めんどくせぇことばかり 

『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

あんまり衝撃を受けちゃったんで、この間ついつい、著者の西谷格さんが、“中国”の婚活パーティに参加して中国人女性とお見合いをした話から、“中国”における結婚事情についてご紹介してしまいました。

それにしても、いくら“中国”事情のルポルタージュするって言ったって、婚活パーティに参加してみるとは驚きですね。目次を見てもらえば、どの項目を見ても驚きばかりなんだけど、第5章までは、すべて“中国”での体験ですからね。

第1章では《上海のすし屋でバイト》です。あんまりうまくなさそうなのは、やっぱりってとこで仕方ないんだけど、不衛生なのはちょっとね。中国人は雑巾と布巾を区別できないってことですからね。やっぱり生ものはやめときましょうかね。

第2章は《反日ドラマに日本兵役で出演する》っていう話です。「この野郎、ふざけんのもいい加減にしろ」って向きもおありでしょうが、ここは何といっても実践ルポルタージュですからね。反日ドラマだろうが何だろうが、そこに携わっている人にしてみれば、大事なお仕事なわけです。その影響が社会の隅々まで及ぶということはあったって、仕事は仕事なんですから。まあ、あとは中共レベルなわけですからね。問題はあくまでそちらに持ち込みましょう。

第3章《パクリ遊園地で七人の小人と踊るバイト》は大笑いですよ。ここでのメインはあくまで《七人の小人》なんですけど、実は楽屋の奥には、ミッキー、ミニー、ドナルド・ダックの被り物が眠ってたってことです。ほらほら、一時期とてももてはやされた、そっくりだけどなんだかやぼったい、ちょっとわけありで斜に構えちゃってるようなミッキー、なんか場末のあばずれみたいなミニー、絶対に向こうの頬に刀傷が残っていそうなドナルド・ダックですよね。今は使われていない様子ですが、それにはそれなりのわけがあるようです。



小学館  ¥ 864

小学館ノンフィクション大賞で審査員一同を爆笑の渦に巻き込んだ異色の最終候補作
第1章  上海のすし屋でバイトしてみた
第2章  反日ドラマに日本兵役として出演してみた
第3章  パクリ遊園地で七人の小人と踊ってみた
第4章  婚活パーティで中国人女性とお見合いしてみた
第5章  高級ホストクラブで富豪を接客してみた
第6章  爆買いツアーのガイドをやってみた
第7章  留学生寮の管理人として働いてみた


そこまでやるかってのが、第5章《高級ホストクラブで富豪を接客》っていうバイトですね。“中国”はいっ党独裁国家ですからね。改革開放で最も大きな利益を得たのもやっぱり中国共産党。日本で言えば、平安時代の藤原氏みたいなもんで、社会体制そのものが共産党員に利益をもたらすものになっていたんですね。・・・藤原氏のほうがひどいかな。

案の定、出てきますよ。そうそう、パパは共産党の幹部って女。湯水のように金を使うっていうのはこういう事を言うんでしょう。

それはともかく、著者の西谷さん危機一髪の場面が訪れます。なんと、富豪は富豪でも、富豪の男性客にお呼ばれしちゃうんです。そして、あんなことや、こんなことを・・・。ああ、あぶない。・・・危ないですんだんでしょうか。

まったく、そんなことまでやって“中国”事情をルポルタージュする必要があるんでしょうか。

いえいえ、それは当然あるんですね。だって、とてつもなく面白いじゃないですか。抱腹絶倒じゃないですか。そのへんは、お読みいただければわかります。

しかも、この本。それだけじゃありません。いままで、“中国”関連の本を読んでみても、そこに描かれているのは、基本的に日本人論なんですよね。この本は違います。日本人の有り様が紹介されることもありますが、それはあくまでも、日本人を鏡にして中国人を見つめるためなんですね。

そう見てみると、これまで日本において語られてきた中国人論が、いかに型にはめられたものであるかがわかります。型を外してみた中国人は、もっと幸せになることを夢見ていまを生きていこうとしていることにおいては日本人と同じですね。ただ少し、日本人とは大事にしていることが違うみたいですけどね。その点は、逆に日本人の方が変わっているのかも。何はともあれ、それはいいとか悪いとかいうこととは、またちょっと違いますからね。




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アル・ゴア『古代史 不都合な真実』 関裕二

映画.com ニュース 2017/9/21
「不都合な真実2」のアル・ゴア氏来日決定!本予告で「未来に希望を残せ」
https://eiga.com/news/20170921/8/
(全文)
元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らす長編ドキュメンタリー「不都合な真実2 放置された地球」の本予告が完成。あわせて、同作が第30回東京国際映画祭(10月25日~11月3日開催)のクロージング作品に選出されたことを受け、ゴア氏の来日が決定した。
(続きを読む)に全文

ったく、アル・ゴアの『不都合な真実』には腹が立つ。あんなのがアメリカの大統領になるところだったっていうんだから、本当に危ないところでした。ああ、でも、ノーベル平和賞の受賞者なんですよね。

だけど、『不都合な真実』はイギリスで訴訟騒ぎになって、学校積極的にあつかうべきではないという判決が出ましたよね。

《イギリス教育機関が公立の小中学校に教材として映画「不都合な真実」を配布しようとしたところ、生徒の親が「作品の内容に科学的にウソがある」と訴えを起こす。そして、その訴えに対し英高等法院は9つの科学的な間違いを指摘した上で教材として利用する場合、部分、部分に注釈を与えるよう指示を出したのだ。》

