22 123949











































































スクリーンショット 2024-01-25 135720

検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事