これは当時の新聞記事からの抜粋です。当時このような判決が出された背景には、地球環境は極めて複雑な構造の上に成り立っているという認識がしっかりあったんですね。その複雑さは、『不都合な真実』が示しているような単純化された勧善懲悪の世界からは程遠い者であるというのが常識だったんです。

だけど、NHKの《みんなのうた》は🎶氷が解けて、白くまくんがおぼれ死んじゃう🎶みたいな歌を流して勧善懲悪にのっちゃうし『不都合な真実2』が作られて、アル・ゴアが来日すると、十分時間をかけて宣伝の時間を与えてた。

たしかに、NHKの絶え間ない努力により、地球環境は極めて複雑な構造の上に成り立っているという認識は今は昔。『不都合な真実』程度のアメリカ特撮映画が受け入れられちゃう土壌づくりに成功しましたね。きっとそのうち、🎶白くまくんの歌🎶もリバイバルがかかるに違いない。

アル・ゴア氏
「嵐は巨大化し、大量の水が街を襲う。これが地球温暖化だ。」
「人類の運命は、人類によって定められる」


『不都合な真実』を見る限り、もう十分絶望なんですが、絶望と言ってしまっては、みんなからお金を集められなくなっちゃいますからね。なにが、“不都合な真実”じゃい!(*`へ´*)

というわけでこの本、『古代史不都合な真実』です。



実業之日本社  ¥ 864

『日本書紀』が封印した歴史の「真実」が明らかに!! 古代史が謎だらけなのはなぜか。
第一章 『日本書紀』の裏側に何があったのか
第二章 『古事記』と『先代旧事本紀』が暴く不都合な古代史
第三章 『上宮聖徳法王帝説』と『元興寺伽藍縁起幷流記資財帳』が暴く不都合な古代史
第四章 『万葉集』と『懐風藻』が暴く不都合な古代史
第五章 『古語拾遺』と『藤氏家伝』が暴く不都合な古代史
第六章 『竹取物語』と『御伽草子』が暴く不都合な古代史
第七章 『風土記』と『続日本紀』が暴く不都合な古代史


『日本書紀』の研究も、今はすごく進んでいるんですね。なかでも、森博達さんの研究が紹介されているんだけど、これが面白い。『日本書紀』は漢文で書かれているわけだけど、森博達さんはそこに使われている漢字の形、音、意味を研究していったんだそうです。すると、ある部分は正確な漢文であったのに対して、ある部分は日本的な誤用が残されていたんだそうです。

正確な漢文で書かれた部分をα群、日本的誤用が残された部分をβ群とすると、α群を書いたのは中国語を、β群を書いたのは日本語を母語とする人物であると考えたんだそうです。さらにα群の中にも誤用が散在しており、それは後からの潤色や加筆であるということなんですね。

具体的には、乙巳の変直前と孝徳朝の記事がα分に属して正確な漢文で書かれているにもかかわらず、蘇我入鹿が大悪人と考えられるきっかけとなった上宮王家滅亡や乙巳の変に関わる記述に、大幅な「日本人的加筆」が認められるんだそうです。

つまりこれって、《蘇我入鹿を大悪人に仕立て上げるために、一度完成したストーリーに、手を加えた人物がいる》ってことが分かるということなんです。

むむむ・・・、でしょ。  これは『日本書紀成立の真実』って本に書かれてるみたいです。

藤原不比等ですよね。彼は父親の中臣鎌足が支えた、天武天皇の宿敵の天智天皇の側に立って『日本書紀』の編纂をしているわけですよね。天武朝で冷や飯を食わされた不比等は、自分の子や孫を皇位につけようとする持統と結託して天武の政治をすべてくつがえしていったわけですね。

そこで多くの古くからの豪族たちが蹴落とされ、姿を消していっています。そして、不比等は藤原氏の一人勝ちの政権を確立するわけです。《このタイミングで《日本書紀》が編まれたのだから、『日本書紀』が藤原氏のために書かれたということは、火を見るよりも明らか》・・・ということなんですね。




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アレクサンドロス『人に話したくなる世界史』 玉木俊明

NHKでやってる《チコちゃんに叱られる》っていう番組が面白い。出演者が次々に「ボーッと生きてんじゃねーよ!」って、チコちゃんに叱られるんです。私もこの歳になるまで、ボーッとして生きてきたから、きっとチコちゃんに叱られる。

なんでそんな話になったかっていうと、私が言いたかったのは「ベラベラしゃべってんじゃねーよ!」ってことなんですが、そう思ってたら、ついついチコちゃんの「ボーッと生きてんじゃねーよ!」を思い出しちゃったわけです。

・・・で、なにが「ベラベラしゃべってんじゃねーよ!」かっていうと、「ベラベラ」しゃべってるようだけど、なにを言っているのかわからないのは、違う言語を話している人ですね。つまり異民族なわけです。北アフリカには《ベルベル人》と呼ばれる民族がいるようですが、周辺諸民族や新たな入植者との接触の中で、《ベルベル人》と呼ばれるようになったんでしょうね。

語源は、ギリシャ語の《バルバロイ》にあるようです。古代ギリシャでは、自分たちのことをヘレネス、異民族をバルバロイと呼んで蔑んだようですね。やはり「バルバル」わけの分からないことをしゃべっていたからじゃないでしょうかね。

マケドニアはギリシャにとってバルバロイなんですね。野蛮人と蔑まれたわけです。

「なにしゃべってるかさっぱり分からない」って、言われたことがあるんです。大学に入学して、東京暮らしを始めて間もなくの頃です。「君の言葉はさっぱりわからない」って。・・・悔しかったなぁ~。

マケドニア人も悔しかったと思うんです。おそらくそのコンプレックスが、飛躍のばねになったんじゃないかと。

それを体現したのがフィリップ2世であり、その子のアレクサンドロス大王であったということです。変化は、辺境から始まるということですね。



文春新書  ¥ 950

『母をたずねて三千里』のマルコはなぜイタリアからアルゼンチンへ渡ったのか?
1 アレクサンドロス大王はなぜインダス川を越えられなかったのか
2 ヴァイキングはイスラーム商人と商売していた
3 大航海時代の始まりはアフリカの黄金目当て
4 織田信長の「天下取り」を支えたアジア交易圏
5 グーテンベルクのもう一つの「革命」
6 本当はしぶとかったスペインとポルトガル
7 大数学者フェルマーが保険の基礎を作った
8 大英帝国は借金上手
9 綿が語る「アジアvs.ヨーロッパ」の大逆転
10 「中立」がアメリカを大国にした
11 蒸気船の世界史ーマルコはなぜブエノスアイレスへ
12 手数料を制する者、世界を制す
13 中国がヘゲモニー国家になれない理由


このブログの下の方に《こんな本、あんな本》というコーナーを設けて、そのなかで『若き英雄 アレクサンダー大王の一生』という本を紹介しています。中学校一年生の時に読んで、読書感想文で郡市で大賞を取りました。いま考えると、書いたことはくだらないことなんですが、賞をもらっちゃいましたからね。・・・うれしくてね。

そうそう、この本で最初に取り上げられたのがアレクサンドロス大王なわけですが、そのテーマは「なぜインダス川を越えられなかったのか」というものなんですね。逆に言えば、“なぜ、インダス川流域まで一気に行くことができたのか”ってことですね。
アレクサンドロスの快進撃には、インダス文明とオリエントの商業ネットワークに始まり、アケメネス朝が整備したルートがあったことです。それをあらわしているのが、インダス川まで到達したマケドニア軍が、それ以上東に進むことを断念して、反転せざるを得なかったことでしょう。
本書p29
よく言われるのは、長い遠征で厭戦機運が高まっていたことが上げられますが、そりゃその通りでしょうね。しかもそこから先は、オリエントの商業ネットワークの外の世界、まさに未知の世界なわけですからね。行きたかないですよね。

でも、インダス川までやってきたわけですよ、ギリシャの兵隊たちが・・・。やってこられた側は、大恐慌をきたしたはずですね。その刺激があったからこそマウリヤ朝という統一王朝が生まれたんでしょうね。だから、これからインドにはルートが開けることになるわけです。

そんなわけで、未開の東方をアレクサンドロスが切り開いて、進んだギリシャの文化を伝えたんじゃないんですね。あれK樹サンドロス以前から東西の交流があり、当然のように東方の方がギリシャよりも豊かだったと・・・、そういうことのようですね。




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南蛮料理『日本の洋食』 青木ゆり子

参った、参った。『日本の洋食』っていう題名から、ついつい明治期に西洋文明が濁流のように押し寄せたとき、自分たちに食いやすいように作り直してお目見えした、“和洋折衷”の料理のことだとばかり思ってました。だから、最初からあんパンだの、すき焼きだのって話が始まるものとばかり思ってたんですね。

私の予想は見事に外れました。というよりも、“これらの洋食”たちのことが、見事に頭から抜け落ちていました。“これらの洋食”ってのは、大航海時代にスペインやポルトガルが日本に持ち込んだ料理。そう、《南蛮料理》たちのことですね。
日本に初めて西洋料理をもたらしたのは、ポルトガル人、スペイン人でした。種子島にポルトガル人が漂着した1543年から、江戸幕府がポルトガルとの関係を断絶した1639年までのたった100年足らずの間に、キリスト教の宣教を目的としたフランシスコ・ザビエルをはじめとする宣教師や商人が頻繁に九州やその周辺を訪れ、長崎を中心に天ぷらやカステラ、金平糖など、今なお残る「南蛮料理」「南蛮菓子」と呼ばれるさまざまな食べ物を日本に伝えました。

これらの食べ物を九州の人々は日本人好みに変えていき、やがて長い歳月をかけて日本の食べ物として定着させていったのです。
本書p32

ポルトガル人が種子島にやって来て鉄砲を伝えてますね。1543年は「以後、予算は鉄砲へ」って覚えました。

それにしても、どうも、その影響はかなり大きくて、私が考えていた範囲をはるかに凌駕するようです。

『日本の洋食』    青木ゆり子

ミネルヴァ書房  ¥ 2,160

カレーライスもスパゲッティナポリタンも日本の料理? では、とんかつは?
はじめに
1 日本料理と和食
2 牛肉を食べる
3 全国各地で発展した「日本の洋食」
4 パンもラーメンも日本の食文化


《揚げたり、ゆでたりした魚か肉を、タマネギなどの野菜を加えた酢や柑橘系の果物の汁につけた料理》って言ったら、やっぱり『南蛮漬け』ですよね。骨まで軟らかくなるほど揚げた小鯵の南蛮漬け。・・・私は大好きです。これは、地中海料理の『エスカベッシュ』というのがもとになってるんだそうです。最近では、宮崎の『チキン南蛮』が有名ですね。食ってみたいな。

味付きのころもで海老などを揚げるフリッターですが、これが天ぷらのもとになったのかというと、どうもそうも言いきれないみたいです。どうやら衣をつけた具を油で揚げる料理は、奈良・平安町からあったらしいんですね。“長崎天ぷら”という料理はフリッターそのものであるようですが。

でも日本では、さつま揚げやジャコ天みたいな、魚のすり身を油で揚げる料理も天ぷらって呼びますよね。これはどうも、フリッターからの流れかもしれませんね。

九州には『かしわ飯』という鶏肉の炊き込みご飯がありますが、ポルトガルにもそれがあって『アロス・デ・フランゴ』というんだそうです。

卵を食べる風習はポルトガル人が日本に伝えたもののようです。たまごを使ったお菓子の『ぼうろ』もそうだって。

同じように、小麦粉と卵を混ぜて油で揚げたお菓子がポルトガルにあるんですね。そのお菓子の名前が『フィリョース』っていうんだそうです。『フィリョース』ですよ、『フィリョース』。その方や大きさが、水けを絞った豆腐に野菜などを混ぜて成型して油で揚げたあの料理にそっくりなんですよ。

おそらく、その名前も『フィリョース』から取られたものでしょう。水けを絞った豆腐に野菜などを混ぜて成型して油で揚げたあの料理とは、そう、がんもどきの『飛竜頭』です。

ねっ。ビックリするほどポルトガル、スペインの料理が、日本にその足跡を残してますよね。慶長遣欧使節としてスペインに渡った人たちの子孫が、今でもかの地に残されていると言いますね。なんでも、日本という意味で「ハポン」と名のっているそうです。「ハポン」さんですね。足跡を残したこともお互いさまということでしょうか。

とりあえず、今後、飛竜頭を食う時は、帆船で荒海を越えたポルトガル人を思い出すことにしましょうか。





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『山の霊異記 ケルンは語らず』 安曇潤平

《鈴の音》っていう話がありましたね。最近の熊鈴はとてもよく響きますよね。ずいぶん遠くからでも聞こえるんですよね。あれ、・・・けっこう怖いです。

奥多摩を歩いている時、たしか高水山から岩茸石山に向かう途中、岩茸石山への登りが始まる鞍部のところで休憩していたんです。すると、チリーンという小さな鈴の音が聞こえてきて、誰かがこちらに向かってきているのが分かったんですね。これから始まる登り、実際に登ってみたらたいしたことなかったんですけど、この時はまだそれを知りませんでした。だから、先に行ってもらおうと思って、鈴の音の人がやって来るのを待ったんですね。

チリーン・チリーン

その音は確かにやって来ているんです。もう、ほら、その藪の後ろからその鈴をザックにつけた人がいまにも姿を現しそうなんです。なのに、来ない。

チリーン・チリーン

もう、この近さは異常。すでに姿が見えるところにその人はいるはず。

チリーン・チリーン

うわ~っと、叫びだしそうになる寸前、鈴の人は姿を現しました。「こんにちは」

ちょっと、いい音が遠くまで響きすぎです。



KADOKAWA  ¥ 1,404

山でしか起こり得ない人と人の出会い、生きる者と死者の思いをつなぐもの
埋まっていたもの戸惑いの結末
雪山の叫び幸せな背中
奥又白池の残影典子ちゃん
綱引き悪い人
鈴の音最後の日記
暴風雨美人霊の憂鬱
稚児落としケルンは語らず
三日月の仮面
不死身の男かくれんぼ
なんじゃもんじゃ仙気の湯
ブランコ


安曇潤平さんの本が大好きで、新しいのが出るのを楽しみにしています。

私も山に登りますが、だいたい一人です。土日の休日に行くなら、人があまり行かなそうなところを選びます。人気の山に登るなら、断然平日に休みを取って登ります。だから、自然と山の中を一人で歩いていることが多いです。一人で山の中を歩いていても、そんなときに安曇さんの本の話を思い出すことはほとんどありません。山と向き合って、自分と向き合って、ひたむきに歩いています。

でも、安曇ファンであるとかないとかに関係なく、突然、何か嫌な感じを抱くことはありますね。ついつい後ろを振り返って確認したくなるようなことが、やはりありますね。

おそらくそれは、場所によるんだと思っています。本当に何気ない道なんですけどね。私の領域の奥武蔵の中でいうと、鎌北湖の周辺の道で、宿谷滝から北向き地蔵の間の山の中の道です。ほんの15分ほどで通り抜けてしまうくらいの道ですが、ここ1年半のうちに3度通って、3度とも違和感を感じて振り返りました。3度も体験するとそれなりの理解も進んで、その場所のものはそう感じさせるだけで、それ以上に立ち入っては来ないような気がします。

いつもはそんな感じはない道でそうなることもありますが、時間帯や天候が関係しているんでしょうか。そんな嫌な感じが起こりやすい時間帯や天候があるんでしょうね。

私はまったく素質がないわけではないんです。私の祖母がカリスマ性の強い人で、私も祖母の近くに住んでいるときは、いろいろなものを感じました。祖母から離れて生活するようになってからは、それも20歳を過ぎてからは、ほとんど感じることもなくなりましたね。山に行ったときを除いてはね。

山に再び登れるようになったのは2016年に手術を受けてからですから、20数年間にわたって、そういうものとは無縁の生活を送ってきたんですね。そのせいでしょうね。一人で山を歩く緊張感がとても新鮮です。

山の中に、人の生活の跡を見つけることが良くあります。ここの人は、山から下りたんですね。墓もあります。おそらくもう、手を合わせに来る人もいないだろうと思えるものもありますね。だからといって、そういう場所だから何かを感じるというのとも違うような気がします。何か感じる場所っていうのは、なにか陰にこもってしまうような場所ということなんでしょうか。

《ケルンは語らず》と名づけられたこのシリーズも、面白く読ませていただきました。私として、『足』は怖かったですね。この話の舞台となった八峰キレット。若いころに越えましたが、キレット小屋についた時は、自然と涙が流れました。それから、『戸惑いの結末』ですね。やはりこの結末はとまどいます。この後どうしたのか、責任とって書いてほしかったですね。

どうぞ、山に向かう夜行列車の中で読まれてはいかがでしょうか。・・・その時は、窓に映る自分の顔を見てはいけません。




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結婚観『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

すげぇ。このルポの著者、わざわざ“中国”まで行って、婚活パーティに参加してますけど、大丈夫なんでしょうか。

実際には、それと同等か、もっとすごい体験をしてルポにまとめてるのがこの本なんですが、とりあえず、著者が婚活パーティに身をさらして探り出した“中国”の結婚事情を紹介しますね。

下に紹介した目次と合わせて、もし興味を持たれましたら、買って読んでみて下さいね。
この本の中にも紹介されているんですが、私も確か読んでるんです。“中国”の事情に詳しい、元産経新聞の福島香織さんが紹介してた中国人の結婚観。それによれば、彼らの結婚観は、圧倒的に“条件婚”なんだそうです。

・・・もちろん、それは相手に望む条件ですね。女性たちがの望む条件で上位に来るのは、収入、戸籍、学歴、身長あたりだそうです。・・・戸籍って何でしょう。それ以上の説明はないのでわかりませんが。とにかく、それらの諸条件をクリアしたうえで、結婚相手として意識するかどうかという問題になるんだそうです。つまり、条件を無視した恋愛感情というのはあり得ないと、そういうことのようなのです。

収入っていうのも問題ですね。凄い格差が広がってるみたいですからね。結局、自分の経済状態を基本にして、我慢できる範囲内であるかどうかということなんでしょうね。これはもう、聞くしかないんでしょうね。「どれくらいの年収をお望みですか?」

な~んか、いやだなぁ~・・・

結婚した夫婦は持ち家に住むべきだという価値観はいまだ強く、借家住まいの男に結婚する資格はないという風潮すらあるという。うちの娘夫婦は二人の子供を抱えて借家住まいですけどね。

“中国”のマンションは、そりゃ日本での価格よりも安いけど、中国人の収入を考えれば日本におけるよりもはるかに高額なんだそうです。・・・中国人も大変ですね。



小学館  ¥ 864

小学館ノンフィクション大賞で審査員一同を爆笑の渦に巻き込んだ異色の最終候補作
第1章  上海のすし屋でバイトしてみた
第2章  反日ドラマに日本兵役として出演してみた
第3章  パクリ遊園地で七人の小人と踊ってみた
第4章  婚活パーティで中国人女性とお見合いしてみた
第5章  高級ホストクラブで富豪を接客してみた
第6章  爆買いツアーのガイドをやってみた
第7章  留学生寮の管理人として働いてみた

以前、定時制高校と付き合いのあったころ、そこに通う中国人の高校生と興隆したことがあります。いろいろな話が聞けて、本当に面白かったんです。父親は哈爾浜にいて、母親と日本に来てたんですね。でもその母親には日本人の夫がいるというわけの分からない奴でした。

彼にはハルビンに姉がいるんです。「一人っ子政策じゃないの?」って聞いたら、「だから、僕しか生まれてないことになってる」って。なんか、おいしいものはいつも彼が食べて、お姉さんは後回しなんだそうです。とにかく一人っ子の男の子は大事にされ過ぎてるんで、適齢期になって、まわりがとても大変みたい。

どうも中国の女性が条件婚に走るのは、体面を重んじるっていう考え方が強いこともあるみたいですね。いずれにせよ中国人の結婚においては、日本人に比べて、概して相手を好きだから結婚するということ以外の要因、つまりは体面や生活レベルへのこだわりといった側面が、相対的に大きく働いていることは確かなようですね。

結局、著者の“中国”における婚活は失敗に終わりました。というよりも、彼自身、“中国”で生活していると交際相手や結婚相手に出会えないと考えるようになっていたということなんです。どうも原因は、婚活パーティで思い知らされた中国人特有の自己主張の強さや押しの強さにあるらしいんです。いや、それを受け入れられない著者にあったということでしょうか。

“中国”社会にどっぷりつかってこのルポを書いている著者ですらそうなんですからね。日本人男性の多くはそれを受け入れることは難しいんじゃないでしょうか。
『中国嫁日記』に出てくる月ちゃんは、特有の自己主張の強さ、押しの強さのない、めずらしいタイプの中国人なんでしょうか。はたまた、その夫で、『中国嫁日記』の作者である井上純一さんは、日本人離れをしたとてつもない忍耐力の持ち主なんでしょうか。




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『日本統治下の朝鮮』 木村光彦

1910年から1945年まで、帝国日本の植民地となった朝鮮。その統治は、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた。日本による統治に多くの問題があったのは確かである。だが、それは果たして「収奪」一色だったのか。その後の韓国の発展、北朝鮮の社会主義による国家建設との繋がりはないのかー。本書は、論点を経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く。

これが本書の謳い文句です。私、ずいぶん昔に、おんなじ題名の本を読んだことがあるんです。“あるはずだ”と思って、じつは昨日も押入れに潜ったんですね。でも、ありませんでした。

忘れてたんですが、昔に読んだ本は、ずいぶん捨てたんです。本を捨てたということに、どうのこうのと思われるかもしれませんが、現実的に置き場所がありませんからね。今の状況だって、集中豪雨後の河川みたいなもんで、どこか一箇所でも堤が切れれば元の状況に復旧するのは不可能。私は本を詰めた風呂敷をいくつか抱えて旅に出ることになるんです。

残念ながら見つからなかったおんなじ題名の本のことが、この本に書かれてました。《山辺健太郎著『日本統治下の朝鮮』》という本で、1971年に刊行されたものでした。

《この本は政治、経済の両面から朝鮮を論じたもので、名著とされ、今日まで読みつがれてきた(現在は品切れ)。著者の山辺は共産主義思想の持ち主で、戦時中は獄中にいた。戦後は日本共産党本部に勤務し、のち朝鮮に関する著述活動に従事した。この経歴が示唆するように、この本は終始、日本の朝鮮統治を激烈に批判している。批判の中にはもちろん、同意すべきものもある。とくに、朝鮮人の民族的尊厳をそこなう諸政策や一九四〇年台の総力戦遂行政策はそうであろう。しかしこの本は、山辺の思想にもとづく「はじめに結論ありき」の性格が強く、内容的に著しくバランスを欠く》

これは、今日ここで紹介している『日本統治下の朝鮮』 の著者である木村光彦さんの語るところです。おそらく私がそれを読んだのは、二十歳かそこら、学生時代のことだったと思います。そんな“バランスを欠く”内容を、冷静に感じ取ることさえ、当時の私にはできませんでした。


中央公論新社  ¥ 864

経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く
序章  韓国併合時ー一九一〇年代初期の状態とは
第一章  日本の統治政策ー財政の視点から
第二章  近代産業の発展ー非農業への急速な移行
第三章  「貧困化」説の検証
第四章  戦時経済の急展開ー日中戦争から帝国崩壊まで
第五章  北朝鮮・韓国への継承ー帝国の遺産
終章  朝鮮統治から日本はなにを得たのか


日本の左巻きの人は、なぜが朝鮮に入れあげる。若い頃の私も、頭が良さそうなふりを装って朝鮮に入れあげた。山辺健太郎さんという共産主義者同様、“著しくバランスを欠く”人間だったんですね。

今、紹介している『日本統治下の朝鮮』 の著者である木村光彦さんは、“著しくバランスを欠いた”山辺健太郎さんが書いた『日本統治下の朝鮮』 のようにではなく、共産主義的、または朝鮮に入れ込んだ反日的イデオロギーを排し、実証主義に徹した朝鮮論を世に出したいとのことだった。

読んで見れば、あまりにも冷静に書かれたその内容は、ほとんど政府刊行の“白書”に近いような気がします。そのくらい見事にイデオロギーを排して、残されているデータを徹底的に検証して、その上に書かれているからそう思うのでしょう。

その上で、もともと日本による朝鮮の領有は、ヨーロッパ諸国のそれのように経済的理由からなされたものではなく、“すぐれてせ政治的動機”に基づいて行われたものであると結論づけています。つまり、安全保障にあったということです。その点に関して、日本は、比較的に低コストで、安全保障を動機とする朝鮮の領有を達成したとしている。

あとは、アメリカに負けたりしなければ問題なかったわけですね。

私は、この木村光彦さんも、日本に厳しすぎると思います。極刑の課された日本を弁護するにおいて、“たとえ悪く見積もっても極刑には当たらない”と言いたいためでしょうか。

“日本による統治に多くの問題があったのは確かである”とおっしゃるが、では、問題のない植民地統治とはいったいなんだったのでしょうか。植民地支配そのものが悪であるとして思考を停止するなら、歴史の探求はなにも前には進みません。答えはないですね。日本は、かつてその答えを出そうとしていたのではないでしょうか。答えを出す前に、アメリカとの戦争に負けてしまいましたからね。




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『歴史講義 満洲事変』 倉山満

《日本の軍部独走・侵略史観に基づく悪玉扱い。逆にその反動としての「日本は悪くなかった」という日本小国史観。海外大国による外圧、陰謀史観は、満洲事変においてはすべて間違いです》

・・・、ということで始まる本なんです。鍵になる言葉は、“憲政の常道”。“憲政の常道”は英米との協調関係、つまりはワシントン体制が前提で、もちろんちょうど時期も重なります。そして、対英米協調関係と“憲政の常道”が崩れた時、日本は米英との対戦に突入していくのです。

これまで倉山さんの本は数多く読んできましたけど、実は“憲政史”の研究こそが倉山さんの本職で、“憲政の常道”をキーワードとするこの本こそ、倉山さんの“本気”なんだそうです。

“憲政の常道”が英米との協調関係を前提としている以上、イギリスやアメリカの研究を疎かにできるはずもなく、では中国は?ロシアは?フランスは?ドイツは?と、隣接分野に手を伸ばしているうちにバルカン半島にまで行き着いたということなんだそうです。

それが崩壊したことで米英との大戦への道を歩き出すという“憲政の常道”とは、総選挙により国民から選ばれた第一党が内閣を組織すること。憲政会と政友会の二大政党を前提に、第一党が内閣を組織し、第一党の内閣が失政により倒れた場合は野党第一党が首相を出して内閣を組織するという政治的慣例のこと。

1932年の五・一五事件で終焉した“憲政の常道”。その動揺が始まるのは、前年9月の満洲事変。満洲事変に至る日本に足りなかったものはなにか。満洲事変で動揺した“憲政の常道”を、その後の懸命な選択によって立て直すことは不可能だったのか。
倉山さんの本気を聞いてみましょう。




KKベストセラーズ  ¥ 1,399

いつの時代の話だ、まるで今の日本ではないか。そう思った方もいるかもしれません
 序章  満洲事変を正しく知って賢くなろう
第一章  満洲事変•前史1〜「平和ボケ」日本の幕開け〜
第二章  満洲事変•前史2〜ババをひく日本〜
第三章  満洲事変〜「憲政の常道」の終焉
第四章  満洲事変 その後〜不幸になっていく日本と世界〜


日本で教えられている歴史は、日露戦争後の日本が世界最強の、無敵な国であったことを教えていない。それどころの話じゃない。基本的には、アメリカがほどこしたウォー・ギルド・インフォメーション・プログラムは、いまだにそのまま。教育の世界では、公職追放でアメリカに追随した敗戦利得者とその後継者が、いまだに日本の歴史を書いていますからね。

日本は軍部独走によって朝鮮、中国を侵略しただけでは飽き足らず、アジアを支配下において各民族に隷属を強い、連合国にこてんぱんに打ちのめされた。軍部独走の背景には日本人の民族性があり、その背景に日本文化や歴史の特殊性がある。結局、日本人が、どうしようもなく悪いということになっている。

しかもその悪さは、時間を追うごとにどう仕様もないものとなり、「それでも日本人は戦争を選んだ」と、もはや日本人はいない方がいいんじゃないかというところまで行っている。・・・あ~あ。

その反動としての「日本は悪くなかった」も、面倒だ。「悪くなかった」はずがない。なにしろ、大日本帝国という国が消滅したんですからね。どれだけの日本人が絶望の果に血の涙を流したか。ロシアの暴虐のもとで死んでいったか。世界最強、無敵の国家が、なぜそのような羽目になったのか。

「ソ連も、アメリカも、大英帝国も手を出せない」くらいに強かった日本が、アジアだけでなく、世界情勢にまで責任ある地位にあった大日本帝国が、なぜ消えてなくなったのか。

倉山さんが言うんです。「それは頭が悪かったからに他ならない」って。「この問から逃げている限りは」、私たち日本人は影響に敗戦国のままだって。

たしかにそうですよね。自分たちで第二次世界大戦に関する検証ってのが、全くしてないわけですからね。まずは、それをやる。それをやりもしないで、一歩も前に進めるはずは、・・・。



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テーマ : 本の紹介
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『深夜食堂19』 安倍夜郎

特に個人的な付き合いがあったわけじゃない。ぶつかりあうこともあったし、酒を酌み交わすこともあったけど、仕事上のことを除けば、利害関係もない。職場が変われば付き合う必要もないし、事実そうしてきた。だけど、なぜか気になる人物で、うわさにその名前を聞けば、ついつい微笑んでしまったり、眉をひそめたりすることもあった。

だけど、今回の話は、うわさじゃなかった。「奥さんが死んだって。朝起きたら、もう冷たくなってたって・・・。」

彼の奥さんが亡くなったという話だった。その時、私にはその話は伝わってこなかった。そういう付き合い方しかしてなかったからね。でも、その時の彼の様子が目に浮かぶ。肩を落とし事なんかない彼の、肩を落とした姿が目に浮かんで、やりきれない。
マスターの作る深夜メシは、どこからつまんでもついつい酒が飲みたくなる美味いモノばかり。今宵も「めしや」のカウンターには人生の喜びを、寂しさを、恥を・・・ポツ、ポツと語るお客がやって来る。

夜の長さを、美味しい料理と一緒に心地よく楽しみながら、彼らの語る人生に耳を傾けてみませんか?

ずい分前のことだけど、私にもそうに思える店があって、週に一度くらいのペースで通ってた。大体は仲間と一緒で、私が起こした自動車事故の後始末の相談に乗ってもらったことがあったなぁ。相手があちらの世界の方でね。大変だった。いつの間にか行かなくなっちゃったな。マスター自身にもいろいろな問題が発生してね。そりゃ、誰だって、いろいろなことがあるからね。


小学館  ¥ 823

泣き・笑い・美味いが詰まった深夜メシ!!  新宿ゴールデン街の片隅にある小さな「めしや」
第254夜  卵かけごはん
第255夜  芽キャベツの素揚げ
第256夜  味噌バターラーメン
第257夜  小松菜と油揚げの炒め煮
第258夜  焼きそばパン
第259夜  納豆入り卵焼き
第260夜  タコキムチ
第261夜  ネギ塩ポークソテー
第262夜  ポテトチップス
第263夜  バンバンジー
第264夜  ミックスフライ
第265夜  パクチー
第266夜  肉巻き谷中しょうが
第267夜  冷やし茶漬け


『深夜食堂』も19巻を数えるようになると、さすがに共感できるメニューも多くはなくなってくる。最初の頃は、まずまず、どのメニューにもそれなりの入れ込みはできたんですけどね。

《第254夜 卵かけごはん》の陶子ちゃんは、しょうゆの代わりに“煎り酒”をかけて食べるって変わり種。でも私にとって生卵といえば、野球の試合に出かける時、祖母が鳥小屋からとってきたばかりの卵の角を上手に割って、しょうゆを注いで飲ませてくれた、あのときの生卵。《第256夜 味噌バターラーメン》に出てくるインスタントラーメンは、思い出のサッポロ一番みそラーメン。残念なんだけど、私の思い出のふくろ麺は、なんと言ってもチャルメラなんですよね。《第258夜 焼きそばパン》は分からないではないけど、買食いできるような金は持ってなかったからね。小学校の時、先生にお使いの駄賃代わりに食わせてもらったハムカツパンなんです。

ったく、わずかな違いをあげつらっちゃいけませんね。そのへんは「広い心で受けとまなきゃ」とは思うものの、こと食い物の思い出となると、脳の片隅に残るその時の香りに味が・・・。祖母や、母や、先生の面影と一緒に・・・。

な~んだ。考えてみれば、ちゃんと思い出している私でした。

人間が生きてりゃ、人情話はどこにでも転がっているかもしれませんけど、やっぱり、なんと言ってもこの漫画は『深夜食堂』ですからね。食い物が絡んでくれなきゃ、とっつきづらいし、きれいに収まりを付けられない。

とっつきと収まりを考えるなら、この19巻の中では、《第265夜 パクチー》は、珠玉と言っていいでしょうね。

・・・パクチー?  食ったことがありませんでした。
どうしたって、死ぬまでは生きなきゃならないんだからね。次に話を聞く時は、人を跳ね飛ばしながら突っ走る、そんな彼本来のうわさであって欲しいな。




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2018年5月 『スプートニク』に登場する北方領土

2018年 《スプートニク》に登場する北方領土


5月10日
日本、南クリルへの日本語講師の派遣中止
https://jp.sputniknews.com/japan/201805104865176/
日本語講師は今年、ビザなし交流で南クリル(北方領土)を訪れることができない。日本の外務省は強い懸念を表明した。同省がスプートニクに伝えた。

5月11日
今年初のビザなし交流日本人代表団がシコタン島に向けて出発
https://jp.sputniknews.com/russia/201805114868162/
2018年の第1回目のビザなし交流の日本人代表団がシコタン島に向けて出発した。60名からなる代表団はシコタン島に向かうため、根室港からエトピリカ号に乗船し、出発している。一行の滞在は5月14日まで。

5月16日
安倍首相、露との領土問題解決に「全力」
https://jp.sputniknews.com/japan/201805164883317/
日本の安倍首相は16日、5月下旬に予定される露日首脳会談に関連して、「北方領土問題の解決に全力を尽くしたい」と述べた。産経新聞が伝えた。

5月17日
自民党、クリルに隣接する北海道の地域発展のための法改正を準備
https://jp.sputniknews.com/japan/201805174886145/
自民党は、南クリルでのロシアとの共同経済活動計画に関連し、根室市を含む北海道の市や町の経済発展を促進するための法律を改正する可能性を検討している。16日、共同通信が報じた。

5月24日
露大統領補佐官:平和条約締結のためには、日本は南クリルのロシアへの移行の合法性を認めなければならない
https://jp.sputniknews.com/politics/201805244908372/
日本とロシアの平和条約では、第二次世界大戦の結果と、南クリルのロシア連邦への移行の合法性を日本が認めることが記されなければならない。ロシアのウシャコフ大統領補佐官が記者団に発表した。

5月26日
安倍首相、クリル諸島が対立の象徴から協力の象徴に変わること期待
https://jp.sputniknews.com/japan/201805254916948/
安倍首相はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの本会議で演説し、日露関係の様々な側面に言及した。

5月26日
首相、ロとの平和条約締結へ意欲 「両国間に永続的平和と安定を」
https://jp.sputniknews.com/japan/201805264918431/
ロシア訪問中の安倍晋三首相は25日午後(日本時間同日夜)、サンクトペテルブルクでの国際経済フォーラムで演説し、自身とロシアのプーチン大統領との信頼関係強化を通じた平和条約締結に意欲を示した。「私たちは歴史の潮目に立っており、なすべき努力ははっきりしている。平和条約を締結し、両国間に永続的な平和と安定を築き上げる」と述べた。

5月26日
プーチン大統領 何が日本との平和条約締結を促すかを語る
https://jp.sputniknews.com/politics/201805264918956/
プーチン大統領は日本との平和条約について、締結は南クリル諸島での共同経済活動および二国間関係の発展を通して可能になるという考えを示した。

5月27日
プーチン大統領 安倍首相との会談を評価
https://jp.sputniknews.com/politics/201805274922828/
プーチン大統領は安倍首相との会談を実務的かつ建設的なものであったと指摘した。安倍首相は次回のプーチン大統領との会談は9月、ウラジオストクで行われることを明らかにしている。

5月29日
広島と長崎への原爆投下に法的評価が必要=ロシア歴史協会会長
https://jp.sputniknews.com/russia/201805294932306/
米国が1945年、広島と長崎に原子爆弾を投下したことは法的評価を与える必要があると、ロシア歴史協会の会長であるロシア対外情報庁のセルゲイ・ナルイシキン長官が発表した。

あらあら、いい気なもんだなぁ。いやいや、最後に取り上げたロシアの歴史協会の会長さんですけどね。露日関係史に関する円卓会議で、「アメリカが広島と長崎に原子爆弾を投下したことは法的評価を与える必要がある」とかなんとか語ったらしいです。ふざけやがって、よくそんなことが言えたもんだよな。自分たちの都合に合わせて戦争の一コマだけを取り上げやがって、法的評価を加えなきゃならないものは、他にもたくさんあるだろう。

日本は、本当に、完全に舐められてるんですね。ああ、悔しい。




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古代史は謎だらけだといわれる。
なぜか――。
理由ははっきりしている。
壮大に仕掛けられた
古代史の「罠」=『日本書紀』に
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































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